じじぃの「アマゾン・新型コロナウイルスは世界をどう変えるのか!プライムニュース」

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Online education gaining momentum in China

Amazon、米国で10万人の追加雇用を発表。新型コロナの影響で通販需要が急増

2020年03月17日 Engadget 日本版
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行に伴い、外出を控え、買い物ものもネットで済ませる人が増えています。
このため、ECサイトの配送では需要の増加に伴う人手不足が発生しており、米Amazonではこれに対応するため、米国で10万人の追加雇用を行うと発表しました。
https://japanese.engadget.com/jp-2020-03-17-amazon-10.html

プライムニュース 「コロナショックで分断 “自国主義”の危うさ どうなる?世界の秩序」

2020年3月23日 BSフジ
【キャスター】竹内友佳、反町理 【ゲスト】宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)、熊谷亮丸(大和総研常務取締役チーフエコノミスト)、水野貴之(国立情報学研究所准教授)
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、安倍政権は日本への入国制限強化を欧州全域に拡大すると明らかになった。またアメリカは、すでにイギリスを除く欧州全域からの入国を禁止。「移動の自由」や「単一市場」を標榜するEUでも、域内諸国が相次いで国境封鎖。欧州委員会EU域外からの不要不急な移動を30日間制限する計画を加盟国に提案している。
グローバル化によって発展してきた国際社会が、ナショナリズムの台頭で行き詰まりを見せる中、今回の事態による「ヒト・モノ・カネ」の寸断は、反グローバル化の流れに拍車をかけることになるのか?
一方、新型コロナウイルスから一足早く立ち直りの兆しを見せる“震源地”中国と感染拡大の渦中にあるアメリカだが、覇権をめぐる対立は今後、どのような様相を見せ、世界の秩序はどう変わるのか? 政治・経済・外交…様々な視野から今後の世界の行方を読み解く。
●中国の存在感と国際秩序
熊谷亮丸、「特にイタリアなどは一帯一路には腰が引けている。イタリアから見ると中国から病気をうつされた。そこで医者を連れてこられてもそんな虫の良い話はない。確かにヨーロッパから見ればファーウェイは完全には排除できない。しかし今回のコロナウイルスの事で明確に距離を置いていく可能性が高いのではないか。今回の事で距離は広がっていく」
水野貴之、「ウイルスは人が媒介して運ぶ。どれだけの人が移動しているのかで予測ができる。問題はこの後。一帯一路の話の時にアフリカの話が出てくる。アフリカに中国寄りの封じ込め作戦が効くと、アフリカに対する中国のプレゼンスが高くなる。南アフリカあたりは医療が進んでいる。一方、ナイジェリアやエチオピアなどが医療的に弱く中国への依存が強い。何とか日本がウイルスを抑えてアフリカに影響力を持たせたい」
宮家邦彦、「中国のアフリカ援助といっても援助を受ける国にはメリットがない。中国人による中国人のための援助だ。アフリカの人々にもそれが分かってきている」
新型コロナウイルスは世界をどう変えるのか
【熊谷亮丸の提言】 「グローバル資本主義の転換点~近代からポストモダンへ」
熊谷亮丸、「2000年代、株主の利益だけが重視されてきた。これから大きな流れとして資本主義4.0といって人が大事な資本主義になっていく。従業員を大事にして働きやすくすれば企業収益が上がり株が上がる。新たな資本主義の段階に入ってきた。グローバル資本主義の良い点を生かしながら悪い点を是正するような改革が必要。ソサイエティ5.0は経団連がやっているが、そういう形で離れていてもいろんなことができる社会。遠隔の診療や遠隔の事業を可能にしていく。行政の手続きはオンラインでもっとできるようにしなければならない。今回をきっかけにレジャー産業や小売り業、豪華客船は厳しい状態。飛行機も搭乗率が減っている。他方でリモートの産業や医薬品などがプラスの影響が働く。行き過ぎた株主の短期的な利益だけが重視をされるというバランスの悪い資本主義は曲がり角を迎えるのではないか」
【宮家邦彦の提言】 「経済を除く政治社会文化面でのグローバル化は後退する」
宮家邦彦、「1920年代はロシア革命ができてソ連ができた。社会主義が出てきて国家社会主義ナチスになった。資本主義で是正ができるのか。1920年代の社会主義が戻ってくる感じがする」
熊谷亮丸、「グローバル資本主義は様々な問題を抱えている。資本主義を止めて社会主義になっても問題は解決しない。日本などでも公益資本主義を唱えている人がいる。資本主義の中で問題を解決するのがベスト」
宮家邦彦、「今ソ連に代わる共通の敵がいる。中国は資本主義。これに対して英知を結集できるのか勉強していきたい」
【水野貴之の提言】 「オンラインによるグローバル化
水野貴之、「1つは教育のグローバル化。もう1つはサプライチェーン。大学のグローバル化はオンライン授業がある。米国は教育は普通の人でさえ高い。オンライン化されると世界中の日本人までが米国の授業を受ける。そこで日本の大学もムーク(MOOC)を始めたが、日本は集めて授業をしないと落第してしまう。オンライン授業の履修率は5.5%。オンラインが優れているポイントがある。今一斉に世界中が力を入れている。小中高のオンライン化が世界的に次のポイント。台湾ではオンラインに対応できるように今の時間を使って準備が進んでいる。無理だと言っていた英国でさえオンラインに切り替わっている。輸入のシステムでは日本は覇権から外されてしまう。米国と中国のデジタルの覇権争いに日本が遅れようとしている。新型コロナウイルスの状況下で教育機会の不均衡が起こった時にオンライン化が重要。学校に行くようになったらそのシステムは止まるかもしれない。イノベーションは既存で良い技術があり衰退してきて、新しい技術を生み出す。今回の危機やショックはイノベーションを起こす。新型コロナウイルスで利益を上げているのがアマゾンだ。しかし、対面で事業を行なうことも非常に大事だ」

反町理、「日本のオンライン・サービスは貧弱で、新型コロナウイルスで一気にアマゾンの勢いが加速するということか」

水野貴之、「日本には既存のシステムがある。これを越えてリスクを取れるかどうか。イノベーションの種を産まないといけないのではないか」
https://www.fnn.jp/programs/primenews