じじぃの「中国が再測量・エベレストの標高は8848メートルなのか?夕刊フジ」

China sends surveyors to top of Mount Everest in a bid to measure the world’s tallest mountain

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=y1cJ5INMplE

エベレストの標高を測量する中国の登山隊

夕刊フジ』2020年6月5日発行

「エベレスト再測量」に隠された“中国の野望” 米中の「宇宙戦争」も激化?「独自のGPS、世界の軍事的脅威に」 より

中国自然資源省の登山隊が5月27日、世界最高峰の「エベレスト」(中国名チョモランマ)に登頂し、標高を再測量した。8848メートルと広く認知されているエベレストが、中国独自の衛星利用測位システム(GPS)「北斗」を活用した再測定に歴史的な意義があると中国メディアは伝えるが、そこには軍事的な野望もうかがえる。
同月6日にベースキャンプで出発式が行われ、測量士やガイド、資材輸送要員などで構成されたチームは、悪天候による2度の登頂失敗をへて同月27日に登頂に成功。中国共産党機関紙「環球時報」は、中国側の北稜ルートでの初登頂から60周年で、中国で正確な標高を発表から45周年になるとして、再測定に歴史的意義があると報じた。
地殻変動で標高が変わるとされているエベレストは、1975年までにインドや中国が測った8848メートルが認知されているものの、99年に米国の調査チームがGPSによる精密観測で8850メートルと発表している。
今回のプロジェクトの主な目的は、北斗システムによる測量や国内測量計器・装置の全面的な使用、航空重力技術を応用した測量の精度向上、3D技術を活用した自然資源状況の表示などとし、正確なデータを発表するまでに2、3ヵ月かかるという。
環球時報によると、北斗の衛星はこれまでに54基が打ち上げられ、数センチ単位の誤差で位置情報を取得できる。ビッグデータやコンピューティングなど多種多様な技術に転用されるとし、世界の半数以上が同システムを利用しているという。
ただ、このプロジェクトの目的が単純な測量だけではないと警鐘を鳴らすのは、軍事ジャーナリストの井上和彦氏だ。
「測量で得たデータを軍事利用することが目的で、今回の中国の調査も将来的な軍事利用が十分に考えられる。独自のGPSシステムを保有すると、自らが保有するハイテク兵器を支障なく運用でき、世界の軍事的脅威となり得る。中国が大規模に資金を投入して行うことは、自国民の利益のためではなく、第一義的に軍事目的だと考えた方がいい」と指摘する。
米中の「宇宙戦争」も激化するのか。

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どうでもいい、じじぃの日記。
エベレスト(中国名チョモランマ)の標高は8848メートルなのか? 8850メートルなのか?
エベレストの高さをめぐっては、米国が1999年にGPSで測定した結果8850メートルだったと発表。ただ、中国はこれを認めず2005年に専門家を派遣して再測定をした。
今回の調査隊は、多くの機器を持ち込み最新の技術を組み合わせて測定するということで、専門家は今回の測定はこれまでで最も精密なものになると話しているという。
エベレストは年4ミリメートルの速さで標高が高くなっており、また山頂は年3 - 6ミリメートルの速さで北東へ移動しているらしい。
中国が正確なデータを発表するまでに2、3ヵ月かかるらしい。
米中の覇権争いに、日本はどっちに付くのだろうか。