じじぃの「いかに生きるか・利他の精神・ヨコの関係を見直してコロナうつを撃退!倫風」

Self care through Coronavirus

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=19haDtcTk7s

『倫風』 2021年6月号

実践倫理宏正会

鎌田實の「人生を味わい尽くせ!」 ”ヨコの関係”を見直して「コロナうつ」を撃退! より

”久しぶり”の人に声をかけよう

「コロナうつ」の人が増えています。国立成育医療研究センターの調査では、高校生の30パーセント、中学生の24パーセント、小学生の15パーセントにうつ症状が見られます。さらに保護者の約3割も、うつ状態にあったのです。驚くべき数字です。
コロナの後遺症というケースもありますが、体に問題がなくとも、経済的、社会的に先が見えない不安が、心に大きく影を落としているようです。
「3密」を避け、ソーシャルディスタンスなどの「新しい日常」が広まる中で、仕事や学校の多くがオンラインになりました。仕事の場合は、実際に顔を合わすことがなくても、タテの人間関係は維持されています。しかし壊れかけているのが”ヨコの関係”。例えば職場でも、仕事に直結しない先輩・後輩の関係や、趣味のサークル、あるいは友人と会うのは不要不急とされ、自粛を求められます。それがうつ症状の引き金になったりしているのです。
こんな状況の時には、ヨコの関係を見直ししてみたらどうでしょう。「最近、連絡を取ってないなあ」と思ったら、自ら友人や仲間に連絡をして、「元気?」「大丈夫?」と声をかける。そうすると声をかけられた人は喜びます。でもそれ以上に、声をかけたほうがパワーをもらうことができるのです。
オキシトシン」という脳内伝達物質があります。例えばお孫さんをハグしたり、他人とスキンシップをとったり、ペットを撫(な)でたりすると分泌されるので「愛情ホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれます。
今、コロナ禍(か)によって、なかなかそのチャンスがありません。でも、「誰かのため」に行動するとオキシトシンが分泌されるので、必ずしも肉体的な接触でなくてもよいのです。利己的よりも利他的な行為をしたほうが幸福感を感じるのはこのためですし、それが自分のためにもなることを、人間は本能的に悟っているのです。

他人を幸せにすれば、自分が幸せになれる

ダーウィンは、「人間という生き物は自分の命を守らなければならないから利己的になる。だけどすべてに利己的に行きている集団は、絶滅していった」と語っています。人類の歴史上、「利他の精神」を持っていた集団だけが生き残ってきたのです。
そこで「コロナうつ」を撃退するためにも、ヨコの関係を強めましょう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「ピンポーン!」
「また、雑誌持ってきました」
小太りのおばちゃんが、今年になっても毎月やってきた。
「今日は、いちごジャムを持ってきました」
『倫風』 6月号を読んでみた。
鎌田實さんのエッセイ ”ヨコの関係”を見直して「コロナうつ」を撃退! が載っていた。

「人類の歴史上、『利他の精神』を持っていた集団だけが生き残ってきたのです」

私個人から見て、人の役に立ってきたとはとても思えず、すべてに対して「与える」側ではなく、「奪う」ということをやってきたような気がする。
「不要不急」は利他的な行為?
常にこれだけの人間というのも、困ったもんです。 (^^;;