じじぃの「フレーミング効果・環境活動家・グレタさんが言うと真実に聞こえる?ヘンな感覚の正体」

報ステ】『ダボス会議』あの2人が・・・再び“舌戦”(20/01/21)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MSxB9ubN_JI

2020年1月26日「風をよむ~世代間の分断~」

サンデーモーニング」スタッフノート
ダボス会議でグレタさんとトランプ大統領が登壇。対照的なスピーチ。
https://note.com/tbsnews_sunday/n/nc5be59ed8475

『誰にも覚えがあるヘンな感覚の正体』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2019年発行

10kgの鉄と10kgの綿では鉄のほうが重いと感じる――シャルパンティエ効果 より

●「鉄は重たい」というイメージのワナ
「10キログラムの鉄と10キロキログラムの綿(わた)では、どちらのほうが重い?」
小学校低学年くらいの子どもにこの問題を出すと、おそらくほとんどの子どもが「鉄のほうが重い」という間違った答えを出すはずだ。
正解はもちろん「どちらも同じ重さ」なのだが、それでもなお、鉄のほうが重たいような気がしてしまう。綿は軽い、鉄は重たいという強いイメージはがあるからだ。
このように同じ重さの者でもイメージによって重さの判断が変化してしまう心理効果のことを「シャルパンティエ効果」という。
フランス人医師のシャルパンティエが最初に大きさと重さにかんする錯覚実験を行なったことから名付けられたもので、それを検証したドイツの精神分析学者コゼレフの名前を入れて「シャルパンティエ=コゼレフの錯覚」とも呼ばれている。
マーケティング手法としてもおなじみ
現在「シャルパンティエ効果」は重さだけでなく、同じ物でもイメージによって受け取り方に変化が生じることも指すようになっている。
たとえば「約140ヘクタールの広さ」と「東京ドーム30個分の広さ」では、「東京ドーム30個分の広さ」のほうが広く感じる。じっさいはほぼ同じ広さだ。
また「2000ミリグラムのビタミンC」と「レモン100個分のビタミンC」では、なんとなく「レモン100個分のビタミンC」のほうが多いような気がする。これもほぼ同じビタミン量だ。
これらは「XXXが○個分」という表現にすることで、イメージをもちやすくし、すぐれているような錯覚を与えることができる。先の例では「東京ドームは広い」というイメージ、「レモンにはたくさんのビタミンCが含まれている」というイメージがあるからだ。
もうひとつ、「シャルパンティエ効果」の具体例としてよくとりあげられるているものに価格の錯覚がある。
たとえば「定価の60パーセントオフ」と「定価の50パーセントオフ。レジでさらに20パーセントオフ」では、後者のほうが安くなるような気がする。ところが、じっさいはどちらも同じ割引率なのだ。

このように数字の見せ方や表現の仕方で印象が変わることを「フレーミング効果」とも呼ぶ。メガネのフレームが変われば、顔の印象も変わるということだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
1月26日、サンデーモーニング 「風をよむ ~世代間の分断~」を観た。
ダボス会議で、環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17歳)が登壇。
グレタ、「あなたたちは『大人に任せなさい、悲観的になるな』と言うけれど、その結果何もできませんでした。すぐに化石燃料から一切手を引いて下さい!」
ニュージーランドの女性議員は 「オーケー、ブーマー」。
「ブーマー」とは、現在の60~70代を中心とした「ベビーブーム世代」を指すのだそうだ。
しかし、グレタさんのあの顔から言われた言葉には、ギョッとしてしまいます。
顔にも、「フレーミング効果」があるのでしょうか。