朝鮮戦争の英雄 白善燁氏が死去
「朝鮮戦争の英雄」まで“墓暴き”? 韓国で止まらぬ親日狩り
2020年7月15日 FNNプライムオンライン
間島特設隊は日本からの独立を目指す朝鮮の武装勢力を弾圧する任務があったとされ与党など左派勢力は、この経歴を理由に白善燁に「親日派」の烙印を押しているのだ。
白善燁は「我々が討伐したのは共匪(中国共産党下のゲリラ)だけ」と主張していた。
https://www.fnn.jp/articles/-/62764
プライムニュース 「窮地か?韓国文大統領・ 支持率下落が続く背景 徴用工問題と日韓関係」
2020年7月22日 BSフジ
【キャスター】竹内友佳、反町理 【ゲスト】松川るい(自由民主党外交部会副部会長 参議院議員)、武藤正敏(元駐韓国特命全権大使)、洪・ヒョン(統一日報論説主幹)、李泳采(恵泉女学園大学大学院教授)
韓国・文在寅大統領の支持率が落ち続けている。5月の第1週には70%を越えていたが、最新の支持率は46%となり、7週連続の下落だ。
不支持の主な理由は不動産政策などの国内問題が多い。しかし、これまで韓国の政権は苦境に立たされると反日姿勢を強め、支持率の回復を狙う傾向がある。
これまでも日本に対して厳しい姿勢を取ってきた文政権だが、今後、さらに反日姿勢を強めるのか。
●文在寅大統領の支持率が連続下落 韓国国民の怒りの背景とは
支持率の低下が止まらない文在寅大統領の現状と行方について聞く。
4月の第4週には新型コロナウイルス対策などが評価され60%を超える支持率を誇ったが、5月中旬頃から支持率が低下。
7月に入っても下落が止まらず、最新の世論調査では支持が44.8%、不支持が51%と、不支持が上回っている。
資料「文在寅大統領の支持率(韓国・リアルメーター)」。
朴元淳(64)ソウル市長・・・9日午前に公邸を出たきり失踪した朴元淳ソウル市長は、日をまたいだ翌10日の0時1分、ソウル市内の北岳山中で遺体となって発見された。自死だった。この前日の8日、朴市長からセクシャルハラスメントを受けたとして、同氏の元秘書の女性がソウル地方警察庁に告訴状を提出し、警察に事情を説明すると共に証拠を提出していた。
李泳采、「コロナ問題で経済問題など根本的な問題が隠れていた。6月から生活が戻る状況になっていて、経済問題が大きく響いている。慰安婦問題も文在寅政権が積極的な発言をしなかった。朴元淳ソウル市長の死去という問題では、朴市長が次の大統領候補になっていた大物が自殺してしまったこともショックは大きい。文在寅政権になってソウルのマンション価格はこの3年間で52%高騰した。不動産対策の不満も影響している」
●セクハラ疑惑のソウル市長 自殺の影響と文在寅政権
洪・ヒョン、「朴元淳ソウル市長が自殺したことを法律的には確認していない。韓国の法律では変死体が見つかれば検事の指揮で司法解剖しないといけない。それを一切やっていない。なぜ死んだのか分かっていない。自殺と見せかけるために部屋に遺言を残したと必死に言うだけで、彼が午前中に市長の官舎を出てから約14時間後に死体として見つかるまでの間、電話をした相手など一切調べていない。どういう行為で命を絶ったのかも発表していない。調べないで火葬してしまった。我々が知っている限り朴元淳はセクハラで訴えられて自殺するようなメンタルではない」
李泳采、「警察の発表によると、他殺の疑いはない。色々な状況を見ると被害者がいるので、セクハラ問題というよりは権力による性暴力問題という形で本人が収拾がつかないということで自主を選択していないことが定説」
●“朝鮮戦争の英雄”の死 冷遇する文在寅政権の本音
白善燁(ペク・ソンヨプ)元韓国陸軍大将・・・朝鮮戦争で激戦地の戦闘を指揮した白善燁が10日深夜死去した。99歳だった。韓国では「朝鮮戦争の英雄」と呼ばれる。韓国聯合ニュースが報じた。白善燁氏は1920年、現在の北朝鮮の平安南道生まれ。朝鮮半島が日本の植民地支配から解放された後に韓国軍の創設に携わった。朝鮮戦争(50~53年)では北朝鮮軍の南侵を防ぎ、連合軍とともに北朝鮮の軍を北側に押し戻した。その功績が認められ、韓国陸軍初の大将となった。朝鮮戦争の休戦後は、合同参謀会議議長などを歴任。軍退役後は外交官としてフランス大使などを務めた。70年のよど号ハイジャック事件では解決に尽力した。
間島特設隊とは満州国に存在した朝鮮人部隊。
日本からの独立を目指す朝鮮の武装勢力を弾圧する任務があったとされる。
故・白善燁韓国陸軍元大将は日本統治時代に所属。
李泳采、「満州で多くの中国人、朝鮮人が抗日運動をやっていた時に多くの朝鮮人部隊で独立を目指している朝鮮人指導者たちを弾圧する部隊に白善燁韓国陸軍元大将がいた。その人々が戦後朝鮮戦争にも参加しているが、戦後の韓国の歴史には戦前の満州での歴史はほとんど書かれず、戦後の朝鮮戦争だけの歴史が書いてある」
洪・ヒョン、「間島特設隊に対して誤解がある。満州でアパッチ運動をやった人々は中国共産党員。中国共産党の司令によって動いた。朝鮮の独立のために動いていない。私は植民地化された国々を調べた。植民地時代に教育された人がその後の国のリーダーになって国を再建している。その歴史を否定することは間違っている」
松川るい、「白善燁韓国陸軍元大将には2011年にお会いした。米韓同盟を象徴する方だった。朝鮮戦争における勝利がなければ韓国は現在存在しない。どういう解釈をするにしろ事実として、韓国が現在存在していることにおいて白善燁韓国陸軍元大将に負うところは大きい。その方が国立墓地に埋葬されないということは他国のことではあるが疑問に感じる」
反町理、「朝鮮戦争のとき、国連軍は北朝鮮軍により釜山まで追いつめられた。それを守ったのが白善燁だったのか」
洪・ヒョン、「『いまから私が先頭に立って突撃し陣地を奪回する。貴官らは私の後ろに続け。もし私が退がるようなことがあれば、誰でも私を撃て』と言った。白善燁韓国陸軍元大将はソウルの国立墓地に何とか入れたものを彼らはそちらに移した」
●元徴用工訴訟の最大焦点「現金化」で日韓関係は
旧新日鉄住金(現・日本製鉄)の資産差し押さえをめぐる主な動き一覧(2018年10月~今年8月4日)。
李泳采、「8月4日からすぐ現金化するというよりはその後いつでも出来る権利を持つということは確かだが、今の段階ですぐ現金化するというのは想像しにくい」
武藤正敏、「年内かどうかはわからないがそんなに長くは待たないだろうと思うし、これを文政権が止めるとも思えない。いずれ現金化の話は本格的に動いてくるのではないか」
洪・ヒョン、「現金化が文政権にとってプラスになると錯覚すればそういうことをやる」
李泳采、「文政権は最初から司法判決を尊重するという言い方をしている。(現金化を最終的に決める決定権者は)代理人と当事者」
洪・ヒョン、「違います、政権」
松川るい、「形式的には代理人と当事者だがそこに政府の影響力がないとは思わない。韓国政府には現金化が進まないように適切な影響力を行使して頂きたい」
【提言】 「今後の韓国への向き合い方」
李泳采 「変わる韓国」
韓国は今変っている。その現実を認めることが日韓関係の改善につながる。
洪・ヒョン 「レイムダックの文在寅と韓国を分離せよ」
韓国の民主化と文政権を切り離して考えるべきだ。
武藤正敏 「長い目で考える」
文在寅政権には希望を持てない。ただし対話は重要だ。
松川るい 「それでも今は日米韓」
日中関係が悪いなか、やはり日米韓は大切だ。
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9