じじぃの「いかに生きるか・好きな絵本ベスト10・『3つのなぞ』!倫風」

The Three Questions - Storytime with Daddy | Children's Books Read Aloud

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=C9jaxUKfXu0

The Three Questions

The Three Questions

by Jon J. Muth
What is the best time to do things? Who is the most important one? What is the right thing to do? Nikolai knows that he wants to be the best person he can be, but often he is unsure if he is doing the right thing. So he goes to ask Leo, the wise turtle.
https://www.goodreads.com/book/show/218152.The_Three_Questions

鎌田さん「人生図書館」 読書と映画歩み語る

2021年1月18日 Nagano Nippo Web
諏訪中央病院名誉院長で作家の鎌田實さん(72)=茅野市=が、人生をともに歩んできた400点余りの本と映画、絵本を紹介した著書「鎌田實の人生図書館」をマガジンハウスから刊行した。
●好きな絵本ベスト10
1、100年たったら 2、100万回生きたねこ 3、3つのなぞ 4、なまえのないねこ 5、ヤクーバとライオン 6、空の飛び方 7、わすれられないおくりもの 8、マリールイズいえでする 9、おちゃのじかんにきたとら 10、ルリユールおじさん
http://www.nagano-np.co.jp/articles/72634

『倫風』 2021年3月号

実践倫理宏正会

鎌田實の「人生を味わい尽くせ!」 もう一度、絵本に親しんでみませんか? より

「本」は素敵な人生の伴走者

新型コロナ禍が長引いています。落ち込むこともあるでしょう。そんな時は、好きな本や絵本を読み直したり、映画を観るなどして「ほっとする」ことがとても大事です。そうした意味を込めて、『鎌田實の人生図書館』(マガジンハウス)という本を書きました。
僕は貧しい中で育ち、母が重い心臓を患っていたこともあって、寂しさを抱えていました。そんな気持ちを救ってくれたのが本でした。
絵本は子ども時代には買えなかったし、子どもができてからも、仕事中毒の僕には読んであげる時間がありませんでした。でも少し余裕ができてからは絵本にはまって、たくさん読むようになりました。
僕はよく「人生に大切なものとは?」と聞かれます。「思い出」「仲間や友達」そして「1冊の本」と答えます。最近はそれに「筋肉」が加わりました。
人生を振り返った時、いい思い出が残っていたり、素晴らしい出会いがあり、かけがえのない仲間がいれば、それだけで満ち足りた気分になります。そして”これは”と思う本もそうです。
新刊では”好きな本や映画、絵本を「ベスト10」などの形で412点も選びました。選定にとても悩みましたが、素敵な楽しい時間でした。読者の方もお試しを。10点は大変でも、3点なら選べるでしょう。その3点も、人生の局面に合わせて変えていけばいいのです。

絵本には「隙間」を読む楽しみがある

特におすすめは絵本です。絵本には文字が少なく「隙間」だらけなのが魅力。子ども時代や若いときには掴みきれなかったものが、中高年になって読み返すと「ああ、そうだったのか」と、新たな発見があります。
そんな形で僕が選んだ絵本は、佐賀市にできた「まちなかライブラリー鎌田文庫」に展示されています。例えば『3つのなぞ』。文豪・トルストイの作品にヒントを得た絵本で「いつがいちばん大事な時か?」「いちばん大事な人は?」「何をするのがいちばん大事か?」という3つの疑問を、少年が友人たちに聞いて回ります。なかなか答えが見つからないけれど、ある事件を契機に「大事なこと」に気づきます。僕もこの絵本を読み返して、いつも自分に問いかけるようにしています。
『空の飛びかた』という作品もおすすめ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「ピンポーン!」
「また、雑誌持ってきました」
小太りのおばちゃんが、今年になってもやってきた。
「今日は、きんかんを持ってきました」
パラパラと『倫風』 3月号を読んでみた。

「僕はよく『人生に大切なものとは?』と聞かれます。『思い出』『仲間や友達』そして『1冊の本』と答えます。最近はそれに『筋肉』が加わりました」

私が一番、記憶に残っている小説だと『家畜人ヤプー』、絵本だと『アンジュール ある犬の物語』かなあ。
家畜人ヤプー』は白色人種は「人間」、黒色人種は「奴隷」、日本人はヤプーと呼ばれる「家畜」にされるというSF小説
『アンジュール ある犬の物語』は犬が車窓から捨てられてしまう。犬は必死に車を追いかけるという、それだけの絵本。
犬を自分に重ねてしまう。
今、新型コロナ禍が世界を覆っているように、私は自分の人生にあまり肯定的でありません。ちょっと後悔しています。