じじぃの「銃の代わりに花束を描く・アート・テロリスト・バンクシーとは何者か?日曜美術館」

Top 10 Greatest Banksy Art

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=DwgAtYYxHc4

Banksy changes game with new art work

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=M_ohv16jFy8

Banksy 「Game Changer」

Banksy depicts U.S. flag on fire

大下容子ワイド!スクランブル

2020年6月8日 テレビ朝日
【司会】 小松靖下平さやか 【コメンテーター】マライ・メントライン(ドイツ放送プロデューサー)、瀬尾傑(スマートニュースメディア研究所所長)、千葉公慈(曹洞宗宝林寺住職 東北福祉大学学長) 【解説】池上彰(ジャーナリスト)、増田ユリヤ(ジャーナリスト)

池上彰増田ユリヤ・徹底生解説 差別を逆手に・様々な黒人文化

バンクシー、黒人差別を批判 新作は「燃える星条旗
黒人差別に対する抗議デモが世界中に広がっている。
正体不明のアーティスト・バンクシーが人種差別への批判をテーマにした作品を描いた。
花が手向けられ、黒い人影が写された遺影。そのそばのろうそくにともされた炎は星条旗に燃え移ってる。
これはバンクシーが自身のインスタグラムに投稿したもの。
絵とともに残されたメッセージには、当初はこの問題について「口を閉じて黒人の話に耳を傾けるべきだ」と考えていたものの、自分自身の問題だと思い直して筆を執ったと添えられている。
https://www.tv-asahi.co.jp/scramble/

日曜美術館 「#アートシェア 今こそ、見て欲しいこの一作」

2020年5月31日 NHK Eテレ
【司会】小野正嗣柴田祐規子 【出演】安藤忠雄、片岡真実、横尾忠則、橋本麻里、辻惟雄いとうせいこう原田マハ高橋明也、会田誠飯沢耕太郎
新型コロナウイルスに揺れる今だからこそ、見てほしいアート作品がある。題して「#アートシェア」。
番組では、アーティストや美術館関係者などに緊急アンケート。横尾忠則さん、安藤忠雄さん、辻惟雄さん 原田マハさん、会田誠さんなどがとっておきの一作をアートシェアします。あの名画から、知られざる逸品まで。今を生きるための「ヒント」にあふれた作品たちをお楽しみ下さい。
●作家、ミュージシャン、俳優など幅広く活動するいとうせいこうさんがあげたのは覆面アーティスト・バンクシー
その最新作。タイトルの「ゲーム・チェンジャー」は変革をもたらすものを意味します。
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-05-31&ch=31&eid=14948&f=868

バンクシーを読む 銃の代わりに花束を描く!アート・テロリスト 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル

https://tkj.jp/book/?cd=TD002150

バンクシーを読む 銃の代わりに花束を描く』

宝島社 :2020年発行

バンクシー入門 作品18選 より

作品から透けて見えるその正体とは?

日本で「バンクシー」という名を頻繁に耳にするようになったのは、2018年10月、「シュレッダー」事件が起きてからのことではないだろうか。
イギリスの美術品競売会社大手・サザビーズが開催したオークションに、彼の代表作のひとつ「Girl with Baloon」(少女と風船)が出品された。その甲斐が作品につけられた価格は104万2000ポンド、日本円にして約1億5000万円。しかし落札者が決まった次の瞬間、額縁に仕込まれていたシュレッダーによって、その絵が断裁され始めたのである。断裁は途中で止まったものの、まさかの事態を前にどよめきにゆれる会場の様子は、当時、日本のメディアでも頻繁に報じられた。
    ・

バンクシーとは何者か? その手法の変化を追う

「21世紀のピカソ」「政治活動家」「アート・テロリスト」。これらはいずれも、作品やパフォーマンスを観た人たちがバンクシーに与えてきた、”称号”だ。
なかでも東京藝術大学大学院・毛利嘉孝教授は、彼の活動の変遷とともに、その肩書を大きく3つに分類する。「グラフィティ・ライター」「ストリート・アーチィスト」、そして「アート・テロリスト」だ。
「90年代から2000年代初期にかけては、彼の活動の中心地は地元であるイギリス・ブリストルでした。当時は、いわゆるグラフィティ・ライターで、主な活動は街中の壁などにグラフィカルな文字を描くというもの。ところが活動の場をロンドンに広げていくにつれて、単にグラフィティを描くというより、立体物を作ったり、プロジェクトを手がけたりといった、”作家”としての側面が強くなっていきました。2000年頃からは、広義でのストリート・アーチィストへ移行したといって良いでしょう。
 その後、イラク戦争の際に起った反戦運動(2003年)をきっかけに、彼は政治的な問題にも関わるようになっていきます。反戦パレスチナ問題、難民問題、半資本主義といったテーマに積極的に取り込むようになり、活動場所もパレスチナなどの紛争地域をはじめ、世界中に広げていきました。それに伴い、単に壁にステンシル絵画を描くだけでなく、博物館や美術館に自身が制作したパロディ作品を許可なく展示したり、ニセ札を作ったり、パリス・ヒルトンをおちょくるCDを勝手に作って配布したりと、グラフィティの領域を超えた”パフォーマンス”も積極的に取り入れるようになります。決してそこに暴力を用いることはありませんが、ある種強引で予想のできない彼の活動が、アート・テロリストと呼ばれるゆえんでもあるのです」