約48万円 中国“格安EV”の実力とは 性能割り切った「人民の足」
宏光MINI EVの透視図
中国でテスラ超えの大ヒット!激安EV「宏光ミニ」をなぜ日本メーカーは作れないのか?
2021年1月18日 ベストカー
現在販売されているEVはまだガソリン車と比較すると高額で、2020年12月25日にトヨタが発売を開始した2人乗り超小型EVの『C+pod(シーポッド)』でも、法人向け販売価格は165万~171.6万円とけっこうな価格になる。
そんな高額なイメージがあるEVだが、お隣中国では日本円で約60万円という低価格EV『宏光ミニEV』が発売され、販売台数でテスラを抜くほどだという。
この中国で大人気の『宏光ミニEV』とはどのようなクルマなのか? また日本で生み出すことは可能なのか? 詳しく考察していきたい。
インテリアの樹脂などの質感イマイチだし、サスペンションもストローク感がないなど実力不足な部分あるけれど、105km/hという最高速を考えたら街中で十分流れに乗って走れるし、ブレーキも普通に効く。実用航続距離100km程度の上級グレードを選ぶと(約60万円)エアコンまで付く。日本の軽自動車のように乗れるそうな。
バッテリーだって高価だ。シーポッドは日本製のリチイムイオン電池を9kWh分使う。宏光MINIの電池をみると正極に鉄系(Fe)を使うタイプ。安くて安全で耐久性が高い反面、今まで性能的に低いと言われてきたものの、最近中華技術で電気自動車に使えるレベルになってきた。宏光MINIも安価な新世代のリチウムFe電池を使っている。
もちろん超小型モビリティなら、税金がさらに安価になるためランニングコストは軽自動車より低い。70km/hしか出ないため高速道路こそ走れないものの、そこまでの加速は軽自動車に匹敵すると考えてよかろう。
https://bestcarweb.jp/feature/column/236839
出光興産、4人乗り超小型EVを開発 タジマモーターと新会社「出光タジマEV」設立
2021年2月17日 Car Watch
出光興産は2月16日、タジマモーターコーポレーションと共同で開発を進めている超小型EVを公開。あわせて、出光興産とタジマモーターが共同出資する新会社「出光タジマEV」を2021年4月に設立すると発表した。
年間100万台の潜在需要に相当する新カテゴリーのモビリティを提供へ。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1306815.html
グリーン革命の未来 48万円の中国製格安EVの実力とは
電気自動車の価格破壊。
中国の南西部に位置する広西チワン族自治区柳州市。
成長を謳歌してきた同国の中でも決して豊かとはいえないこの地方都市に拠点を置く自動車メーカー、上汽GM五菱汽車が「テスラ超え」を果たした。
日本の軽自動車の規格より、50cm短い全長2.9メートルで、4人乗り。
2020年7月に発売以来、すでに20万台が売れたという「宏光ミニEV」。
あの「テスラ」を超えて、今、中国で1番売れている電気自動車。
見た目はかわいらしく、日本の女性向けの軽自動車のような印象だ。実際、車幅は1.49mと軽とほぼ同じサイズ。ただし、全長は2.91mと短くドアは2つしかない。折り畳むとフラットな荷物入れになる後部座席の工夫で、最大4人乗りを実現した。
日本では意外な企業が超小型EVの開発に名乗りをあげた。
石油元売り大手の出光興産。
加速するEV化は石油業界にも大きな衝撃を与えている。
出光が手を組んだのはレーシングカーの開発で世界的に有名な日本企業。
静岡県袋井市・タジマモーターの映像。
社員268人のタジマモーター。
ガレージに並ぶのはレース用のEV。
実は田嶋伸博会長、ラリー界を代表するレーシングドライバー。
数々の国際レースで優勝してきたが2012年、ガソリン車からEVに切り替えた。
4月1日には出光興産とEVの新会社「出光タジマEV」を設立。
現在、市販モデルの開発を進めている。
その現場にテレビカメラが初めて入った。
今まさに開発中の、迷彩柄の超小型EV。
全長約2.5m、軽自動車より1mほど短いものの4人乗り。
ターゲットは主婦層で電源も家庭用。
最高時速60km、高速道路は走れない。
100~150万円を目標に開発しているという。
将来的な値下げを視野に来年販売を開始。
日本での超小型EVの需要は年間100万台を見込んでいる。
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/feature/post_225047/