じじぃの「科学夜話・色はいくつある?動物が見ている世界と進化」

San Diego woman Concetta Antico diagnosed with 'super vision'

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QjocalycuiQ

4色型色覚を持つ女性

常人の100倍もの色を見分ける「4色型色覚」を持つ女性がいるのはなぜか?

2016年01月13日 GIGAZINE
一般的に人は100万色を識別しますが、世の中にはその100倍である、1億もの色を識別する「4色型色覚」を持つ人が存在すると考えられています。
一説によると女性の12%が4色型色覚を持っているとも言われていますが、なぜ女性だけが4色型色覚を持っているのか、そして4色型色覚が現れるのはなぜなのか、the neurosphereが解説しています。
https://gigazine.net/news/20160113-mystery-of-tetrachromacy/

『動物が見ている世界と進化』

ティーブ・パーカー/著、蟻川謙太郎、的場知之/訳 エクスナレッジ 2018年発行

色はいくつある? より

1色型色覚の動物は、1種類の錐体だけをもち、世界を白黒または1つの色の濃淡で見ている。哺乳類のうち、アザラシやアシカ、クジラやイルカ(鯨類)、一部の齧歯類、アライグマなどは1色型色覚だ。これに対し、2色型色覚は2種類の錐体を持ち、多くに哺乳類が該当する。2色型色覚の動物は、色を「2次元」で経験すると考えられる。また、「色盲」とされる色覚障害のヒトの一部もこれに相当する。
ヒトやヒトに近縁の霊長類、すなわち類人猿とサルの一部は3色色覚をもつ。これに加え、フクロミツスイやスミントプシスなど一部の有袋類も3色型色覚だ。これらは3種類の錐体をもち、きわめて広範囲にわたる色覚をもつ。3種類の錐体は、もっとも敏感な光の波長に応じて、それぞれ青(または紫)、緑、赤(緑・黄)錐体と呼ばれる。青錐体は短波長を感知し、その反応は紫や青として知覚される。緑錐体は青緑と緑の波長を感知し、赤錐体は長波長(黄色とオレンジ)に反応する。
4種類の錐体をもつ4色型色覚の動物は、ヒトが知っている3原色とは異なり、4原色の組み合わせとして色を解釈する。色型色覚は昆虫や脊椎動物の一部(魚類、両生類、爬虫類、鳥類)など、さまざまな文類群にみられる。初期哺乳類も4色型色覚を祖先から受け継いだが、遺伝子変異により、現生哺乳類の大部分は2色型色覚となった。なお、一部のヒトも遺伝子変異により4色型色覚をもつ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
同じ哺乳類なのに、違った世界を見ているかもしれないというお話。
1色型色覚・・・白黒だけの世界
2色型色覚・・・3色型色覚のうち1色が欠落した色覚(色盲
3色型色覚・・・ほとんどの人は3原色で見ている
4色型色覚・・・32色以上見える人
ハチドリは紫外線も見える。
ハチドリは長いくちばしを持ち舌を伸ばして花の蜜をエサとしている。人間が見ると何の変哲もない花でも、紫外線領域では違った見えを持っている。
人間は3次元の世界に生きている。
お花畑が見えてきました。 (^^;;