じじぃの「カギとなるプラットフォーマー・都市のゼロエミッション!資源争奪の世界史」

Toyota bZ| BEVプラットフォーム | Toyota

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YVr23U9OQTk

トヨタはどこを目指して、何をしようとしているのか

トヨタが製造業ではなくなる!? 5年後、10年後の姿とは?

ベストカー
●「モビリティ」は機械にあらず、情報収集の仕組みだ
トヨタが近い将来、ビジネスの基盤をオートモービルから「モビリティ」へ転換するという。それは大まかな事業方針ではない。
より具体的に、より早く実現することを目指している。トヨタがいうモビリティとはどのような乗り物なのか。それはEVや自動運転車のことなのか。
トヨタはどこを目指して、何をしようとしているのか。
https://bestcarweb.jp/feature/column/2768

プラットフォーム

コトバンク より
土台となっているもののことです。
「環境」と言い換えてもかまいません。例えば「ウィンドウズ・プラットフォーム」なら「ウィンドウズ環境」とほぼ同じ意味で、ウィンドウズの動いている(動く)パソコンを指します。

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『資源争奪の世界史』

平沼光/著 日本経済新聞出版 2021年発行

第5章 エネルギー転換が生み出すエネルギーの新潮流

カギとなるプラットフォーマーによる街づくり

データとICT(通信技術を活用したコミュニケーション)でエネルギービジネスに進出するプラットフォーマーであるが、今後はどのような形で影響力を強めていくのであろうか。
そのカギとなるのが、プラットフォーマーによる街づくりである。
街づくりといってもゼネコンが行うビル建設といったような土木建築事業ではない。プラットフォーマーが手掛けるのはスマートシティの構築である。
現在、世界のCO2排出量の約70%を都市が占めていることから、都市のゼロエミッション化は急務となっている。
そのため、再生可能エネルギーの活用、スマートメーターによる省エネ高効率化、EV普及自動運転、ライドシェアリング等によるCO2削減を都市単位で実現するスマートシティの構築が求められている。
スマートシティはICTを活用し、再生可能エネルギー発電所、住居、オフィスビル、交通インフラなど都市を構成するあらゆる要素をIoTでつなぎ、人の移動やエネルギー需要動向、交通状態などの都市データを集め、それを解析することでゼロエミッションを実現する最適なエネルギー環境を構築するものである。
もちろん、都市のあらゆる要素がつながることから、エネルギーだけではなく行政サービスや医療サービス、そして娯楽などにおいても混雑の解消や手続きの簡易化などが図られ最適な住環境が提供されるもので、スマートシティの構築はまさにデータとICTを駆使するプラットフォーマーの土俵なのである。
こうしたスマートシティづくりをどこかの都市で成功させれば、その都市で得られたデータフォーマットは他の都市でも応用ができる。
スマートシティづくりに成功したプラットフォーマーは、そのデータフォーマットを応用して、あたかもオセロゲームの石を黒から白にひっくり返すように次々と他の都市をスマートシティ化することが理論的に可能となる。
そうなると、世界の資源エネルギーのトレンドはスマートシティを中心に形成されることになり、データとICTというスマートシティを構築する力を持ったプラットフォーマーが、かつて石油を牛耳ったセブンシスターズのように絵界の資源エネルギー動向を左右する大きな影響力を持つようになるのだ。

グーグル、トヨタ、スマートシティ覇権の行方

スマートシティを構築するプラットフォーマーの活動は既に始まっている。
2017年10月17日、グーグルの兄弟会社であるサイドウォークはカナダのトロント市東部のウォーターフロント地域にICTを駆使したスマートシティをつくるプロジェクト「サイドウォーク・トロント(Sidewalk Toronto)」の実施を公表。
プロジェクトは、オンタリオ湖沿いの約4万8500m2の土地にサイドウォーク
の主導で未来型の街づくりを進めるもので、同社は開発初期段階の資金として5000万ドル(約56億円)を拠出するとともに、グーグルも当該地域にカナダ本社を設ける計画であった。
サイドウォーク・トロントでは、温室効果ガスの89%削減を目標に、太陽光発電を活用するIoE(あらゆるものがインターネットに接続されること)、パッシブハウスと呼ばれる気密性の高いエネルギー高効率建物、ビルや下水からの排熱や地熱を利用した熱供給システム、リサイクル率を高める廃棄物チェーンなどの導入を計画していた。
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日本では、2020年1月6日にトヨタ自動車が2020年末に閉鎖したトヨタ自動車東日本の東富士工場の跡地(静岡県裾野市)を利用して「Woven City(ウーブン・シティ)」と名付けたスマートシティを構築することを公表している。
これは、トヨタと日本のプラットフォーマーと言えるNTTとのスマートシティビジネスの事業化に向けた業務資本提携により実施されるものだ。
敷地面積は約71万m2で着工は2021年2月、初期はトヨタの従業員や関係者ら約2000人の居住を見込んでいる。
トヨタの得意とする次世代型のモビリティの導入はもちろんのこと、都市に必要なエネルギーは、水素を利用した燃料電池で発電するほか、住宅や商業施設には、太陽光発電を設置するなど、環境に配慮した省エネ高効率の街づくりを進めることが計画されている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、ケヴィン・ケリー著『5000日後の世界』という本を読んだ。

プラットフォームが次の経済のカギを握る。

私もまだそれがどんなものになるのかわかりませんが、資本主義の未来はプラットフォームの進化次第だと思うのです。

この本によれば、プラットフォームは例として、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾ)のことだという。
昔は検索機能は図書館がその機能を果たしていたが、現在ではグーグルがその機能を果たしている。
今後、自動車のプラットフォームは、ガソリン車なのか、電気自動車(EV)なのか、水素自動車(燃料電池自動車、FCV)なのか。
トヨタの戦略では、今はそれを1つに決める段階ではないらしい。
まあ、21世紀の自動車のプラットフォームは「水素」のような気がする。
フェイスブックは10月28日、社名を「Meta(メタ)」に変更したと発表した)