じじぃの「いかに生きるか・となりのトトロ・喜びを生み出す魔法のたまご!倫風」

エッグクラフト | Un journal de la clematite

2011-06-12 Ameba
毎月1回 工作教室のボランティアに行っています。
11日は宮城県から エッグクラフトで有名なエッグおじさんこと菊池克三(きくち かつぞう)さんが来られました。
https://ameblo.jp/tea-clematis/entry-10921510601.html

『倫風』 2020年7月号

実践倫理宏正会

わたしの体験 喜びを生み出す”魔法のたまご” 【執筆者】菊池克三 より

11年前に、58歳で35年間勤務した会社を早期退職しました。家内には強く反対されましたが、私はそれまで長年趣味にしていた卵の殻を使った工作・”えっぐクラフト”を活かして、起業したいと考えていたのです。
今思うと、趣味を生業(なりわい)にして収入を得るということは並大抵のことではなく、家内が反対したのも当然だったと思います。
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そんな私が中学2年の時、卵の殻にこけしを描き、学校の作品展で金賞をもらいました。母はそれまで何1つ褒めるところのない息子のことを、この時ばかりは褒めてくれ、隣近所にまで触れ回っていました。
実家は小売店を営んでいました。母は店に来るお客さんにも、「息子が金賞もらった、金賞もらった」と、オリンピックで金メダルでも獲ったかのように吹聴(ふいちょう)します。その姿を見て、<自分にも人に褒められるものがあったんだ>と気付き、それ以来、ずっと続けてきたのが卵の殻に絵を描くことだったのです。
母は79歳の時に食道がんにかかり、お医者さんから余命半年と宣告されました。飲むことも食べることもできなくなった母の病室に、卵の殻で作って竹の中に入れた”かぐや姫”を持っていきました。母は自分のベッドには飾らず、同じ病室に入院していたおばあちゃんに「これ、息子が作ったのですが、よかったら飾ってください」と渡しました。
おばあちゃんは”かぐや姫”を手に取ってこう言いました。
「何だか、このお人形さんを見ていると病気のこと忘れてしまいそうだなあ」と。その言葉を聞いた母はうれしそうにニッコリと笑いました。それから数ヵ月後、母はこの世から旅立っていきました。

”えっぐおじさん”のワークショップ

それから私は「人生のテーマ」を決めました。「人を喜ばせる生き方をしよう!」と。そして、<いつか卵を通して人の心を励ますことができれば……>という思いが膨らんで、思い切って早期退職し、起業に踏み出したのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「ピンポーン!」
「また、雑誌持ってきました」
小太りのおばちゃんが、今年になって毎月やってくるようになった。
先月は、ナスの漬物、今度は瓶詰めのウメボシを一緒に持ってきてくれた。
パラパラと『倫風』 7月号を読んでみた。

<自分にも人に褒められるものがあったんだ>と気付き、それ以来、ずっと続けてきたのが卵の殻に絵を描くことだったのです。

私の場合、何も気付かずにきてしまいました。 (^^;;
そういえば、このタマゴ型「となりのトトロ」もこんな感じだったなあ。