じじぃの「新型コロナ後・日本の戦略的思考・DX・経済の現状と行方!プライムニュース」

【BSフジプライムニュース】『“コロナ後”の日本像マイナンバーと電子化米中対立の新国際秩序』2020年6月10日

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Ufejw2BV-TY

新型コロナ後の日本は?

東大とIBM量子コンピューターで協業、実機2台を日本に設置し開放

2020/02/14 日経クロステック Active
協業に伴い、米IBMは2機の量子コンピューターを日本に持ち込んで設置する。
1台はIBMが2019年1月に発表した商用ベースの「IBM Q System One」。日本IBMの拠点で運用し、東大の研究者のほか日本の研究機関や企業などに広くクラウドとして貸し出す。日本で運用することで、一定時間は占有して使うなど利用者の要望に応じた柔軟な貸し出しができるようになるという。
もう1台は研究用のマシンで、東大の本郷キャンパス(東京・文京)に設置する。東大の研究者らが独自の冷却技術や材料を試すなど研究開発や技術検証に活用できるほか、マシンそのものに手を加えることも可能だという。
https://active.nikkeibp.co.jp/atcl/act/19/00012/013100171/

プライムニュース 「“コロナ後”の日本像 マイナンバーと電子化 米中対立の新国際秩序」

2020年6月10日 BSフジ
【キャスター】長野美郷、反町理 【ゲスト】甘利明自由民主党新国際秩序創造戦略会議座長 衆議院議員)、小林喜光(三菱ケミカルホールディングス会長 規制改革推進会議議長)
今回のコロナ禍は、現金給付の行政システムや、押印が壁となっている在宅勤務など、様々な課題を浮き彫りにした。
そんな中、自民党はコロナ後の課題を検討する「新国際秩序創造戦略本部」の議論を4日から始めた。日本の脆弱性に対する処方箋を作るとともに、コロナ後に再構築される国際秩序への発言力を高めることが狙いだ。
●コロナ後の日本の姿 経済の現状と行方
長野美郷、「コロナ前とコロナ後では会議の結果にどのような差が出てくるか」
小林喜光、「ウェブ会議では終った後に疲れが出ることがある。顔を見てしゃべると何となく分かったという気になるが、ウェブでは自分の発する言葉だけだ。今までの会議だと空気を読んで、顔を突き合わすとこの人にはちょっと言いにくいなとか思ったり、本質的な議論ができるところがある」
反町理、「賃金に関して差が出てきたりするものなのか」
小林喜光、「IT技術などより効率的なものが求められる。米国のIT企業を見ると高収入の企業と低収入の企業とに極端に分かれる」
甘利明、「スキルを持っている人とスキルを持っていない人でははっきり差が出る。テレビ会議がずっと続くと出張ってなんだろうと思うようになる。デジタルトランスメーション(DX)を通じて必要でないものが見えてくる」
甘利明、「日本が強いのは自動車、素材、デバイスです。素材についてはどうやって世界のプラットフォーマーになるかを始めたばかりです。量子コンピュータを開発したIBMが米国以外で技術協力を結んだのが日本です。日本はこの分野で最先端を行っていることと、量子コンピュータを進化させる先端材料を持っている」
●コロナ後の日本の姿 デジタル化と社会改革
“新型コロナ”で浮き彫りになった主な問題について。
支援金・現金給付の遅れ→行政手続きの混乱、マイナンバー制度が機能していない。
テレワークの限界→押印や紙書類の処理で出社が必要に。
小林喜光、「日本は現場が強かった、いわゆるマスプロダクションの時代をいかに効率よく作るかという時代は強かったが、今は政府や本社サイドで議論していても現場レベルで不具合が出来るように日本の全体構造が変わってきているという危惧を感じる。マイナンバーはカードとしては16%しか普及していない。大きな流れとして今回の新型コロナが示したのは日本の理念としてのデジタル化の検証を迫っている。遠隔教育にしても遅れていったために先生の負荷も重くなかなか作動しなかった。国民そのものが変わろうとしていない、ここをどう変えていくかが大きな部分ではないか」
●コロナ後の日本の姿 米中対立と国際秩序の行方
対立が激しくなっている米国と中国への向き合い方について。
小林喜光、「中国が米国をもう凌駕したかもしれないというスピード感。情報が筒抜けだったのではないか。経済セキュリティに対する思いが日本はあまりに希薄だった。ナショナルセキュリティーは当然もっとブロックしてもらわなければ困る。一方で環境問題やコロナを筆頭とする健康の問題、グローバルアジェンダでは一緒に産業を作る意識でコラボすれば良い。日本はなくてはならない国だというのをどこで構築するか」
経済安全保障について。
甘利明、「昔は民生の技術でこれは軍事転用、これはコモディティ技術と分けられたが今は全体の底上げがあるので分けられない。特に中国は民間技術は軍事技術そのものだということになっており線引ができない。中国は環境で困っている、中国は水で倒れると言われている」
【提言】 「コロナ後の日本のためにいちばん大切なこと」
甘利明 「戦略的思考」
 米国や中国を見ていると10、20年先を見てやっている。中国は世界のルールを国に取り入れて中国スタンダードにしている。日本にはそういった戦略的思考が少ない。
小林喜光 「不条理VS.非条理」
 不条理は連帯、絆。非条理はDX、PX。不条理はカミュの『ペスト』。これを解決するのは日本の連帯、絆です。一方コロナ後は、デジタルトランスメーション、ポートフォリオ・トランスフォーメーションを乗り切っていく。
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9