じじぃの「迫り来る台風10号・なぜ、台風は年々強まっているのか?世界一素朴な質問」

迫り来る台風10号、なぜこれほど発達するのか?警戒すべきポイントとは?気象予報士の牧田麻由子が深掘り解説!(2020年9月4日)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WR7jbDGqflI

2020年9月3日 日本気象協会 tenki.jp

台風10号 特別警報級に発達予想 特徴と警戒ポイント

2020年09月03日 日本気象協会 tenki.jp
台風10号は、特別警報級の勢力まで発達して、土日に沖縄に接近する予想。
その後も勢力を維持したまま日曜から月曜にかけて、奄美から九州に、接近または上陸する恐れがあります。
現段階での、特徴と警戒ポイントをまとめました。
https://tenki.jp/forecaster/keiko_mochizuki/2020/09/03/9632.html

『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』

ジェンマ・エルウィン・ハリス/編者、西田美緒子/訳 2019年発行

風はどこからくるの? 【回答者】アントニー・ウッドワードとロバート・ペン(作家) より

風というのは、空気の流れのことなんだ。空気があっちの場所からこっちの場所と移動しているんだよ。
風を起こしているのは太陽だ。太陽はほかにもいろいろな働きをするね。太陽は、くる日もくる日も地球をあたためている。でも、場所によって日光が強くあたるところと、そうじゃないところがあるから、地球ぜんたいが同じようにあたたまるわけじゃない。日光がいちばん強くあたる場所は、地球のまんなかのふくらんでいるあたり。赤道地帯だ。だから赤道の近くはどこも世界でいちばん暑い。ジャングル、砂漠、熱帯の島。その反対に、日光がいちばん弱くしかあたらないのは、はしっこの北極と南極だ。だからいつも雪と氷におおわれていて、ペンギンやシロクマじゃないと、住み心地はよくないだろう。
さて、空気はあたたまると軽くなるので、上に向かって動く。空気のかたまりがもち上がっていくと、ここが大事なところなんだが、なにかがそのあとを埋めなくてはならない。そこで、まだそれほどあたたまっていない重い空気が下に流れこんでくる。あたたかい空気が上にのぼって、冷たい空気があとを埋める。ほらね、こうやって空気が動くのが風なのさ!

空気がとってもはやく動くと、台風や大風になる(空気がどんどん上にのぼっていくから、からっぽの場所がいっぱいできて、そこにすごいいきおいで空気が流れこんでくる)。

そよ風が吹くのは、のぼっていく空気が少なくて、空気がゆっくり動いているときだね。
大気(地球をすっぽり包んでいる空気の層――ぼくたちはそのおかげで息ができる)は
四六時中、あたたまったり、冷えたり、動いたり、まざりあったりしている。だから天気が変わる。