じじぃの「科学夜話・4K8Kテレビ・顔の毛穴まで見えてしまう?人間を科学する事典」

4K・8Kテレビ 毛穴まで見える?

テレビは早くも4K超え!「8K」って何がスゴいの? 徹底解説 2017.11.29 価格.comマガジン
●そもそも「8K」とは?
8K映像とは、横×縦の解像度が7,680×4,320画素を持つ映像のこと。この画質に対応する放送を8K放送、テレビ受像機を8Kテレビと呼ぶ。
1,000を1キロ(K)と数え、横方向の解像度が約8,000なので8Kというわけだ。ちなみに、4Kは3,840×2,160で4K、フルハイビジョン(フルHD)は1,920×1,080で2Kと表せる。縦×横の画素数で比較すれば、8Kは4Kの4倍、2Kの16倍にあたる。同じ画素密度なら、8Kは2Kの16倍も広い面積の映像を、逆に面積が同じなら16倍緻密な表現ができるというわけだ。
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『人間を科学する事典―心と身体のエンサイクロペディア』 佐藤方彦/著 東京堂出版 2005年発行
何色まで見分けることができる? より
ヒトを含めた霊長類の色覚は三色型で、赤・緑・青に対応するセンサとそれらの信号を処理する神経メカニズムにより、100万色を超える色を識別できると言われています。その他の哺乳類は二色型ですから、哺乳類の中ではヒトはたいへん優れた色覚能力をもっていると言えます。しかしながら、その能力がどんな状況下でも成立するわけではありません。その能力が100%のパフォーマンスを発揮できる状況は意外と少ないのです。
例えば光環境について考えてみましょう。私たちが一般的に「光」と呼ぶ可視光線は、電磁波の一部であり、その波長が約380〜780nm(ナノメートル)のものをさします。この波長の長さが、われわれの感じる色と対応しており、このうちの特定の波長光が物体に反射して眼へ入力されることで、私たちは色を認識します。したがって、ものを見る場所に存在する光そのものに、ある色の成分が含まれていなかったとしたら、いくらその波長光を反射する素材があったとしても、その色は見えないことになります。
つまり、リンゴの「赤い」の例ではそれ自身が「赤い」のではなく、私たちが「赤い」とみなす成分が反射している物体であるように、赤に対応する波長成分の光が存在しなければ、りんごは赤には見えないわけです。太陽光は可視光波長域の光をほぼ満遍なく含んでいますので、色の見分けをするには理想的な光と言えますが、私たちの現代生活の多くを占めている屋内の光、すなわち照明光はどうなんでしょうか?
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テレビのブラウン管の間近まで眼を近づけると、三原色である赤・青・緑の小さな点が秩序正しく並んでいますが、その距離で見ている限りでは黄色や白といった色は画面上に見当たらないはずです。ところが、普段テレビを見ている距離まで眼を遠ざけると、見えなかったそれらの色が見えるようになります。つまり、画面上の赤・青・緑の近接した三点を眼の解像度では分解できないため、それらが混色された1つの点となることで画面上には存在しないはずの色が見えるという、ヒトの色の見分けにおける一種の錯覚を、テレビは利用しているわけです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
テレビでやっていたが、今年の消費税アップと来年の東京オリンピックで4K・8Kテレビがこれからの売れ筋なのだそうだ。
まあ、8Kの大型テレビだと100万円代らしいので、相当のお金持ち以外は4Kテレビを買うことになりそうだ。
それでも、顔の毛穴まで見えてしまうらしい。
それを期待して買うスケベ親父がいるのかなあ。