じじぃの「火星のジンクス・火星を目指す新たな宇宙レース!人類宇宙に住む」

NASA Sets Goal To Land On Mars In 2035

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2wN1VlmH7po

NASA Plans Manned Mars Mission By 2035

NASAによる有人火星探査は2035年までを目処に

2019-10-25 sorae
NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は国際宇宙会議(IAC)の場で、NASAによる有人火星探査は2035年までに実施される見通しだと語りました。
https://sorae.info/space/20191025-nasa-mars.html

火星旅行に大量被曝のリスク

2013.06.03 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
宇宙船に降り注ぐ放射線量を評価する初の研究が行われた。今から数十年後、宇宙飛行士が地球と火星を往復する未来が実現したとしても、有害な高エネルギー粒子線から宇宙飛行士を守ることは困難で予測のつかない作業になりそうだ。
NASAの火星探査車キュリオシティ(マーズ・サイエンス・ラボラトリ)に搭載した「レディエーション・アセスメント・ディテクター」(RAD:放射線評価検出器)という機器を使って測定したところ、宇宙飛行士は非常に高エネルギーの銀河宇宙線と太陽エネルギー粒子線を大量に浴びると予想されることが明らかになった。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8027/

『人類、宇宙に住む 実現への3つのステップ』

ミチオ・カク/著、斉藤隆央/訳 NHK出版 2019年発行

絶対に火星へ! より

イーロン・マスクは宇宙計画を代表する現代の顔かもしれない。革新的で頭が切れるうえに、不遜で、怖いもの知らずで、型破り。これまでにないタイプのロケット科学者、つまり、起業家で億万長者で科学者なのだ。彼はよく、アイアンマン[映画『アイアンマン』シリーズのヒーロー]の正体トニー・スタークにたとえられる。人当たりのよい実業家にして発明家で、実業界の大物にも技術者にも通じている。実のところ、映画『アイアンマン2』の一部は、ロサンゼルスのスペースX本社で撮影されており、スペースXにやってくる訪問者は、アイアンマンのスーツを着た等身大のトニー・スタークの像に迎えられる。マスクはニューヨークファッションのウィークで、メン時ウェアのデザイナー、ニック・グラハムによる、宇宙をテーマにしたランウェイコレクションに影響を与えさえした。グラハムはこう説明している。「火星は今シーズンのテーマのようで、誰もが大きな望みを抱く対象という点で、真っ先に頭に浮かぶトレンドです。イーロン・マスクが火星へ最初の人々を行かせたがっているという2025年の秋物コレクションをお見せするという着想でした」
マスクは自分の理念をこのようにまとめている。「私には、生命を複数の惑星に棲まわせるために自分にできる最大の貢献すること以外に、個人的に資産をためる動機はありません」。Xプライズ財団のピーター・ディアマンディスはこんなことを言った。「ここには単なる収益性よりはるかに大きな原動力があります。[マスクの]ビジョンは、魅惑的で心強いのです」
     ・
とりわけ楽観的な夢想家たちでさえも、火星旅行で宇宙飛行士の直面する危険がたくさんあることはよく承知している。マスクも、「あなた自身火星へ行きたいか」と訊かれた際、最初の旅で死ぬ確率が「かなり高い」ことを認め、自分はわが子の成長を見届けたいと言っている。
火星への有人ミッションにひそむ危険を挙げれば、膨大な数になる。
まずは壊滅的な故障だ。宇宙時代に入って50年以上経つが、悲惨なロケット事故が起きる確率は、まだ1パーセントほどある。ロケットの内部には何百も可動部品があり、どのひとつの欠陥もミッション失敗をもたらすおそれがある。スペースシャトルでは、全部で135回の打ち上げのうち、惨憺たる事故が2回あった。つまり事故率は約1.5パーセントだ。これまでの宇宙計画全体では、死亡率は3.3パーセントになる。宇宙へ行った544人のうち、18人が亡くなった。とりわけ勇敢な人だけが、何十万キログラムものロケット燃料の上にみずから進んで乗って、帰ってこられるかどうかも知らずに、時速4万キロメートルで宇宙へ打ち上げられるのである。

「火星のジンクス」もある。

火星に送った探査機のおよそ4分の3は、そこへ行き着いていない。理由は主に、距離の遠さと。放射線の問題、機械的故障、通信途絶、微小隕石[惑星間を飛んでいる状態なので本来落下物を意味する隕石と呼ぶのにはふさわしくないが、専門家のあいだでも慣例上呼ばれているため、以後はこう表記する]などにある。それでも、米国はロシアよりはるかに良い成績を収めており、ロシアは赤い惑星到達の試みを14度失敗している。
さらなる問題は、火星までの旅の長さだ。アポロ計画で月に行くのに3日しかかからなかったが、火星への片道旅行は9ヵ月を超え、往復を終えるにはおよそ2年かかる。

                      • -

どうでもいい、じじぃの日記。
2019年は、アポロ計画の月面着陸から50周年という節目だった。
月に着陸したアームストロング船長は次のように言った。
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
20xx年のいつか、人類は火星に着陸するだろう。
月面に立ち、宇宙に浮かぶ地球を眺めた飛行士にはその後の人生が変わった人がいた。
火星に降り立った飛行士は、はるか遠くに浮かぶ地球を見てどんな感想をもつのだろうか。