じじぃの「コロナ禍・女性自殺者急増・放置される不条理をどう生きるか?ホモ・デウス」

「死にたい!」コロナ禍で相談急増 自殺防ぐ“いのちの電話” 聴き続けることが救いの手に

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1S9uSAOUzlI

Suicide rate rising fastest among women (CDC)

「女性自殺者急増」原因の一つに指摘された「非正規雇い止め」、その実態は

2020年10月21日 ハフポスト
ここ10年、自殺者は減り続けてきた。リーマンショックが起こった直後の2009年には3万2845人が亡くなっていたが、2012年に3万人を切った後、急速に減少。2019年は2万169人と、2万人割れ目前のところまで来ていた。
ところが、それが7月以降、増加に転じてしまったのである。しかも、これまでは男性に比べて圧倒的に少なかった女性の自殺が目に見えて増えているのだ。
7月の女性の自殺者は651人と15.6%増えたが、男性は1167人と5.1%のマイナス、8月は女性が同じく651人と前年同月より40.3%増加したが、男性は1203人と5.6%の増加だった。9月は男性が1166人で0.4%の増加にとどまったが、女性は639人と27.5%増の高水準が続いた。これはいったいなぜなのか。新型コロナと関係があるのか。
正規雇用は3月の1.2%減から、8月まで6ヵ月マイナスが続いている。その内容を見ると、パートやアルバイトの減少が中心だ。しかも、圧倒的に女性の雇用が減っている。8月でいえば、パートとアルバイトで合計74万人が減少したが、そのうち女性は63万人を占めた。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f8fd544c5b62333b2404d17

『ホモ・デウス(下) テクノロジーとサピエンスの未来』

ユヴァル・ノア・ハラリ/著、柴田裕之/訳 河出書房新社 2018年発行

無用者階級

21世紀の経済にとって最も重要な疑問はおそらく、膨大な数の余剰人員をいったいどうするか、だろう。ほとんど何でも人間よりも上手にこなす、知能が高くて意識を持たないアルゴリズムが登場したら、意識のある人間たちはどうすればいいのか?
歴史を通して求人市場は3つの部門に分かれていた。農業、工業、サービス業だ。1800年頃までは、大半の人は農業に従事しており、工業とサービス業で働く人はほんのわずかだった。その後、産業革命の間に、先進国の人々は農地や家畜から離れた。大多数は工業の分野で働き始めたが、サービス部門で仕事に就く人もしだいに増えていった。過去数十年間に、先進国は新しい革命を経験した。工業の仕事が消え、サービス部門が拡大したのだ。アメリカでは2010年には、農業で暮らしを立てる人はわずか2パーセント、工業部門で働く人は20パーセントだったのに対して、78パーセントの人は、教師や意思やウェブページデザイナーなどの職に就いていた。心を持たないアルゴリズムが人間より上手に教えたり、診断を下したり、デザインをしたりできるようになったら、私たちはどうしたらいいのか?
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2030年や40年に求人市場がどうなっているか私たちにはわからないので、今日すでに、子供たちに何を教えればいいのか見当もつかない。現在子供たちが学校で習うことの大半は、彼らが40歳の誕生日を迎える頃にはおそらく時代遅れになっているだろう。従来、人生は2つの主要な部分に分かれており、まず学ぶ時期があって、それに働く時期が続いていた。いくらもしないうちに、この伝統的なモデルは完全に廃(すた)れ、人間が取り残されないためには、一生を通して学び続け、繰り返し自分を作り変えるしかなくなるだろう。大多数とは言わないまでも、多くの人間が、そうできないかもしれない。
やがてテクノロジーが途方もない豊かさをもたらし、そうした無用の大衆がたとえまったく努力をしなくても、おそらく食べ物や支援を受けられるようになるだろう。だが、彼らには何をやらせて満足させておけばいいのか? 人は何かする必要がある。することがないと、頭がおかしくなる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ハラリ著『ホモ・デウス』によれば、近い将来 人工知能(AI)やバイオテクノロジーが高度に進化し、一部の人間が死なない身体を手に入れ、神の座に就く社会になるという。
2019年のコロナ禍が発生する前の社会はどうだったかというと、正規社員と非正規社員とに分かれ、格差が広がっていた。
2020年にコロナ禍でソーシャルディスタンス(社会的距離)が言われ、ますます正規社員と非正規社員の格差が広がっていった。
コロナ禍で、ハラリのホモ・デウスの未来が早まっているような状態だ。
最近、女性自殺者が急増しているという。
特に若い女性の貧困は、国の子どもの出生率にも影響する。
何とかならないものだろうか。