化学基礎111C 化学? 2008分留空気を液体にして窒素と酸素に分離液体酸素の中で線香が燃える
liquid air
水中での呼吸が可能となる「液体呼吸」実現に向けて犬・ネズミ・ハムスターによる訓練が開始される(ロシア)
2017年2月16日 エキサイトニュース
ロシアの高等研究財団(Foundation for Advanced Research/FAR)がモスクワで設立を進める研究所では、動物を使った”液体呼吸”実験が予定されている。その成果は、医療や潜水艦乗組員の緊急避難技術の開発に応用されるそうだ。
液体呼吸とは、空気呼吸をする生物の肺に酸素が含まれる液体を入れて呼吸させる技術だ。これによって動物は水中でも呼吸が可能になり、水中に滞在できる時間が長くなる。
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52233876/?period=1
『化学の目で見る気体 身近な物質のヒミツ』
齋藤勝裕/著 技術評論社 2020年発行
液体空気 より
空気を180~200気圧に加圧し、発生した熱を除去し、次はこの体積を増加させる(断熱膨張)と空気は冷却されます。これをくり返すと温度が次第に降下し、ついに空気は液化されて比重約0.87の淡い青色の液体空気が得られます。
ちなみに液体窒素の比重は0.809、液体酸素の比重は1.14ですから、その4:1混合物の単純平均比重は0.92となります。液体窒素の比重はそれより小さいですから、これは液体窒素と液体酸素を混ぜると体積が膨張することを意味しています。
液体空気を精密に分留すると酸素と窒素が得られ、また、特別な分留によりアルゴンなどの希ガスを得ることができます。
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どうでもいい、じじぃの日記。
空気も液体になるのだそうです。
液体空気は、様々な肺疾患の治療をはじめとする医療の各分野にも応用されるとのことです。
液体空気を精密に分留すると酸素と窒素が得られます。
ついでに、水素燃料電池は水素を酸素と結合(燃焼)して、その時に発生する化学的エネルギーを電気エネルギーとして取り出す装置のことをいいます。
このときの水素は天然ガスなどの化石燃料から取り出す、または苛性ソーダ製造などの化学工業で副産物として取り出しているようです。
電気自動車(EV)はCO2を出さないと言われていますが、天然ガスなどから水素を取り出す過程でCO2を出しているのです。
まあ、風力発電で海水の水を電気分解して水素を取り出す、というのも考られているようです。