じじぃの「真っ黒な海中で魚が点滅発光して泳ぐ理由!理系の疑問」

Self Illuminating Rainbow Jellyfish : Flashing lights!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Qy90d0XvJlE

Triplefin blenny

『理系の素朴な大疑問』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2019年発行

真っ黒な海中で泳ぐイカが青白く光る理由 より

イカを暗いところで泳がせると、青白く光って見えることがある。
また、夜の海岸を散歩していると、浜辺に打ちあげられた魚の死体が青白く光ることがある。
これは発光バクテリアという小さな菌の仕業である。
イカをはじめ魚たちは、ただで発光バクテリアを共生させているわけではない。彼らの光を利用することで雄雌を見分けやすくしたり、餌となる小動物を誘ったり、敵を威嚇したりするために利用している。
発光バクテリアの出す光は意外と明るく、しかも熱を伴わないのでエネルギー効率がよい。
そこで、バクテリアを利用したランプをつくろうという研究も進められている。
かつてパリで開催された博覧会で、壁や天井一面にバクテリアを塗って青白く輝く部屋がつくられたという。このようなバクテリア・ランプは通常1週間程度しかもたないが、バクテリアの培養方法を工夫すれば、3年以上持続させることも不可能ではないという。
いまのところは、コストの問題などもあり実用化されていないが、将来、とくに電源のないようなところでは、電球や蛍光灯の代わりにバクテリア・ランプが使われるようになるかもしれない。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、NHKで「発光する生き物」をやっていた。
映像の最後に、点滅して鮮やかな色を出しながら泳いでいる魚が出てきた。
だいたい、魚が発光するのは体内に共生している発光バクテリアによるものらしい。
一説には地球上がまだ嫌気的条件下(無酸素)にあった頃、有害な酸素を除去するために用いられたという。
しかし、点滅しながら泳ぐ魚はどんな仕組みで点滅させているのだろうか。
液晶テレビの場合は、液晶分子に微小な電圧を変えて「色」を表現している。
点滅しながら泳いでいる魚も微小な電圧を加えながら発色しているのだろうか。
「光る生物」は結構、謎なのだそうだ。