じじぃの「北朝鮮・東京五輪不参加表明・韓国の反応は?プライムニュース」

北朝鮮 弾道ミサイルを発射可能な潜水艦を建造 (2021年4月11日)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=H6EpVQlztjE

北朝鮮 弾道ミサイルSLBM)3発搭載可能 潜水艦が完成?

北朝鮮 3千トン級潜水艦完成済み=韓米情報当局が分析

2021.04.11 聯合ニュース
北朝鮮が3000トン級の潜水艦の建造を終え、進水の時期を検討している段階にあると韓米の情報当局が分析しているもようだ。
複数の韓国政府消息筋が11日明らかにした。軍と情報当局は同潜水艦について、1800トン級の潜水艦を改造したものであり、全幅は7メートル、全長は80メートル程度の大きさで、潜水艦発射弾道ミサイルSLBM)3発を搭載可能とみている。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210409003700882

プライムニュース 「北 東京五輪不参加 文政権支持激減の波紋 半島情勢の行方を読む」

2021年4月12日 BSフジ
【キャスター】新美有加、反町理 【ゲスト】佐藤正久自由民主党外交部会長 参議院議員)、田中均日本総研国際戦略研究所理事長)、磐村和哉(共同通信社論説・編集委員
4月5日、北朝鮮東京五輪不参加を表明した。
東京五輪米朝対話のきっかけをとしていた文政権にとっては青天の霹靂となったが、このタイミングで北朝鮮が発表した狙いは何なのか。
また、4月7日に行われた、ソウル・釜山両市長選は与党の惨敗となり、文政権の求心力が低下していく中で、北朝鮮はどのような対外戦略を打ち出していくのか。北朝鮮に融和的な姿勢を見せてきた文政権に厳しい姿勢をとる狙いはどうみればよいのか。
4月16日に訪米し、バイデン大統領との初の対面首脳会談に臨む菅総理は、拉致問題、非核化など、対北朝鮮問題にどう方針を定め、北朝鮮に影響力のある中国にどう向き合い、どのようなバランスで米国との連携を深めていくべきか。半島情勢と東アジアの今後を展望する。

北朝鮮 東京五輪不参加表明 韓国の反応は?

●北“五輪不参加”の真意とは?
先週、北朝鮮東京五輪パラリンピックの不参加を表明。
4月5日、北朝鮮体育省運営ウェブサイト「朝鮮体育」は、「北朝鮮オリンピック委員会は総会で新型コロナウイルス感染症による世界的な保健の危機から選手を保護するため、第32回五輪競技大会に参加しないことを討議し決定した」と発表。
磐村和哉、「コロナが一番大きな理由だと思う。これは100%信じていいと思う。コロナウイルスから選手を守るためという言い分は、北朝鮮が国境を閉ざしている状況からすると当然。問題はオリンピック委員会の総会を3月25日に開いたが、発表を5日にしているという発表のタイミング。ここに政治的な思惑があると思う。5日はソウル市長選、釜山市長選が7日だったので韓国の選挙直前。南北対話の再開を追い風にしたい文在寅政権には痛手。5日は日本が北朝鮮の独自制裁を閣議決定した。閣議決定するという報道は2~3日前から流れていた。北朝鮮はそこも見て、制裁を延長するなら我々の答えはこうだと示したかったのではないか。発表のタイミングは韓国に肘打ちを食らわし、日本の制裁延長に異議を唱えるという2つの狙いはあったと思う」
●北“五輪不参加”に韓国は?
北朝鮮東京五輪パラリンピックの不参加を表明。
田中均、「文在寅政権にとって見れば大変大きな痛手。例えば日本で首脳会談をやるのは北朝鮮にとってあまりにもリスクが大きすぎる。金正恩が日本に来るのはセキュリティーの面で相当リスクがあると思っているに違いない。日本は民主主義国なのでデモもあれば何かあるかもしれない。今まで彼が行ったところはシンガポールにしてもベトナムにしても完璧にコントロールできる。日本はそうじゃないので、日本に行ってという話はそもそもないと思う。韓国がそういうことを考えていたとすれば絵に描いた餅だと思う」
佐藤正久、「北朝鮮にとって五輪は国威発揚や政治利用の場。そういうことに魅力を感じず、コロナ対策の方が大事だということだろう。今、北朝鮮が見ているのは日本、韓国ではなく米国」
磐村和哉、「文在寅政権にとって北朝鮮政策は一丁目一番地の政策。東京での対話の機会が失われたのは文在寅政権にとっては逆風。これは有利だと思うタイミングで条件が整えば、やっぱり出ると言い出すかもしれない」
●北“苦難の行軍”への決意とは
北朝鮮の現状について。
先週、金正恩総書記は朝鮮労働党の末端組織「細胞」の幹部が参加する「細胞書記大会」で「人民に最大限の幸福と利益をもたらすため、さらに厳しい『苦難の行軍』を行うことを決心した。偶然の機会ができることを絶対に信じない。何かに期待したり、望みをかけたりすることもない」と演説。
「苦難の行軍」は、経済危機で多数の餓死者を出した故金正日総書記時代の90年代後半、国民に困難克服を訴えた標語。
新型コロナによる国境封鎖でも経済難が深まる中、党組織を通じて結束強化を図る構えだ。
磐村和哉、「苦難の行軍に近い状況だろう。中国との貿易が事実上、全面遮断していて鎖国状態にある。医薬品、調味料などが不足している。砂糖の価格が7倍、8倍に上がったり、ものすごいインフレが起きている」
佐藤正久、「韓国・文在寅政権は前から人道的な支援を呼びかけているが、北朝鮮からいらないと袖にされている。文在寅大統領に対しても批判している。中朝の貿易を止めているのは相当大きい。外交団も日用品が入らない。医薬品も北朝鮮の幹部ですら足りなくなっている。国民が一番欲しいのは種や肥料」
●今後の南北関係の行方は
なぜ北朝鮮は韓国の支援を拒否するのか。
磐村和哉、「文在寅政権に対する圧力。南北首脳会談での合意を全くやろうとしない。小手先の支援はいらない。金正恩総書記も今年1月の党大会で、韓国の支援はいらないと言っていた。米国の顔色ばかりうかがっていないで、自律的に決めろということ」
田中均、「今の金正恩は、強く自分を見せようとする。韓国を米韓同盟から引き離すのは可能ではないが、北朝鮮の狙いは経済支援。ベトナムハノイの失敗はトランプが構えてしまった。一括廃棄でないとだめだと言ったから失敗した。日本も戦略を持つべき」
佐藤正久、「2+2の時にブリンケンとオースティンが来たが、あの時はCVID(完全な非核化)という言葉を使っていた。昔2回騙された。食い逃げされて、その間ずっと彼らの核技術が進化した。日本の意見も相当言っているのは間違いない。韓国は韓国で、韓国の立場を言っている。いくらミサイルを撃たれても文句を言わない。北朝鮮は韓国を相手にしないで米国さえ見ていれば良いと思っている」
●今後の南北関係と中国の存在
韓国は北京五輪に軸を移していく。
反町理、「北朝鮮は文政権に対して徹底的に無視するなら、北京に選手団を送っても韓国とは一切接触しないのか」
磐村和哉、「高官レベルでは接触しない可能性がある。中国で中韓外相会談をやった。数時間後にワシントンで日米韓の高官協議があった。4月3日 中国福建省アモイでの中韓外相会談では対話の活性化の注文を付けられた。韓国は両股を引き裂かれたような感じ」
田中均、「米国が見ているのは中国。中国としても中国経済にあまり影響がなければ朝鮮半島は問題ではない。米中対立をどうするから最大の課題。ブリンケンは朝鮮半島やイラン、気候変動は中国との間で共通利益があるかもしれないと言っている。日本も朝鮮半島だけ考えてはいけない」
●「北」新型潜水艦建造との報道
韓国の聯合ニュースは「北朝鮮東部の造船所で3000トン級の新型潜水艦の建造が完了した」と伝えた。
潜水艦はSLBMを3発搭載できるとしている。
また「北朝鮮進水式のタイミングを探っている」と伝えたうえで、4月15日の金日成主席の誕生日に発射する可能性もあると指摘している。

【提言】 「朝鮮半島の安定に向けた日本の役割」

佐藤正久 「米朝→日朝 日米」
 日米が上に立って、米朝、日朝をやるべきだ。日本単独でやるべきではない。
田中均 「包括的」
 核もミサイルもまとめてやらなければいけない。日米が基調にしてやる。もう1つは米中も含めてやる。
磐村和哉 「対話再開への環境づくり」
 超党派の訪朝というのも1つのアイデアと思う。
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9