じじぃの「第4次産業革命の衝撃・米IT巨人にどう挑む!プライムニュース」

Toyota e-Palette Concept - CES 2018 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XbL33BKReHE

豊田章男社長の決意:モビリティサービス(e-Palette Concept) 01/10/2018 Nobuyuki Kokai Blog
2018年1月8日、トヨタ自動車TOYOTA)はCES 2018でビジネス戦略の方向転換を鮮明に打ち出しました。
豊田章男社長はキーノートに登壇して「モビリティ・サービス企業を目指す」と言明するとともに、自動運転技術を活用したモビリティ・サービス専用次世代EV「e-Palette Concept」を公開しました。低床・箱型のバリアフリーデザインによるフラットかつ広大な空間に、ライドシェアリング仕様、ホテル仕様、リテールショップ仕様といったサービスパートナーの用途に応じた設備を搭載します。
https://kokai.jp/2018/01/10/%E8%B1%8A%E7%94%B0%E7%AB%A0%E7%94%B7%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%AE%E6%B1%BA%E6%84%8F%EF%BC%9A%E3%83%A2%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%EF%BC%88e-palette-concept/
プライムニュース 「第4次産業革命の衝撃 米IT巨人にどう挑む 日本企業の勝機と戦略」 2018年2月22日 BSフジ
【キャスター】松村未央、反町理 【ゲスト】平井卓也自由民主党IT戦略特命委員長 衆議院議員)、村上憲郎(元グーグル米国法人副社長兼日本法人社長)、夏野剛慶應義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授)、小林亮(浜野製作所営業企画部副部長)18世紀後半の蒸気機関による第1次産業革命。20世紀初頭の電力を利用した大量生産による第2次産業革命。さらに、電子工学などによるオートメーション化を実現した第3次産業革命。そして今、4度目の産業革命が起ころうとしている。中心はAIやIoTなどの技術革新。その経済効果は政府試算で実に132兆円に上る。
しかし、こうした技術革新はグーグルやアマゾンなど、アメリカ「IT巨人」が主導権を握り、日本勢は後塵を拝している。
日本企業に勝機はあるのか? 変革の波は、日本の産業構造と日本人の働き方、私たちの暮らしをどう変えるのか?
●「第4次産業革命」の衝撃 日本が生き抜く“カギ”は
第1次産業革命・・・18世紀〜19世紀初頭、蒸気機関の発明により軽工業を中心に発展し機械化の幕開けとなった
第2次産業革命・・・19世紀後半、電力や石油などを原動力に重工業が発展し大量生産、大量消費のビジネスモデルは始まった
第3次産業革命・・・20世紀後半、コンピューターの登場でデジタルな世界が開花。産業用ロボットによる生産の自動化、合理化は製造業の生産性を大きく恒常化させた
第4次産業革命・・・今、世界ではAIやIoTなど新たな産業革命が起きようとしている
そのカギとなるのが人間に代わって認識や判断をコンピューターが担う人工知能(AI)と自動車や医療機器、家電製品までもがインターネットとつながるIoTを生かした技術革新。
その経済効果は政府の資産で132兆円。
安倍首相は「世界に台頭しつつあるロボット、IoT、人工知能など第4次産業革命イノベーションを我が国が力強くリードしていく」と述べた。
村上憲郎、「インターネットを日本社会に入れていく時に、世間とその軋轢をどううまくさばいていくかということにエネルギーを費やさざるを得なかった。日本では既得権益を持った連中の抵抗があった」
平井卓也、「グーグル・アストロテラー博士に話を聞いた時に『許可を求めるよりは、やって謝った方がいいんだ。日本は事前にお伺いを立てて安全なところでプロジェクトを進めていく』と言った。日本は政治も経済界もみんなそうだ。米国はとりあえず、やっちゃおうという人たちを認める社会だ」
夏野剛、「高度成長期はベンチマークがあった。米国など先進国のやっていることをやっていた。最初から創造するというより、原型があったものをより安く、小さくやってきたというだけだ」
●「第4次産業革命」の衝撃 日本が生き抜くカギは
村上憲郎、「オンラインの人たちがオフラインに出てくる、インターネットの覇者がリアルワールドに触手を伸ばしてくる流れの中でAIスピーカースマートホームスマートハウスの要になるテクノロジー
小林亮、「一品をオリジナルで作るのはとても高い。インターネットでAIやIoTを使って部品を作るということが、本当に実現できるのか」
夏野剛、「マーケティングとかを含めてものを作る時代。大事なのは、製造業という言葉を使っていることがもう時代遅れだ。たとえば、このスマホ。これはハードですか。スマホの価値はインターネットを使ったソフトにある」
1月9日の家電見本市CES2018で、トヨタ自動車豊田章男社長は「クルマ社会を超え、人々の移動を助けるモビリティカンパニーへと変革することを決意した。自動運転やカーシェアリングなどモビリティサービスのプラットフォームを作る会社にもなりたい」と語った。
平井卓也、「章男さんが言うのをわかりやすく言うと、トヨタがグーグルになりたいという話です」
村上憲郎、「トヨタ社長が言ったのは、今までは車体を売っているという考え方、引き続き車は作り続けるが、移動、モビリティを提供する会社にシフトしなければならないと」
平井卓也、「自動運転は米国でグーグルもやっているが、セキュリティーの高いプラットフォームを作ったら全世界取れるのではないかと」
●「第4次産業革命」の衝撃 日本企業の勝機と戦略
第4次産業革命に対する企業の期待感。
日本30.8%、米国63.5%、英国70.1%、ドイツ76.3%。
平井卓也、「地方はサービス業が元気にならないと。大きな工場がない地域の方が多い。底上げはITが手っ取り早い」
村上憲郎、「20年前に訪れたチャンスが再来している、恐れずにチャレンジしてほしい」
夏野剛、「40〜60代の人にもチャンスと思ってほしい。プログラミングできない人もビジネスモデルを作れる」
平井卓也、「セーフティネットがないかというと、日本は頑張らなくても生きていけるというベースはある。走らない自由も必要だが走る人にチャンスは必要。民生委員のデジタルサポートできる人を配置しようとITが使えないから取り残される人を無くすことも1つのセーフティネット
●「第4次産業革命」の衝撃 “AI・IoT”で雇用は
オックスフォード大学オズボーン准教授論文。
「AIやロボットなどに代わる可能性の高い職業」一覧。
村上憲郎、「この一覧以上のアッというようなことが起こるのではないか」
夏野剛、「農業時代では生産性が低いのでみんなが働いた。ところが農業技術が発展すると一気に1割の人が作ればみんなが食える状態になった。もの作りでも最初はみんなで作った。これも1割の人が作ればみんなの道具が作れるようになった。今度は情報革命が出てきた。1番典型的なのはディズニーランドです。つまり遊ぶことが仕事になってきている。誰が来ても同じ対応をする、個別にカスタマイズしてはいけない“つまらない”仕事がどんどんAIに取って代わられる。楽しい仕事だけが残っていく」
村上憲郎、「その予測すら、エッという風なことが起こると思う。予測が出来ない可能性を秘めている。最後までAIで対応できない仕事はないだろう」
夏野剛、「レジャー産業は遊ぶこと。7割のサービス業のほとんどはこちら側から見れば遊びかもしれない。それがもっと比率が上がっていくのは非常に自然な考え方ではないか」
小林亮、「人間が本質的にやるべきことは何なのか。わたしにも分からない」
夏野剛、「創造(クリエーション)はAIにはかなり難易度が高い。AIは存在していないのには弱い」
平井卓也、「人口が減って働く人が足りないので職業が不足すると心配する必要はない。仕事は与えられるものではなくこれからは作っていくものと思う。そういう意味ではチャンスはある。日本は完全雇用に近い状況だから仕事がなくなる心配をする段階ではない」
提言 「第4次産業革命 日本企業が生きる道」
村上憲郎 「禁止することを禁止する」
 私はこれから若い人たちに期待している。その若い人たちがとんでもないことをしたときに、叱ったり止めたりしないでほしい。
夏野剛 「二つの創造と想像を社会の規範に」
 創造(クリエーション)と想像(イマジネーション)はAIに絶対できないこと。お花畑、これはAIにはできない。人間はここに特化してもらいたい。
小林亮 「×異〇〇」
 掛ける〇〇。〇〇はAIでも何でもいい。異業種を取り込むことによって、新しい産業を生み出していく。
平井卓也 「迷わず前へ」
 こういう局面はとりあえず前にいく。前に行く人たちにとって障害にならないようにシステムを作っていく。デジタル社会は地方にとってもチャンス。変化をチャンスととらえる。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d180222_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d180222_1