[地球のミライ] ゆがんだ食料システム | NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」飽食の悪夢~水・食料クライシス~
Sustainability: Water - The Ogallala Aquifer
微生物の世界から農業を科学する
微生物の世界から農業を科学する 「土壌づくりのサイエンス」の要約
2020年03月11日 循環する地域づくり研究所
●微生物が土壌中で担う役割と働き
さて、ここで微生物が土壌中で担う役割について確認しておきます。
有機物を分解し、それによって植物への栄養を供給します。また生物的窒素固定の役割を担い、ミミズなどの土壌動物と協働して土壌物理性の改善を図り、植物成長促進物質の供給も行います。さらに病害虫からの保護も行っているのです。さらに微生物について詳しく眺めてみましょう。微生物には、主に細菌類、糸状菌、藻類等があります。
細菌類は、土壌微生物の中で、最も小さく、種類が多いのです。細菌類は、炭素、窒素、リンの循環に大きな役割を果たしており、農産物の成長に大きな役割を果たしている窒素の循環においては、動物の排泄物や遺骸などを様々な土壌動物や微生物が有機態窒素へと分解し、さらにそれをアンモニア化細菌、硝酸化細薗などが連携して、作物が吸収できる無機態の窒素へと分解しているのだそうです。
https://blog.canpan.info/junkansurutiiki/archive/84
NHKスペシャル 「2030 未来への分岐点」飽食の悪夢~水・食料クライシス~
2021年1月9日 NHK BS1
【出演】森七菜、国谷裕子 【朗読】中村蒼 【語り】井上裕貴
先進国の食への飽くなき欲望が、世界中に「飢餓のパンデミック」を拡大させている。
日本で1年間に出される食品廃棄物を世界に分配すれば、飢餓問題の多くを解決すると言われるほどだ。
富めるもの、富めないものを分ける現在の食料システムを2030年までに改善できなければ、その先の未来に待ち受けるのは「破滅」という悪夢であると研究者たちは指摘する。俳優の森七菜さんが2050年の日本で直面するものとは…。
第2次大戦後、世界中で消費量が拡大し続けている肉。
その需要を支えるアメリカ中西部、カンザス州の畜産場です。
650万頭に及ぶ大量の食肉牛が育てられ年間280万トンを生産しています。
牛のエサとして与えられているのは大量のトウモロコシ。
牧草に比べ経済効率が高く肉の大量生産が可能になります。
牛肉1kgの生産には6kgから20kgの穀物が必要だといわれています。
世界の食肉生産量は2億5,000万トン。
それを賄うために世界で生産される穀物の実に3分の1が使われています。
穀物を育てるために必要になるのが膨大な水です。
しかし今、穀倉地帯の大地に不気味な異変が起きています。
カンザス州の広大な穀倉地帯。
円い部分は全てトウモロコシ畑です。
この地域は地下水に頼って家畜に与える大量のトウモロコシを生産してきました。
この一帯はオガララ帯水層と呼ばれる地下水が唯一の水源です。
しかし、近年その帯水層の枯渇が進んでいます。
この日は、地下水保全を専門とする州の担当者が調査に訪れていました。
今こうした地下水の枯渇は全世界に広がっていることが最新の研究で明らかになってきました。
https://tvpalog.blog.fc2.com/blog-entry-17318.html
じじぃの日記。
再放送だったが、NHK BS1 「2030 未来への分岐点 飽食の悪夢 ~水・食料クライシス~」を観た。
「その需要を支えるアメリカ中西部、カンザス州の畜産場です。650万頭に及ぶ大量の食肉牛が育てられ年間280万トンを生産しています。牛のエサとして与えられているのは大量のトウモロコシ」
地球の表層土壌は数十センチ。
無機物、有機物、微生物及び動植物は表層土壌を媒介として循環しています。
現在、世界人口は77億人。
77億の人口を支えているのは、わずか数十センチの表層土壌なのだそうです。
この表層土壌が地球温暖化、地下水の枯渇などで荒地化しているのだそうです。
どこか、おかしいですよね。