じじぃの「中国の挑発・南シナ海で米中全面戦争が起きる?小説『米中開戦』」

Terrifying!! The Only Threat the US For China in South China Sea

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4CWg78ygkpE

プライムニュース 「ミサイル発射で高まる 緊張…習近平の思惑は」

2020年9月3日 BSフジ
【キャスター】長野美郷、松山俊行 【ゲスト】朱建榮東洋学園大学教授(前半)、興梠一郎神田外語大学教授(前半)、小原凡司笹川平和財団上席研究員(前半)、岸田文雄自由民主党政務調査会長(後半)
戦後75年の節目に、3日、中国が「抗日戦勝記念日」とする日を迎える。一方、アメリカのトランプ政権は、大統領選のイベントにおいても中国批判を繰り返すなど、米中対立は深刻さを増している。
先月26日に中国軍が南シナ海に向けて発射した中距離弾道ミサイルは「アメリカへのけん制」との見方が広がっているが、果たして中国の習近平政権の思惑はどこにあるのだろうか。今後、米中の軍事的緊張感はいっそう高まっていくのだろうか。
番組前半は、中国と安全保障に詳しい3人の有識者とともに徹底議論する。
●混沌アジアと中国“巨龍戦略” 日本外交これからの課題は

中国外務省 趙立堅報道官の談話

「近年、日中関係は正常な軌道に戻り、新たな発展を遂げた」とした上で、関係改善に対する安倍首相の取り組みについて、「積極的に評価すると共に、健康の回復を願っている」
朱建榮、「安倍首相の突然に辞任に対し中国が惜しいという気持ちを持ったのは間違いないと思う。2期目の安倍内閣日中関係が最悪の状態から始まった」
興梠一郎、「安倍政権は後半かなり中国に対し関係を改善しようとなっていたので割と先が読めるというのがあったと思う。米国に対抗するためにも日本を取り込むというのが本音。一方トランプ大統領は役者だ。ポンぺオに悪役をやらせている。しかし5月に出た『対中政策レポート』には中国への緩和政策は終ったと書いている。中国は米国にとって脅威であると対立姿勢を全面に出している。これは民主党であろうが共和党であろうが変らない。中国とデカップリングするということ。日本はそこを見誤らないようにすべきだ」
小原凡司、「大統領選が終わった後トランプ大統領がどこまで本気で中国と対峙するかは明らかではない。米国の政策が固まらないなかで日本が決断するのは難しいのではないか」
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9

米空母が標的 南シナ海、中国の対艦弾道ミサイル発射実験 国防当局は否定

2019.7.7 産経ニュース
中国が南シナ海で対艦弾道ミサイルの発射実験を行ったとの米国発の情報が波紋を広げている。
海域での実験が確認されたことはこれまでになく、確認されれば戦略的意義は大きい。対艦弾道ミサイルは台湾有事などの際、米空母の接近を阻止する兵器で、開発動向が注目されてきた。中国国防省は5日、各国メディアに報道を否定しており、神経質になっている様子がうかがえる。
DF21Dは準中距離弾道ミサイルDF21を大型艦艇の攻撃用に改良したもので「空母キラー」とも呼ばれる。
https://www.sankei.com/world/news/190707/wor1907070027-n1.html

『米中開戦 4』

トム・クランシー、マーク・グリーニー/著、田村源二/訳 新潮文庫 2014年発行

米中開戦 より

まさに最悪の事態だった。これはアメリカが中国に対して放ちえた、たった1発の最も強烈なカウンター・パンチだった。それは蘇にもわかっていた。そして、今日、中央政治局委員たちの前でそれを認めなければならない、ということもわかっていた。
だが将軍は、童のサイバー軍団をもっとしっかり警護しなかった自分に責任がるということは認めるつもりはなかった。言い訳ならある、それも立派な言い訳が。それは「香港で危険にさらされた彼らを迅速かつ秘密裏に移転させる場所がほかになかったから、とりあえず彼らを中国電信(チャイナ・テレコム)ビルに収容したのであり、そこは一時的な仮本部にすぎなかった」というものだ。しかし、蘇はそんな言い訳をするつもりもなかった。言い訳をするということはミスを認めることになるからだ。そう、この紛争が終わり、南海と台湾と香港がしっかりと中国の手のなかに収まった時点で、童のサイバー軍団を講習に移転させた責任者たちを処罰すればいい。蘇はそう思っていた。しかしジャック・ライアンの反撃が昨夜わが国に与えたダメージを正確に評価し、把握する必要がある。
そして、それをしなければならない理由はひとつ、たったひとつだけ。
蘇は今日、常務委員会で、<ロナルド・レーガン><ニミッツ><ドワイト・D・アイゼンハワー>という3隻のアメリカの航空母艦をDF-21(東風21号)弾道ミサイルで攻撃する、と宣言するつもりなのだ。その前に、今回のジャック・ライアンの反撃で中国がどれほどの損害をこうむったか、委員たちに説明してやらないといけない。
常務委員のなかにはアメリカの空母への反撃をためらう者もいるだろう。だが、本気で自分の前にたちはだかる者はひとりもいないはずだ、と蘇は思った。
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怒りと、後悔と自分を最後まで理解してくれなかった者たちへの侮蔑を峰に充満させて、中国共産党総書記にして国家主席の韋真林はデスクマットから右手を離すと、拳銃の握りにその手を巻きつけ、素早く銃口を側頭部に押しあてた。
だが、最後の最後で、韋は大失敗をおかしてしまった。発砲音を怖がり怯んだまま引き金を引いてしまい、その瞬間、銃口が前方下へずれてしまったのだ。そのため、発射された弾丸は右の頬骨を砕き、顔の内部を切り裂いて、副鼻腔を貫通し、顔の左から外に飛び出した。
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中国の国家主席が自分の血で窒息死するのに4分かかった。

訳者あとがき より

今回はまた一段と恐ろしい話だ。
中国の危険な挑発がとまらない。本気で戦争をふっかけているかのような露骨な言動、恫喝。やはり中国はなりふりかまわず東シナ海南シナ海を強奪し、支配するつもりなのか。それだけは絶対阻止しなければならない。そうジャック・ライアンは決意し、陰湿・巧妙・非情な手口で秘密裏に激烈な攻撃を加えてくる中国に敢然と立ち向かう。
中国最高幹部の腹はこうだ――家(うち)の池(南シナ海)にまではるばる泳ぎ入る大魚(アメリカ)さえ追い払えば、あとは雑魚(ざこ)ばかりだから、一匹ずつ簡単に屈服させられる。
ジャック・ライアン<ザ・キャンパス>シリーズ第4弾『米中開戦』(現題 Threat Vector)は、いつにもまして現実とフィクションが複雑に絡み合う、慄然とするほどタイムリーな作品になってしまった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「今回はまた一段と恐ろしい話だ」
『米中開戦』の著者トム・クランシーは、この本を出した直後(2013年10月)に亡くなってしまった。