じじぃの「人はなぜ調理するのか・風味を感じる嗅覚が発達したため?チコちゃんに叱られる」

チコちゃんに叱られる!

2020年1月3日 NHK
【MC】岡村隆史、チコ、塚原愛 【ゲスト】長谷川博己門脇麦堺正章 【声】木村祐一 【語り】森田美由紀
【解説】明海大学 歯学部 教授 村本 和世 先生
●なぜ人間だけが料理をする?
この中で一番料理が上手すぎるステキな大人ってだーれ? チューボーですよ!で長年料理番組をされていたという事で堺正章さんが解答者。 チコちゃんの疑問は、なぜ人間だけが料理をするの?
https://www4.nhk.or.jp/chikochan/x/2020-01-03/21/4362/1490075/

『「雑学」に強くなる本―読んでびっくり!知って得する!』

A・レオクム/著、竹内均/訳 三笠書房 1998年発行

食べ物の好みで”歯”の形・性能は変わってくる! より

化石や古代遺跡の発掘を行っている考古学者は、歯が出てくると非常に喜ぶ。歯は、当時どんな種類の生き物が暮らしていたのかを知る重要な鍵になるからである。
たとえば、肉食獣には引き裂くことのできる歯があり、ネズミにはかじる歯あり、牛にはすり潰す歯がある。馬、牛、ネズミ、ネコ、犬など、すべての動物が自分の生活様式、食事、さらに共通した性格に適した歯を持っているのである。
ちなみに、ビーバーの歯の着る力はたいへんなものである。犬やネコの犬歯は鋭く長く、そのおかげで容易に餌を捕らえて、くわえることができる。奥の鋭い歯は肉や切り刻んだり砕いたりするためにある。
リスは硬い木の実の殻を簡単にこじ開ける歯を持っている。魚でさえ餌を食べるのに役立つ歯がある。
サメの中にも魚を噛み切る鋭い歯を持つ種類もいれば、魚を砕く鈍器のような歯を持つ種類もいる。
また、カワカマスは飲み込んだ魚を真っすぐにするための、奥へ傾いた歯を持っている。
ヘビの歯は獲物が逃げられないよう内側に角度がついている。
人間は”集合的”歯列を持つ生物である。つまり、多くの異なった種類の歯が隣り同士で並んでいるのである。
科学者によれば、人間の歯の構造は、人間が雑食性の食生活に適している証拠になるという。

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どうでもいい、じじぃの日記。
少し古いが 2014年11月、NHK Eテレ地球ドラマチック』で「“食”を科学する!~人はなぜ調理するのか~」を観た。
 肉を焼くとアミノ酸と糖が化学反応を起こして結合することで新しい分子になります。
 肉の大部分は水分。長時間焼くことで水分がなくなり、パサパサになる。肉を一晩塩水に漬け、焼く前にたっぷりと水分を含ませることでしっとりとした仕上がる。
 調理は人類の進化に欠かせなかった。調理された生ものは消化しやすくなり、そのことが人類の進化に影響を及ぼした。人間だけが調理する生き物である。
 人間の脳の進化は約180万年前から始まった。しかし、人間が調理をしたという証拠は最も古いものでも40万年前のものしかない。
 人は調理のために、より高度な道具を使うようになり、火を扱うようになったと考えられている。火を通すことで、消化にかけるカロリーをセーブすることができ、カロリーを大量に消費する「脳」に回すことができる。調理の恩恵を受け、人間の脳は3~4倍大きくなった。

2020年1月3日放送の「チコちゃんに叱られる!」 より

●なぜ人間だけが料理をする?
答えは、顔が平だから。
巨大な小惑星が6600万年前に、現在のメキシコに落ち恐竜が絶滅した。
昼間から食料を探せるようになった我々の祖先は、視覚が発達、嗅覚は次第に退化していった。
それとともに骨格に変化が起き長かった鼻部分が短くなり、顔が平らになった。
我々の祖先は直立二足歩行するようになり、体が垂直に起き上がると喉頭が他の動物と比べて下がった。
すると、食べ物の香りが広がった喉の空間を通してより嗅上皮に届きやすく風味を感じやすくなった。
のだそうです。