じじぃの「中国の戦狼外交・香港・周庭氏らに実刑判決・激化する尖閣沖で今、何が!報道1930」

香港の民主活動家・周庭氏に禁錮10カ月 現地報道(2020年12月2日)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=TnoD2Qxu0Ng

中国海警が武器使用可能に・・・尖閣で不測の事態恐れも (2020年11月5日)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Ek-_D5DKeJo

日本の漁船から撮影した、接近してくる中国公船

中国海警局が尖閣で「武器使用」も 中国が海警法の草案公表 海保や日本漁船に迫る危険 識者「尖閣への日本人常駐を急げ」

2020.11.6 夕刊フジ
中国が警戒すべき法案成立に乗り出した。
中国海警局の権限を定める海警法の草案で、外国船が中国の管轄する海域で違法に活動し、海警局の停船命令などに従わない場合は武器の使用を認めると記されているのだ。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201106/for2011060003-n1.html

報道1930

2020年12月2日 BS-TBS
【キャスター】高畑百合子、松原耕二 【コメンテーター】堤伸輔 【ゲスト】宮本雄二(元・中国大使)、香田洋二(元・自衛艦隊司令官)、寺嶋毅(東京歯科大学市川総合病院教授)
香港 民主派・周庭(アグネス・チョウ)氏ら実刑判決が。
中国当局の船に追われた“緊迫の14時間”。激化する尖閣沖で今、何が…。
追尾された漁師が語る「まさに侵略を受けている」。「偽装漁船だ」と王毅外相の強硬姿勢…中国の真意は。

香港の“民主の女神” 周庭に禁錮10ヵ月実刑判決

12月2日 午前8時過ぎの香港で、民主活動家・黄之鋒(ジョシュア・ウォン)と林朗彦がバスに乗り込む映像。
裁判の結果、黄之鋒が禁錮13.5ヵ月、周庭が禁錮10ヵ月、林朗彦が禁錮7ヵ月の実刑判決となった。
問われた罪は「無許可で集会を扇動した罪」「無許可で集会を計画した罪」「無許可で集会に参加した罪」。
周庭は判決が出た直後には涙を流し、黄之鋒は法廷を離れる際に「耐えずらいと分かっているが耐え続ける」と述べたという。
周らが実刑判決を受けるのは初めて。
周らは2014年の民主化デモ「雨傘運動」を主導し「民主の女神」と呼ばれたほか、たびたび来日して香港の民主化について講演を行っていたが、去年6月の抗議デモで警察本部を包囲するようデモ隊を扇動した罪などに問われていた。
起訴内容を否認していた黄が23日に一転して罪を認めたことから、裁判所が有罪と判断し、周らは即日収監された。
周庭のフェイスブックには「私は留置所で元気です。環境に適応しようと努力しています」と収監後の揺れる思いがつづられていたが、前回の裁判で裁判官から実刑を示唆され、最近は眠れない日が続いていたという。
眠れない収監環境で…「耐え続ける」
黄之鋒の代理人フェイスブックで面会時に分かった黄の収監環境について投稿した。
X線検査で異物があるとして独房に収監
・トイレの使用は許されず洗面器などを使用
・4時間ごとに血中酸素濃度などを測定し、午前1時と4時に自ら身体検査に行かなくてはならなかった
・24時間、電気はついたまま
拘置所内で配られるマスクをアイマスク代わりにしてやっと眠れるという状況だった。
現在は大部屋に移動している。
実刑判決…3人を待ち受けているもの
11月23日、黄之鋒は「当局は私を獄中に留めておきたいのかもしれない。しかし収監や選挙の禁止、その他の恣意的な権力によって我々の活動は止められない。私たちは今、自由の価値を世界に示そうとしている」と発言。
周庭は「私は近い将来、人生で初めて刑務所に入るかもしれない。判決も含め、今後のことに大きな不安を感じている。でも私たちより犠牲を払っている仲間がいることを忘れないで欲しい」と発言。
12月2日の量刑の言い渡しというのは去年の「逃亡犯条例」改正をめぐって大規模デモに参加したという、違法集会扇動罪などについてのもの。

黄之鋒と周庭は、今年8~9月の国家安全法違反での逮捕があり、これについての量刑はこれから言い渡される。

国家安全法の最高の量刑は終身刑

緊迫の14時間” 激化する尖閣沖で今、何が…

●緊迫…尖閣で中国海警船が威嚇
尖閣諸島付近(中国、台湾、与那国島石垣島宮古島、沖縄、東シナ海)の位置関係を示す地図を紹介。
今年7月、日本の漁船が高さ10メートルほどに見える中国海警船に追尾され威嚇されている映像を紹介。
撮影した与那国島の漁船船長・金城和司は「私が回避しなかったら明らかに衝突している状況だった」と発言。
映像には海上保安庁の船が間に入り、接近を防いでいる様子も映っている。
この海域は金城にとって祖父の代から沖縄の高級魚・ハマダイ(アカマチ)を狙う漁場の1つ。
海上保安庁の調べでは追尾した中国海警局の船は70時間近くこの領海にいたことが分かっている。
10月にも大正島周辺にいた金城の船を中国海警局の船が追尾し、14時間にも及んで追跡された。
その時の漁船のレーダーには船を守る海上保安庁の船と2隻の中国海警局が映っている。
●「覚悟を持って海に」・尖閣周辺の現状
漁船船長・金城和司が「尖閣諸島の漁場」「過去の中国船の動き」「中国海警船に接近された時の状況」「追尾された場所」「追尾の様子」について中継発言。
尖閣諸島魚釣島久場島大正島)付近の接続水域と領海の位置についてスタジオ解説。
今年7月、金城の漁船が中国海警船に追尾され威嚇されている映像。金城の船を追尾した中国船の動きを紹介。
漁船船長・金城和司に聞く。
宮本雄二、「日本の実効支配に挑戦する中国という構図が漁民を挟んで海上保安庁と中国海警局との間で厳しいせめぎ合いが行われているのが尖閣のいまの現状」

香田洋二、「北方領土でロシアの警備艇による日本漁船の拿捕が行なわれている。中国はロシアがやっているような実行支配を狙っているのではないか」

●「偽装漁船が…」発言の真意
11月24日、来日した中国・王毅外相が「最近は主に『偽の漁船』が敏感な領域に来続けている。いままでになかった現象だ」と発言。
松原耕二、「日本の漁船は武装などしていない。王毅外相はつい自分の国の漁船のことを言ってしまったのではないか」
●いま尖閣周辺の海で何が起きているのか
中国海警局は2018年、中央軍事委員会の指揮下に入っている。
11月4日、海警法草案が出された。
・軍の命令で海警局が防衛作戦の任務を負う

・艦載砲など武器使用可能に

などが盛り込まれている。
宮本雄二、「日本は防衛出動がかかるまでは武器の使用等が認めらていない。武器には武器で対応しないと中国がますます過激化するだけだ」
漁船船長・金城和司は「紛れもなく尖閣は日本の領土、領海なので微動だにしないという気持ちで守っていただきたい。今後も漁を続ける」と発言。
https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/