じじぃの「擬態・マツゲハブ・蜜を吸いに来たハチドリを待ち伏せる!毒ヘビ全書」

Eye-lash viper - Serpent - BBC Animals

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=axJalwdWPmI

Eyelash viper

Eyelash viper (Bothriechis schlegelii) waiting on Heliconia flower (Heliconia lankasteri) for hummingbird, golden colour morph, Costa Rica.

9 Mar 2018 Phil Savoie
https://www.naturepl.com/stock-photo-nature-image01589715.html

『毒ヘビ全書』

田原義太慶、柴田弘紀、友永達也/著 グラフィック社 2020年発行

マツゲハブ より

ヤシハブ属の1種。
眼の上の複数の突起した鱗がマツゲの様に見える愛らしい種。全長60㎝ほどの小型腫である。色彩は多種多様で、個体差が激しいが、そのパターンは大別すると2つに分けられる。1つは緑や褐色を基調として赤や黒、茶色などの細かい斑紋が入る色彩型で、もう1つは鮮やかな黄色を基調としたほぼ無地の色彩型である。
地域によって種々の標高に分布し、低地から標高2560m付近の接待雨林に生息する。自らの色に適合するように、斑紋が入る色彩型は地衣類に覆われた木の枝などにとぐろをまき、黄色い色彩型はオウムバナ属やショウガ科などの植物の鼻に位置取り、蜜を吸いに来たハチドリを待ち伏せる。
繁殖形態は胎生で、一度に6~24頭の仔ヘビを産む。なお、妊娠期間は140~168日と長い。
LD50は1.95mg/kgで、毒性は中程度、また毒の成分は前頁のキボシヤシハブと異なり、細胞毒性の強いホスホリパーゼA2を主体とするが、毒液の組成には年齢差があり、幼蛇では血液凝固に作用するヘビ毒金属プロテアーゼ(SVSP)が主たる成分となっている。
生息域では個体数が多く色彩が隠蔽的なこともあって、コーヒー農園やバナナ農園のように人と接する機会の多い場所での咬症例が非常に多い。特にコスタリカで咬症例が多く年間100件ほどの事例が報告され、うち3~6件の死亡例がある。また美しい色彩から愛好家の間で人気が高く、しばしば飼育下での咬症例もある。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『毒ヘビ全書』という本を見ていたら、「マツゲハブ」が載っていた。
カマキリは花に似せて姿を隠すと同時に、花とまちがえ蜜を吸いにくる昆虫を捕えて食べてしまう。
このヘビも花の色に体を擬似化して、やってきたハチドリを待ち伏せ捕えて食べてしまう。
カマキリと比べて体も大きいのに、よくやるなあといった感じだ。