Species Spotlight: Pseudocerastes urarachnoides
Pseudocerastes urarachnoides
Pseudocerastes urarachnoides
The Reptile Database
Common Names: Iranian spider viper
https://reptile-database.reptarium.cz/species?genus=Pseudocerastes&species=urarachnoides
『毒ヘビ全書』
田原義太慶、柴田弘紀、友永達也/著 グラフィック社 2020年発行
ツノメクサリヘビ属 より
キールが発達した鱗が特徴的な種群で、中東に3種が知られる。
尾を使い獲物をおびき寄せるヘビは数多く知られるが、これほど巧みな技巧を凝らしたヘビはほかに類を見ない。
本種の尾端は鱗が毛羽立ち、先端に向かうにつれ細かい突起状となる。さらに尾の先端は丸く膨れ、クモあるいはヒヨケムシの腹部を思わせる形状となる。パラタイプ標本の胃内容からは鳥類(ヒバリの1種)が検出されたほか、野外観察においても本種は尾を巧みに動かし、擬似餌行動(ルアーリング)で鳥をおびき寄せられ、捕食される様子が観察されている。
全長は80㎝ほどになり、かなり太い体系をしている。眼の上の鱗は隆起し短いツノが生えたような顔相である。また体鱗には強いキール(隆条)があり、全身ざらざらとした見た目と手触りが特徴的である。体色は灰色もしくは淡褐色(砂のような色)を基調とし、背面に濃褐色の班紋が入る。生息域の岩場や砂地においてこうした色彩は非常に隠蔽的となり、特徴的な尾がよく目立つ一方、とぐろを巻いて動きを止めると体と周りの環境が曖昧になり、どこに頭をおいているのかさえも分からなくなる。
画像の説明.
イランで撮影された成蛇。特徴的な外見から愛好家に人気があり高い捕獲圧が想定されるため、2019年のワシントン条約終結会議で非該当種から付属書Ⅱに登録された。
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どうでもいい、じじぃの日記。
『毒ヘビ全書』という本を見ていたら、「ツノメクサリヘビ属」が載っていた。
このヘビ、チョウチンアンコウのように尾にあるヒラヒラした毛で擬似餌行動をするのだそうだ。
イランの山岳地帯に生息しているヘビだとか。
ちょっと離れて見れば、岩とか砂と間違え踏みつけてしまいそうな体色をしている。
荒れた乾燥した土地で生きるヘビ。何となく分かります。