じじぃの「太平島・中国・習近平が台湾の小島を奪う日・2022年Xデー?台湾VS中国」

台湾支配の太平島初公開 サンゴ囲む緊張の要衝

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_wRzQDFUw-g

台湾、実効支配の島で訓練

2019/5/21 西日本新聞me
台湾独立志向の民主進歩党民進党)の蔡英文政権は21日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島内最大で台湾が実効支配する太平島で、海岸巡防署の艦船による海難救助や医療チームの負傷者治療の訓練を実施、内外メディアに公開した。
太平島に軍事施設は設置されていない。
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/511837/

『台湾VS中国 謀略の100年史』

近藤大介/著 ビジネス社 2021年発行

第9章 蔡英文 VS習近平 2016年~2021年 より

台湾の全面的な統一を半ば諦めた共産党

2020年は、1月に武漢新型コロナウイルスパンデミックが起こり、その後周知のように世界中に拡散していきました。そんな中で台湾では「脱中国」が加速しました。
蔡英文政権にとって、2020年は、「100年に一度」とも言える当たり年でした。人間でも一生のうちで、万事うまくいく時期があるものですが、2020年の蔡英文政権がまさにそれにあたりました。
1月には817万票も取って総統の再選を決め、世界中がコロナ・パニックに陥ったというのに、台湾はまるで他人事のようでした。
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それでは今後、強引に武力統一を進めていくのでしょうか? 私はそれも現実問題として難しいと思います。なぜなら、もし武力統一を強行しようとすると、アメリカ軍と全面衝突になるリスクがあるからです。米中両軍が台湾海峡で激突した場合、そこそこの勝負になるかもしれませんが、中国側の政治的、経済的損失は計り知れません。何と言っても戦場は「アメリカの近く」ではなく「中国の近く」なのです。

比較的奪取しやすい「小島」に狙いを定める

それならば、このまま降着状態が続いていくのか? それも、今度は習近平政権が持たなくなると思います。2022年秋の第20回共産党大会で「3期目5年」を継続していく時の正統性は、前述の通り「台湾統一の実現」です。ではいつまでに行うかと言えば、すでに習総書記は、「2027年の人民解放軍100周年までに強軍の目標を達成する」と言明しているので、「3期目5年」が終わる2027年が、1つの目安となります。
習近平総書記のこの9年近い執政を見ていると、参考にしていると思える政治家が2人います。1人は崇拝してやまない毛沢東主席で、毛沢東がやり残した最大の事業が、台湾の統一です。「毛沢東の後継者」を自任する習近平主席は、「毛沢東の遺訓」である台湾統一を、常に胸に刻んでいるはずです。中華人民共和国憲法は、前文でこう謳っています。
「台湾は中華人民共和国の神聖なる領土の一部分である。祖国統一の大業を完成させることは、台湾同胞を含めた全中国人民の神聖なる責務である」
習近平は、2012年11月に共産党総書記に就任して以来、行ってきた多くのスピーチで、この憲法前文の言葉を引用しています。また、他国の国家元首らと首脳会談を行う際にも、必ず「台湾は中国の不可分の領土」と言明し、共同声明などでも明記しています。「台湾を統一して毛沢東の霊前に報告したい」という気持ちが強いはずです。
習主席が参考にしているもう1人は、現役の政治家の中で唯一、敬意を抱いているロシアのウラジーミル・プーチン大統領です。プーチン大統領は、2014年3月にソチ冬季オリンピックを終えると、間髪置かずにクリミア半島を奪取しました。ウクライナ全土を領土に収めず、クリミア半島だけを奪ったところがポイントです。欧米のNATO北大西洋条約機構)軍が介入してこない「ギリギリの線」を計算して軍を動かしたのです。
同様に中国も、2022年2月から3月にかけて北京冬季オリンピックパラリンピックを控えています。そのためこのイベントの終了直後から、台湾海峡の波は高くなります。

とはいえ、前述のように台湾島においそれと攻め入るわけにはいきません。そのため、当面のターゲットを比較的奪取しやすい台湾が実効支配している「小島」に定めてくるのではないでしょうか。中でも1番リスクが高いのが、太平島です。

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2021年8月15日の「カブール陥落」を目撃した後、アメリカの介入なく「台湾の小島」を獲ることは十分可能だと、中国は考え始めているはずです。また獲得した時が、米中のパワーが逆転する瞬間だとも人民解放軍は思っています。
2012年4月から6月にかけて、それまでフィリピンが実効支配していたスカボロー礁黄岩島)を、中国が強引に自国の実効支配に変えました。この時、私は北京に住んでいましたが、中国人の熱狂ぶりに驚きました。ただ1つの「小岩」を奪うことが、これほど国民の心を興奮させるとは思いもよりませんでした。

そのため、もしも近未来に人民解放軍が太平島を奪えば、習近平主席の長期政権は盤石なものになるでしょう。

プーチン大統領も、2014年にクリミア半島を奪って以降、長期政権を築いています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
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