じじぃの「人類の未来が2030年に分岐点を迎える!NHKスペシャル・2020巻頭言」

The disarming case to act right now on climate change

動画 TED
https://www.ted.com/talks/greta_thunberg_the_disarming_case_to_act_right_now_on_climate_change#t-9494

Boyan Slat unveils The Ocean Cleanup Interceptor

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=KyZArQMFhQ4

South Africa Water Crisis

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=h6Qz6NFdWNE

South Africa Water Crisis

未来への分岐点

2030年までに気温が1.5℃上昇? 悲惨な結末を避けるには大変革が必要だ

2018.10.26 WIRED.jp
早ければ2030年、世界の気温が産業革命前の水準より1.5℃高くなると試算するIPCC報告書が公表された。
「悲惨な結末」を回避するには、約10年で二酸化炭素の排出量を半減させる必要があり、文明の再構築とでも呼ぶべき抜本的な変革が迫られている。
https://wired.jp/2018/10/26/we-need-massive-change-to-avoid-climate-hell/2030

NHKスペシャル 2020巻頭言 「10years after 未来への分岐点」

2020年1月1日
【司会】武田真一、清原果耶 【ゲスト】毛利衛土田晃之、スプツニ子!、南谷真鈴、谷口怜央 【語り】石橋亜紗
“これからの10年が人類の未来を決める”いま、世界の多くの研究者が口をそろえる。
地球温暖化、水不足、そして進化し続けるテクノロジー…。こうした難題に、これからの10年どう向き合っていくか、それが人類にとって、“分岐点”になるというのだ。次の世代に確かな未来をつないでいくためにわたしたちに何ができるのか、豪華ゲストとともに考える。
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-01-01&ch=21&eid=03110&f=46

2020年1月1日、NHKスペシャル 2020巻頭言 「10years after 未来への分岐点」 より

温暖化、人口爆発、テクノロジーの進化、食料や水不足の問題。
人類の未来を左右する課題が2030年に分岐点を迎えるということが、国連や国際機関の報告書などで相次いで明らかになってる。
国連事務総長アントニオ・グテーレス
「2020年からの10年は、行動と変革の時代にしなければならない」
数ある課題の中で国連が重要視しているのが気候変動。
現在、地球の平均気温は人類が出した二酸化炭素などの温室効果ガスによって産業革命前から既に1℃上昇。
10年後にやって来る分岐点では+1.5℃。

2030年に地球の平均気温が+1.5℃を超えてしまうかどうかで人類の未来が大きく変わってくる。

これまで、国家間の枠組みではなかなか進まなかった対策が、個人や民間組織が動くことで国際社会を大きく動かすという新たなステージに入っている。
海の上で温暖化対策に取り組む若者がいる。
オランダ人のボイヤン・スラットさん、25歳。
世界中で急増している海のプラスチックごみは、生態系に大きなダメージを与えるだけでなく、海に漂い劣化していく間にも強い温室効果ガスを発生させる。
これを大量に回収し再利用することを目指している。
ボイヤンがこの活動を始めたのは、高校生の時のギリシャへの家族旅行がきっかけ。
以来、ボイヤンは友人とごみの回収方法を研究しながらNPOを設立。
17歳の時、そのアイデアを世界規模のプレゼンテーションの場で訴えかけた。
一見、無謀とも言える計画に1000万円を超える寄付が寄せられる。
更に世界各地から専門的な知識を持つ人も集まってきた。
海洋学者や生物学者軍の技術士官など、「自分にもできることがある」と協力を申し出てきた。
メンバーは試行錯誤を重ねながらごみを回収する専用のシステムを開発。
企業などからも寄付が集まり、その資金は実に44億円を超えるまでになった。
世界で最も大量のプラスチックごみが漂う太平洋の海域。
独自に開発した巨大なパイプを使って去年ついに世界で初めてプラスチックの大量回収に道筋をつけた。
更に水を巡る格差は国と国との間でも広がっている。
南アフリカの隣国、最貧国のモザンビークでは安全な水どころか農業用水すら欠乏し、深刻な食糧危機にも陥り始めている。
今、国連の機関WFP・世界食糧計画はモザンビーク各地を巡回し水や食料の支援をしている。
支援対象者は急増し、250万人に上っている。
水や食料が枯渇するモザンビークの人々は今、次々と隣国南アフリカに移り住み始めている。
そしてそのことが南アフリカで社会の混乱を生んでいる。
南アフリカの人と移民との間で憎悪が拡大。
暴動や殺人事件が相次ぐ事態に発展。
世界の人口が85億人に達する2030年までに格差を解消しなければ、国際社会は深刻なダメージを受ける。
こうした状況は米国とメキシコの国境やインドとパキスタンの国境でも起きている。
ただ、2030年の人口を考えると、2030年の世界の人口に対して淡水の全部の量は足りている計算。

つまり偏っていることが問題。深刻な格差が深刻な水不足につながっている。

国連の機関WFPモザンビーク事務所代表・カリン・マネンテさん、
「貧しい環境にあり、水や食料の枯渇に直面している人は精神的に追い詰められている。課題に対応するために我々は社会や国家のシステムを整えなければならないと考えている」

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じじぃの日記。
「つまり偏っていることが問題。深刻な格差が深刻な水不足につながっている」
バーチャル・ウォーター(仮想水)・・・食料を輸入している国がその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したもの
例えば、1杯のコーヒー。
これを このコーヒー豆を生産するためにどれだけの量の水が必要なのか。
1杯のコーヒー、実は140リットルの水が必要なのです。
とか。