じじぃの「デカルトの哲学・自然界は機械でできており、すべて数学的に解明できる?ニュートン6月号」

PHILOSOPHY - Rene Descartes

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=CAjWUrwvxs4

科学雑誌ニュートン』(2020年6月号)

ニュートンプレス

哲学 科学を生んだ人類の思考

デカルトの哲学が、「未来は決まっている」という考えを生んだ より

「物理学の祖」といえば、ガリレオ・ガリレイアイザック・ニュートンを思い浮かべる人が多いのではないでしようか? しかしもう一人、その功績があまりにも知られていない人物がいます。ふたたびの登場となる哲学者デカルトです。
デカルトはあらゆる存在を疑ったのち、意識(心)を第一原理にして、哲学を再構築しました。こうして「物体は存在する」という結論に達したことまでは、前のページで紹介しました。ここでいう「物体」とは、大きさと形だけをもつ、幾何学的な存在のことを指します。
実はこの考えは、「物体は数学的に記述できるものだ」といいかえることができます。デカルトはこの考えをもとにして、物体の運動の法則について研究しました。それらの法則のうち、最も重要なものは「物体は外から力をあたえないかぎり、その状態を保ちつづける」というものです。これはまさに、「力が加わらないかぎり、止まっているのは止まりつづけ、動いているものは動きつづける」というニュートン力学の運動の第一法則、「慣性の法則」です。
慣性の概念は、デカルトによって最初に提唱されたのです。デカルトの死後、その著作を熱心に研究し、ときに批判したニュートンによって、慣性の法則ニュートン力学に組みこまれたのです。

自然界は”機械”でできており、数学的に解明できる

デカルトはさらに、「自然の事物」をすべて機械の部品のようなものだととらえました。天候の変化も、動物の動きも、私たちの身体機能も、すべて数学的にときあかせると考えたのです。
この考えは「機械論的自然観」とよばれています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「脳の三位一体説」というのは、生き物の進化を説明するうえで分かりやすい。
ヒトの脳は原始的な脳の上に、より進化した脳が被さり、その上にヒトのヒトたる知能が被さっている。
原始的な脳は本能をつかさどる脳で、大脳新皮質はヒトを含む哺乳類にしかない。
デカルトの「心身二元論」というのは、考える「意識」と機械的物体としての「身体」でできているとする考えだ。
「我あり」、の「脳」さえあれば、自分の臓器はすべて機械に置き換えても構わない。
哲学は、「好奇心」なのだそうだ。
好奇心は「科学」につながるらしい。
好奇心さえあれば、人間なのである。
家に閉じこもりのじじい。閉じこもっていてもまだ人間なのである。