じじぃの「目指す超極小・激化する半導体競争・金属ケイ素とは!日曜報道 THE PRIME」

The Production Of Silicon | NTNU

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=D1ALNg3z2gk

金属ケイ素

世界を一変させる日本発、画期的半導体 京都大学初のベンチャー、酸化ガリウムの新技術

2019.2.18 JBpress
現在、電力制御を行うパワー半導体の世界では、シリコンより半導体物質としてのパフォーマンスが高い炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)を活用する開発が進み、成果を出している。
しかし、炭化ケイ素や窒化ガリウムによって実現される新型半導体の開発成果を無にしかねない恐るべき技術を開発した企業が現れた。
京大初のベンチャー企業、フロスフィアだ。
フロスフィアは、廉価に酸化ガリウムの結晶を作る方法を開発した。この技術が、なぜ炭化ケイ素や窒化ガリウムの最新の成果を無にし得るほど、すごいのだろうか。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55502

シリコンメタルの基礎知識

2021年8月19日 素材のコンシェルジュ
●シリコンメタルとは
シリコンメタルとは、世界中の地盤の中に存在するケイ石(酸素とケイ素)から取り出される金属ケイ素です。主な生産国として、アメリカや中国、オーストラリアなどがあります。シリコーン、ポリシリコン、半導体シリコン(シリコンウエハー)、合成石英などの主要原料となります。
●全量を輸入に頼る日本
シリコンメタルの原料であるケイ石ですが、河原で白い石を見つければ、それが多くのケイ素を含むケイ石です。つまり、ケイ素とケイ石は実はどこにでも存在します。しかし、日本は現在シリコンメタルの全量を輸入に依存しています。ではなぜ、シリコンメタルは日本では製造されず、輸入に依存するのか。それは、ケイ石からシリコンメタルを取り出す電気溶解に膨大な電力が求められるからです。
●上がる中国技術。増える中国需要。
そもそもハイグレードなシリコンメタルに必要なのが、純度の高いケイ石ですが、中国はその国土の広さから、高い純度を持つ鉱山が多いと言われています。
そして近年、さらに注目を集めるのが、中国の製造技術進歩と価格です。 半導体、自動車、太陽光パネルの世界的な需要増加が中国で起きており、必然的にそれらに求められるシリコンメタルの製造技術も発展しています。
http://www.maeda-gls.co.jp/column/wordpress/2021/07/26/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98/

日曜報道 THE PRIME

2021年11月7日 フジテレビ
【キャスター】松山俊行、梅津弥英子 【コメンテーター】橋下徹(弁護士) 【ゲスト】小林鷹之(経済安全保障担当大臣) 
気候変動問題と経済安全保障の気になる関係「金属シリコン」とは? 調達難の裏にあの国橋下が小林担当大臣にズバリ聞く! ▽維新の躍進と課題…国民民主と“政界再編”も!?

目指す超極小 激化する半導体競争 金属ケイ素とは?

●脱炭素へ・重要資源「中国頼み」の現実 カギを握る・金属シリコン
脱炭素社会実現の課題、再生可能エネルギー、しかし今、日本の太陽光発電に暗雲が立ち込めている。
太陽光パネルの材料の金属シリコン。今、価格が高騰、不足する状況が起きている。
タックトレーディング・李霊は「一時的に輸入量は減って入手困難な状況になってしまうというのは弊社としても初めて」と語った。
金属シリコンをすべて輸入に頼る日本。8割以上を中国から輸入している。
タックトレーディング・上島隆社長は「世界中の金属シリコンは中国価格によって動いている。だいたい今年の9~10月あたりから5~6倍に跳ね上がった」と語った。
●中国・最エネ加速で日本に暗雲 担当大臣に問う「経済安保」
世界の生産量の7割を占める金属シリコン。価格高騰の背景は中国の環境問題。
世界最大の温室効果ガス排出国の中国が太陽光発電を加速。
金属シリコンを使った太陽光パネルの量も膨大。
中国各地で大規模停電が、急激な温暖化対策による電力不足。
こうした状況が金属シリコンの大幅減少、価格高騰につながっている。
日本はどう対応するのか。

神奈川大学教授・加部義夫は「中国以外の供給ルートを探すのは難しい。中国が製造技術を上げたので、中国以外で大量に作るのは困難」と指摘する。

岸田政権の重要課題として出ている経済安全保障。太陽光パネル半導体、シリコン製品らに使われている金属シリコンの価格が高騰していて、ほとんどが中国からの輸入に頼っている。
原料や材料を特定の国に依存しないようにするのも1つの目的。
日本として今後、どう取り組むのか。
松山俊行、「中国は2010年に尖閣諸島で中国漁船の扱いをめぐってレアアースの輸出規制をかけてきた。また同じことが起こるかもしれない」
小林鷹之、「確かに金属シリコンのほとんどを中国に依存している。輸入する国をオーストラリアなどに分散するほか、金属シリコンを窒化ガリウムや酸化ガリウムに置き換えるなど代替物の開発を進めている」
●経済安保の課題「半導体」戦略は? 目指す超極小・激化する半導体競争
新型コロナウイルス感染拡大の影響で半導体が不足している。
不足すると車は減産、家電は納期が遅れる、ゲーム機に関しては出荷予定台数が見直されている。

半導体売上ランキング

【1990年】 1位 NEC、2位 東芝、3位 日立、4位 インテル(米国)、5位 モトローラ(米国)。
【2020年】 1位 インテル(米国)、2位 サムスン電子(韓国)、3位 TSMC(台湾)、4位 SKハイニックス(韓国)、5位 マイクロン(米国)。
半導体は小さければ小さいほど高性能、省電力化と言われている。
半導体は旧制第、最先端、次世代と大きく3つに分けられる。
TSMCサムスン電子を抜いて、来年初めて3ナノメートル半導体を生産する見通しだ。
日本が作れるのは旧世代まで。
●最先端半導体製造最大手のTSMC 日本で工場建設へ
今、注目されているTSMC。来年、熊本県で工場建設を開始。
岸田総理も「経済安全保障に大きく寄与することが期待される」とし、これに対し大変期待している。
日本政府は数千億円規模の補助金で工場建設を支援する方針。
●米国の対中国 半導体の輸出規制に疑問符?
半導体の製造技術など日本で独自に得意とする分野がある。
技術が海外に流出しないためにどうすればいいのか。
米国では米国の技術を使った半導体に関する製品をファーウェイ(華為)やSMIC(中芯国際集成電路製造)など中国企業に輸出するには商務省の許可が必要になる。
しかし総額1000億ドル規模の製品や技術の輸出許可を米国国内の企業が得ていたことが分かった。
米国・共和党 マイケル・マコールは規制強化を求める声明を発表。
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/nichiyouhoudou_theprime/