じじぃの「いかに生きるか・認知症も1つの個性なのです?倫風」

おすそ分け

クローズアップ現代+ 「新型コロナ “介護崩壊”を防げるか」

2020年4月23日 NHK
【司会】武田真一
新型コロナウイルスの感染拡大によって、大きな危機に直面しているのが「介護」の現場だ。
デイサービスなど「通所介護」を中心に、感染リスクを恐れた事業者が休業に踏み切る動きが拡大。従来のサービスを受けられず、高齢者が心身の機能を低下させるケースもある。また介護の負担増に直面する家族も増加。通所介護の代わりとして役割を増す「訪問介護」もヘルパーや支援の不足に悩まされている。介護を取り巻く危機の現状と対策を探っていく。
父を介護する りかさん。
「この2週間どう対応すればいいんだろうって、パニックになりました。デイサービスに行くことで健康の維持もできていましたし、それが崩れる日が来ちゃうんだなと思って」
デイサービスが休業し、自分の部屋にこもるようになった武二さん。数日後から行動に変化が表れました。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4409/index.html

『倫風』 2020年5月号

実践倫理宏正会

鎌田實の「人生を味わい尽くせ!」 認知症なんて怖くない! より

認知症も”1つの個性”なのです。
友人の佐藤雅彦さんからメールをもらいました。彼は45歳でアルツハイマー認知症の症状が見られ、51歳で確定診断されました。いま66歳。それでも「日本認知症本人ワーキンググループ」の理事として、講演などで全国を飛び回っています。
彼の姿を見ていると「認知症になったら人生もう終わり」ではないと、強く思います。
僕は佐藤さんと定期的にメールを交換していますが、最近、そのメールにこんな「困りごと」が記されていました。
「知人の名前が出てこない」
佐藤さんは、アイウエオ順に知人リストを作り、スマホで名前を確認することにしているそうです。
「スケジュールが覚えられない」
彼は一人暮らしですが、「家に閉じこもらない」生活を常に意識していて、スケジュール管理が欠かせません。対策としてグーグルのカレンダーで、予定を管理しているとのこと。
そして「何もわからない、能力の低い人と思われること」が、とても「嫌なこと」で、そんな認知症患者を代表して、「言いたいこと」を挙げています。
「命に関わらない失敗はしてもよいと思っているので、周囲はおおらかな目で見てほしい、神経質にならないでほしい」「個性を大事にしてもらいたい」
認知症も個性の1つだと考えてほしいのです。

認知症は不便だが、不幸ではない」

いま全国では約460万人の認知症の人がいるとされ、予備軍とされる軽度認知障害の約400万人を合わせて約860万人もの人が認知症を抱えています。
でも認知症は、ある日突然、すべてを忘れてしまうわけではありません。多くは、記憶が明確だったり、忘れてしまったりする「まだら症状」です。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「ピンポーン!」
「また、雑誌持ってきました」
小太りのおばちゃんが、今年になって毎月やってくるようになった。
先月は、大学イモ、今度はナスの漬物を一緒に持ってきてくれた。
じじぃ、「あんまり読んでないんだけど」
「鎌田さんが、認知症について書いているのがあるから読んでみて」
認知症かあ、そういえば、車の免許更新がもうすぐだなあ。
「100-7 = 93, 93-7 = 86, 86-7 = 79, 79-7 = 72」
これから、念仏みたいにぶつぶつ、やらなくちゃあ。