じじぃの「安倍一強の功と罪・何を継承し何を改めるべきか!プライムニュース」

官房長官が出馬表明 16日に首相指名選挙

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GbYPiEwnSkk

自民党総裁選の候補者(岸田政調会長、菅官房長官、石破元幹事長)

辞任表明の安倍内閣が支持率急上昇、自民党に早期解散論も

2020年9月7日 Bloomberg
辞任表明した安倍晋三内閣の支持率が報道各社の世論調査で軒並み上昇している。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-07/QG9FGXT1UM0X01

プライムニュース 「“安倍一強”の功と罪 総裁候補の政策を検証 派閥支持の“副作用”」

2020年9月7日 BSフジ
【キャスター】竹内友佳、松山俊行 【ゲスト】田﨑史郎(政治ジャーナリスト)、宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)、熊谷亮丸(大和総研専務取締役調査本部長チーフエコノミス)
7年8ヵ月にわたった安倍政権を、官邸主導といわれたその政治手法、代名詞となったアベノミクス、存在感を示した外交など多角的に功罪を検証。“安倍ロス”も指摘される一方で、次のリーダーに求められるものは何か、総裁選候補者が打ち出している政策から、安倍政権の継承や修正などの姿勢をどうみるべきか。
●「安倍政治」の功罪 リーダーシップと政治手法
安倍政権7年8ヵ月の功罪と今後の課題について聞く。
熊谷亮丸、「経済で成果を上げたか、外交安全保障で成果を上げたか。どちらかと言うと外交安全保障で成果を上げた。日銀が大胆な金融緩和をして円安にもっていた。株価が高くなって雇用が生まれた。しかし潜在的成長率とかマクロな成長率とか労働生産性とか国際競争力などは上がっていない」
田﨑史郎、「特定秘密保護法とか集団安全保障とかは成果が上がっています。その他官僚主導、政治主導で言えば、政治主導に移った」
宮家邦彦、「官僚主導と言ってもちゃんとやることはあるわけで、今の状態では官僚主導の劣化になる」

安倍首相が辞意を表明した直後に共同通信社が調査した安倍内閣の支持率

「支持する」・・・56.9%(30.9ポイント上昇)
「支持しない」・・34.9%(14.2ポイント減少)
共同通信世論調査「第2次安倍内閣以降の7年8ヵ月間について」
「評価する、ある程度評価する」・・・71.3%
「評価しない、あまり評価しない」・・18.0%
田崎史郎、「退陣表明をした後に支持率が上がるのは極めて珍しい。病気を理由に辞めることへの同情論。日本人の判官贔屓だ。より大きいのは、ようやくこの政権に対するまともな評価ができたのかと思う。この半年、コロナ対応をめぐってマスクの問題やフェイスブックに載せた星野源とのコラボばかりが取り上げられたが、未知のウイルスとの戦いの中で色々迷いながら決断はしてきている。そういうところでの評価が出てきたとみている」
●「安倍政治」の功罪 何を継承し何を改めるべきか
安倍首相の後継を決める自民党総裁選で安倍政権と政治のあり方について、
官房長官は「安倍政権の取り組みを継承し前に進める」と語った。
岸田政調会長は「安倍政権の卓越した政治手腕で大きな成果をあげた。トップダウンボトムアップを適切に使い分ける政治手法で政治の信頼につなげていく」と語った。
石破元幹事長は「政治は行政府だけでやるものではない。政治には納得と共感が必要だ」と語った。
田崎史郎、「それぞれ今の政権内でどういう立ち位置にいるかで変わる。菅官房長官は政権のど真ん中にいるからこういうことしか言えない。岸田政調会長は官邸や政府にはいないが与党で政権に関わっているので、中途半端な真ん中を取った言い方をしている。石破元幹事長は体制の外にいるので物が言いやすい。外交では継承するし、内政面でもコロナ対策などは継承するだろう」
宮家邦彦、「外交について言えば、今日本が置かれている状況は変わりようがない。日本の中にも変わりようがない。日本の国益を維持するためにやっていく手段、手法を突き詰めていくとだいたいこういう形にならざるを得ない。微修正は必要かもしれない」
ポスト安倍の経済政策は
安倍政権の功罪とポスト安倍の課題について。
コロナ禍で日本経済が厳しい状況にある中での自民党総裁選の候補者(菅官房長官、岸田政調会長、石破元幹事長)の見解。
熊谷亮丸、「今の安倍政権との距離によって政策が違う。今度の総裁選の大きな焦点として、実行力や突破力が重要。菅官房長官と石破は考え方が違う。石破はトップダウン。理屈で考えるタイプ。菅官房長官はリアリスト。機能的に考える。ボトムアップのやり方をしている。一長一短がある。これから大事なのはコロナに対して現実に政策を動かすこと。政権が出している方向性が現場に浸透してない。3本の矢でいうと1本目の金融政策に負担がかかっている。労働生産性が上がっていないが、いくつかの要因がある。1つは日本の企業は価格をちゃんと設定していない。良いサービスを出してもお金を取らない所に問題がある。もう1つは非正規の派遣の方々は過去最高レベルに上がっていたが、正社員の賃金が上がらない。労働市場を流動的にすることが必要」
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9