じじぃの「コロナ・シンドローム・血栓の指標・Dダイマーとは!ミヤネ屋」

「診療の手引き」を改訂 「血栓症」への注意強調(20/05/19)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_TZ1gCJIhPA

dダイマーが高値で考えられる病名は?血栓との関係を解説!

臨床検査技師が教える病気と健康の相談所
今日はメジャーではないけどじゅうような検査項目の1つである『dダイマー』について話をするよ。
https://psuken-opp.com/ddaimakessen/

情報ライブ ミヤネ屋

2020年5月28日 日本テレビ
【司会】宮根誠司 【コメンテーター】林マオ、パックン、伊藤聡子、高岡達之、笹崎里菜、蓬莱大介
●最新・血栓症 指標に「Dダイマー」
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症に対する診療の手引きを改訂し、血栓症を合併する可能性を報告。
肺炎と共に、肺の血管が詰まる血栓症が起き酸素を体内に取り込めなく事例が分かってきた。
新型コロナウイルス血栓の関係をいち早く報告したのは、米国・ニューヨーク州・マウントサイナイ医科大学病院。
若い患者が血栓脳梗塞を発症するケースが相次いでいると、医学誌に報告書を掲載。
新型コロナウイルスには、血液を固まりやすくする性質がある。
血管が詰まり臓器がダメージを受け重症化する。
血栓の指標「Dダイマー」について、新潟大学医歯学総合研究科特任教授・榛沢和彦が生解説。

Dダイマーとは血栓を溶かす際に出る物質で、Dダイマーの血中濃度が上昇していれば体のどこかで血栓ができている可能性がある。

炎症やがん、出血があってもDダイマーの数値が上がるため注意が必要。
自粛生活でエコノミークラス症候群になりかけの人が羅患した場合、血栓が大きくなる恐れがあり、普段から足の血栓予防は重要。
https://www.ytv.co.jp/miyaneya/

週刊新潮』 2020年5月28日号

コロナは「肺炎」だけではなかった 血栓脳梗塞を引き起こす仕組みとは より

知らぬ間に進行する「沈黙の肺炎」こそ新型コロナウイルスの恐ろしさと見られていた。しかし、時が経つにつれ、各国で血管に炎症が起きる「川崎病」と似た症例が報告され始めた。すなわち、“敵”の狙いは肺だけでなく、全身の血管にあったのだ。
●多彩な症状
肺炎が主症状とされてきたコロナはなぜ、血管に炎症を起こすのか。
国際医療福祉大学の松本哲哉教授が解説する。
「ウイルスそのものが血管に作用していると見られます。すると大きく分けて二つの変化が現れます。一つが血管の炎症で、もう一つが血栓です。血管の炎症が起きると、川崎病のような発疹や発熱が見られます。症状が進み、血栓ができると、軽度ならしもやけ、重症になると、脳梗塞心筋梗塞が起こります。海外では若い方でもこうした合併症で亡くなっているのです」
東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科の寺嶋教授は血栓が形成される過程での、免疫細胞の“暴走”を指摘する。
「肺は毛細血管に覆われ、血液の流れが豊富な器官。肺にウイルスが入ると免疫細胞が働き、追い出そうとしますが、この免疫細胞が必要以上に働き過ぎて、血管まで攻撃してしまうことがあります。これが過剰免疫、サイトカインストームと呼ばれる状態です。これにより、炎症を起こした部分から血栓ができ、脳梗塞などを引き起こすのです」
肺炎のみならず、血管を通じ全身の臓器に多彩な症状を見せるこの病、さしずめ「コロナ・シンドローム」と捉えるべきだろう。