じじぃの「科学夜話・水の起源・トロン・はやぶさ2 お帰りなさい!クローズアップ現代+」

はやぶさ2 ミッション「完全に完遂」 リュウグウ“ガス”と“砂”採取

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Japan's Hayabusa-2 space probe brings rare asteroid samples to Earth | DW News

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Watch NASA's OSIRIS-REx Spacecraft Attempt to Capture a Sample of Asteroid Bennu

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【アニメ理科】水ってどこから来たの?地球が水の惑星と呼ばれる理由

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オーストラリアの砂漠 「はやぶさ2」が投下したカプセルの回収作業

トロン―国産OSが世界標準になる

2018/05/01 読売新聞オンライン
情報通信の世界では、あらゆるモノをインターネットにつなげようという「IoT」の技術が、製品開発や産業応用の中心となりつつある。そのIoT分野で6割以上の市場占有率を誇るのが、日本で生まれたコンピューター用基本ソフトウェア(OS=オペレーティングシステム)「トロン」だ。このトロンが、米国電気電子学会の標準規格として認定される手続きが進んでいる。順調に進めば、国産のOSが、「世界標準」になる。
デジタルカメラでは、トロンがレンズを動かしてフォーカスを合わせたり、絞りやシャッタースピードを高速で自動制御したり、画像処理を行ったりしている。温度と蒸気を計測しながら加熱を調節する電気炊飯器にも組み込まれている。あらゆる家電製品、エレベーターなどビルの設備機器、オフィスのコピー複合機、工場内の機械制御、ロケットや人工衛星の内部ネットワークにもトロンが採用されている。

2010年に小惑星イトカワ」から奇跡的な帰還を果たした探査機「はやぶさ」、その後継機で小惑星リュウグウ」へ向かっている「はやぶさ2」もトロンによって制御されている。

スマホもアプリを動かすのは情報処理系OSだが、画像処理やフラッシュメモリーへの書き込み、カメラやバイブレーター、ディスプレーなどを制御しているのはトロンだ。スマホの陰の主役は、実はトロンなのである。
https://www.yomiuri.co.jp/feature/quarterly/20180426-OYT8T50034/

産経新聞』 2020年10月26日発行

【主張】米国版「はやぶさ」 協調と競争で前進を図れ より

米航空宇宙局(NASA)は、地球や火星の軌道近くを回る小惑星に、探査機「オシリス・レックス」を着陸させることに成功した。小惑星表面の岩石採取にも成功したとみられる。
小惑星への着陸に成功した探査機は日本の「はやぶさ」「はやぶさ2」に続き3機目である。
米国版「はやぶさ」とも称されるオシリス・レックスは、想定以上に表面が岩だらけだった小惑星ベンヌ」への着地を「すべて計画通り」に成し遂げた。
昨年、はやぶさ2小惑星リュウグウ」への2度の着陸に成功した際、NASAは担当者をJAXA宇宙航空研究開発機構)に派遣し技術的課題などについて議論していた。日米の連携と協力が米国版の着陸成功で実を結んだ、といえる。

はやぶさ2は今年12月、オシリス・レックスは2023年9月に採取した試料を地球に届ける予定だ。日米のチームが試料を交換し分析結果を比較することで、より信憑(しんぴょう)性の高い成果が得られる。

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クローズアップ現代+はやぶさ2 秘話 NASAが学ぶ日本流逆転の発想がカギ」

2020年12月8日 NHK
【キャスター】武田真一 【ゲスト】寺薗淳也(元はやぶさプロジェクトチーム)、【リモート出演】津田雄一(プロジェクトマネージャ)
はやぶさ」初号機が小惑星イトカワ」から微粒子を地球に持ち帰ったことで、小惑星探査で世界をリードする存在となった日本。
成功の秘訣は「600人近くいるプロジェクトのメンバーのチームワーク。意見が違うことがあってもみんな同じ目標をもって取り組んでいたこと」(津田さん)。岩石の中に水や有機物が残されている可能性があると考えられている「リュウグウ」のようなC型小惑星・果たしてカプセルの中は?

地球の水は宇宙のどこから来たのか

欧州探査機「ロゼッタ」の観測により、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(CG彗星)の水が地球のものとは異なることがわかった。
水の起源が同一かどうかを知るためには、水に含まれる「重水素/水素」比が測定される。普通の水素より中性子1個分だけ重い重水素の割合が同じであれば、同じ起源を持つと見なすことができる。CG彗星の水は、この重水素比が地球の水の3倍も大きかったのだ。
この結果から、地球の水の主な起源は小惑星だったという説がより有力になった。
津田雄一さん、「はやぶさ2は例えるとお弁当箱みたいな感じ。日本の宇宙科学の規模や予算は小さいけれども、限られた空間、予算の中で工夫をして精巧なものを作り上げるのは日本の科学の特色であり、いまでは世界が『小惑星の科学はおもしろい』とこぞって目指すようになりました」
カプセルが無事に帰還できたことについて。
津田雄一さん、「自信をもっています。映像で見る限り、たくさんの小惑星のかけらが舞い上がって、相当の量のサンプルがとれたと思います。肉眼で見るのが楽しみでワクワクしています」
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-12-08&ch=21&eid=23155&f=112
どうでもいい、じじぃの日記。
宇宙はビッグ・バンにより創成された。
地球は「水の惑星」と呼ばれるが、それは宇宙空間から見た地球が海(水)という液体で構成されているように見えるからである。
宇宙で水は、どのようにして生成されたのだろうか。
まず、ビッグ・バン直後にヒッグス粒子が宇宙空間を満たすように生成された。
ヒッグス粒子により質量が生まれたことで素粒子同士が集まりやすくなり原子核が宇宙空間で生まれその後、水素(H)などが生成された。
水素は宇宙で1番単純で豊富に存在する原子であり、宇宙に存在する原子全体の75%を占めている。次に多いのはヘリウム(He)で、3番目に多いのは酸素(O)である。
それでもって、水素が宇宙空間を満たしているように、水(H2O)もまた宇宙空間に散らばっているのである。
はやぶさ2は例えるとお弁当箱みたいな感じ。日本の宇宙科学の規模や予算は小さいけれども、限られた空間、予算の中で工夫をして精巧なものを作り上げるのは日本の科学の特色であり、いまでは世界が『小惑星の科学はおもしろい』とこぞって目指すようになりました」
2010年に小惑星イトカワ」から奇跡的な帰還を果たした探査機「はやぶさ」。その後継機で小惑星リュウグウ」から帰還した「はやぶさ2」もトロンによって制御されているのです。