じじぃの「新型コロナ・日本ワクチン治験開始・大阪大学開発者に聞く!プライムニュース」

【ゲキ追X】“大阪の力”で日本を守れ ワクチン開発最前線

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Vq-qUI6U-u4

DNAワクチン

新型コロナワクチン、30日治験開始=大阪市立大病院で―国内初、創薬ベンチャー

2020.06.29 nippon.com
大阪大発の創薬ベンチャーの「アンジェス」(大阪府茨木市)は30日、同大と共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、安全性と有効性を確かめる臨床試験(治験)を始める。新型コロナワクチンの治験は国内で初めて。
ワクチン開発は各国で進められているが、欧米や中国が治験を開始するなど先行している。政府は感染拡大の「第2波」に備え、ワクチン20万人分の製造体制を整える異例の支援態勢を敷く。
https://www.nippon.com/ja/news/yjj2020062900515/

プライムニュース 「日本ワクチン治験開始 当事者に聞く勝算とは 第2波への備えと危惧」

2020年7月9日 BSフジ
【キャスター】長野美郷、反町理 【ゲスト】橋本岳(厚生労働副大臣)、増田道明(獨協医科大学医学部微生物学講座教授)、森下竜一(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄付講座教授)
政府の「新型コロナウイルスに関する専門家会議」に代わる新たな有識者会議である「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の初会合が6日に開催された。会合では、日々発表される感染者確認数が再び増加傾向にある東京の現状を分析するとともに、検査体制の基本的な考え方やクラスターが発生した場合はPCR検査を徹底する事などが議論されたほか、10日に予定されているスポーツや集客イベントの人数制限緩和を予定通り行う事が了承された。また、今後は「ワクチン接種の在り方」などについても取り上げられる予定だ。
新たな一歩を踏み出した日本政府の“新型コロナ対策”は、「第2波」の規模と被害を軽減させる事ができるのか?
●新型コロナ感染者が再増加 ワクチン開発の現状と今後

臨床試験(治験)の段階

フェーズ1 (安全性)
フェーズ2 (数十人規模・有効性)
フェーズ3 (数百人から数千人規模・有効性)

国内のワクチン開発状況

                 取り込み状況   生産体制の見直し

                                              • -

DNAワクチン      治験中    タカラバイオが生産予定

(阪大/アンジェス/タカラバイオ) (第1/2フェーズ)

  mRNAワクチン        動物実験
(東大医科研/第一三共
  組換えタンパクワクチン   ワクチン候補作成中 塩野義が開発主体となる意向
 (感染研/UMNファーマ)    動物実験を開始予定
 ウイルスベクターワクチン    動物実験を開始予定
 (IDファーマ/感染研)
  不活性ワクチン        ウイルスが増殖するかを確認中
(KMバイオロジクス/感染研/基礎研)

DNAワクチン 治験状況

治験先  大阪市立大学病院
人数   30人
投与方法 低用量群15人+高用量群15人
     2週間感覚で2回投与 6月30から開始
反町理、「大阪市立大学で治験が始まっているが、低用量群15人と高用量群15人の違いは何なのか」
森下竜一、「濃い薬と薄い薬のことです」
長野美郷、「ワクチンを打って副作用がすぐ出るのとある程度時間を経てから出るものがあったりするのではないか」
森下竜一、「ワクチンを打って抗体ができてもなかなかわからない。効果については1~2年経過を見ている」
増田道明、「米国立衛生研究所(NIH)のアンソニー・ファウチが“注意深く楽観的に”手放しで期待しているわけではないと言っている。色々な臨床試験を経て安全性、効果を確認すると言うプロセスをルールに則った形で検証していくことは大切にしなくてはならない。薬については、理化学研究所スーパーコンピューター『富岳』を使って2000種類以上の色々な薬とコンピューターの上で作った様々なタンパク質がどう結合するかシミュレーションしている。その中からうまくいきそうな薬の候補が数10種類挙がってきている」
橋本岳、「ワクチンは1億人分急にできるかと言うと恐らくそうはならないので、我々の立場からするとまずはどんな方々から打っていくべきか考え始めていくべきだと思っている」
●新型コロナ感染者が再増加 重症化防止の新たな注目点

独・ハンブルグ大学法医学研究所(6月4日)

新型コロナウイルスにより死亡した80人の病理解剖を実地
→ 32人の患者に深部静脈血栓症を認め、死亡に影響している可能性を示唆
増田道明、「新型コロナウイルスが細胞に感染するときの入り口に相当するタンパクが血管の内側の壁紙のようになっている内皮細胞でも作られている。このウイルスは血液内に入ると血管内側の細胞にも感染するようだとヨーロッパの研究成果などから見えてきている。血管が傷つくと防御反応として血を固めて治そうとするが、大きい血管や体中の色々なところで起こると血が固まってはいけないところで血が固まって大きい血の塊が出来たりということが起こる。サイトカンストームと言われる。世界的にはこうした血栓症や塞栓症が新型コロナウイルスの症状に深く関わっているという見方がされるようになっている」

【提言】 「第2波に向けたあるべき対策」

橋本岳 「とにかく手指衛生と三密回避を!」
 新型コロナの治療薬とワクチン開発が進んでいるが、まずはかからないように手洗いをそして三密を避ける。
増田道明 「科学的リスク評価と重症化対策」
 ワクチン開発には数ヵ月かかる。それまでに年齢による基礎疾患対策とか重症化対策をする。
森下竜一 「抗体検査による陰性証明。一日も早いワクチン開発」
 新型コロナにかかっても症状に表われないことが問題になっている。もう少しきめ細かい対策をする。
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9