じじぃの「中国・海警法施行・尖閣めぐり進行する危機!日曜スクープ」

米非難「香港への直接攻撃だ」 (2021年3月6日)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dajLnRl3uyQ

日曜スクープ

2021年3月7日 BS朝日
【司会】山口豊上山千穂 【コメンテーター】杉田弘毅(共同通信社特別編集委員

世界が注目 今週のニッポン

・米国が注目 大谷翔平の快投
 米国のスポーツニュースサイト・SBネイション「今度はマウンドで!大谷翔平が再びエンゼルスを感動させた」。
 3月6日、アスレチックス戦に挑んだエンゼルス大谷翔平。 今季初の先発登板で見せた奪三振ショー。
 オープン戦:エンゼルス 7-3 アスレチックス。
 マドン監督は「これからすべてが始まる。過去の速球を取り戻した。スプリットも素晴らしかった」と語った。
 スポーツ専門チャンネル・EPSN記者は「私たちが去年夏に見ていた彼とは大きく違っていた。事実上の勝利だ」と絶賛。
 エンゼルス 6-2 レンジャーズの映像。
・オーストラリアが注目 ラグビートップリーグ
 ラグビードットコム「ラグビー界のスター選手が大集結。トップリーグがいま熱い」。
 ラグビートップリーグ2021リーグ戦:ヤマハ発動機 59-31 NECNTTドコモ 22-17 リコー。
 記事では自国、オーストラリア代表・マイケルフーパーに注目。
 フーパーは「トップリーグは世界中から来た一流の選手と親しくなり情報交換できる貴重な場所だ」と語った。
・米国が注目 篠田桃紅 死去。
 米国の日刊紙・ニューヨークタイムズ「書と抽象画を融合させた日本の美術家が死去」。
 墨を使った独特の抽象画で知られる美術家・篠田桃紅が3月1日、老衰のため東京都内の病院で亡くなった。107歳だった。
 大正2年生まれ。
 篠田桃紅は独学で「書」を極めたあと渡米。
 帰国後は版画や随筆まで活動範囲を広げ、晩年まで意欲的に活躍した。
 記事では「半世紀以上世界中の主要な美術館やギャラリーから高い評価を得てメトロポリタン美術館、近代美術館、シカゴ美術館、英国・大英博物館などで展示された」と伝えた。

徹底解説 ニュースの焦点

コロナ禍”緊急事態宣言を再延長 1都3県さらに2週間 東京五輪「海外からの観客」に暗雲。

尖閣めぐり「危害射撃」可能の見解 中国「海警法」施行…進行する危機

●ニュースの核心に迫る! 時事論考
【ゲスト】遠藤誉(中国問題グローバル研究所所長)、山田吉彦東海大学教授)
尖閣めぐり「危害射撃」可能の見解 中国「海警法」施行…進行する危機。
政府は、外国公船が尖閣諸島への上陸を強行すれば、凶悪犯罪と認定して武器使用により相手の抵抗を抑える「危害射撃」は可能との見解を示した。
領海侵犯を繰り返す、中国海警局の公船を念頭に置いた見解だ。海上保安庁、そして海上自衛隊の対応は? そして、中国は日本政府の動きをどのように見ているのか。
●政府は“武器使用”で見解
中国の海警法施行以来、一層の緊張が高まっている尖閣諸島の状況について、日本はどう対処していけばいいのか。
中国国防省は3月1日、ホームページで「中国公船が自国の領海で法執行活動を行うのは正当であり合法だ。引き続き常態化していく」と記している。
2月1日、中国は海警法を施行。
中国の主権や管轄権が外国の組織や個人から侵害を受けた場合、武器使用を含むあらゆる必要な措置が可能としている。
尖閣諸島周辺で海上保安庁の船舶や日本の漁船に対して発砲する恐れがある。
中国海警局の船による領海への侵入がエスカレートしている。
2020年、米国国防総省報告書を紹介。
2016年、海上保安庁尖閣領海警備専従体制を作った。
海上保安庁法第20条では「海上保安官の武器の使用については警察官職務執行法第7条の規定を準用する」としている。
日本政府は2月25日、海上保安庁の武器使用について「外国公船が沖縄・尖閣諸島への上陸を強行すれば凶悪犯罪と認定して「危害射撃」が可能になる場合がある」としている。

遠藤誉、「尖閣諸島と台湾は第一列島線上にある。中国は尖閣上陸に向けた行動を強めてくるだろう。中国は日本が先に武器を使うのを待っている。先に日本に武器を使わせたいのだ。日本は難しい立場に置かれている」

山田吉彦、「尖閣を押さえれば台湾の北の守りを崩すことができる。尖閣は台湾とセットになっている。台湾も非常に危険な状態にある」
●中国 「海警法」施行に潜む戦略
中国側との武力衝突を回避しつつ尖閣諸島への上陸を阻止するにはどうすればいいのか。
3月3日、九州・西方沖で海上自衛隊海上保安庁が不審船への対処を想定した共同訓練を実施した。
統合幕僚長・河野克俊は「野田政権の時は日本の尖閣固有化で反日感情が強く『あまり刺激しないように護衛艦は少し離れて見えないところに』と言われていた。安倍政権に代わり『見えないところにいては抑止にならない。見えるところにいるように』と言われ方針転換した」と発言した。
●“尖閣” カギ握る日米の連携
米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は3月4日、米シンクタンクで講演した。
「インド太平洋地域で米国と同盟国が直面している最大の危険は、中国による従来の抑止力に対する侵食だ」
と発言し、日本などの同盟国と連携して米軍の抑止力を強化する重要性を強調した。
岸信夫防衛大臣は3月5日、日本の安全保障に関して在日米国軍の重要性について改めて強調した。

山田吉彦、「確かに軍事力で中国は日本を上回っているが、潜水艦では日本の方が優れている。日本と米国が緊密に行動することが大事だ」

https://www.bs-asahi.co.jp/sunday_scoop/