じじぃの「歴史・思想_97_世界の幽霊屋敷・ホテルと公共施設」

Look around Mary Kings Close in 360 degrees

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1MYI8rVBYb4&feature=emb_title

Blair Street vaults

The Real Mary King’s Close

Cassadaga Spiritualist Camp

360 tour: Edinburgh’s Real Mary King’s Close

Monday 24 July 2017 The Scotsman
Lastly, this is not a ghost tour, nor do the guides treat it as such.
Taken with a heavy dose of salt, then, is the story of Annie, the wee girl who was first ‘encountered’ in 1992 by Japanese spiritualist, Aiko Gibo.
https://www.scotsman.com/news-2-15012/360-tour-edinburgh-s-real-mary-king-s-close-1-4512976

『絶対に出る 世界の幽霊屋敷』

ロバート・グレンビル/著、片山美佳子/訳 日経ナショナル ジオグラフィック 2018年発行

ホテルと公共施設

多くの人が集まる場所では、悲惨な出来事が起きる確率もおのずと高くなる。そして悲劇の現場では、幽霊が出るという噂が立つのが世の常だ。ホテルの場合、宿泊客が病死することは珍しくない。また、時には殺人事件や自殺の現場になることもあるため、死者の霊がとどまっている可能性は高い。幽霊が集団で出る場所もある。

ブレア・ストリート・ボールト (英国エディンバラ

18世紀にノースブリッジとサウスブリッジが建設されたときに造られた地下の貯蔵所。最初は倉庫として使われていたが、やがて都市の最下層の人々が住みつくようになる。噂によると、悪名高いバークとヘアという二人組が、医学校に売る死体を手に入れるため、この地下都市で獲物を物色、次々人を殺していった。地下は19世紀から放置され、長いこと忘れられていたが、1985年にたまたま発見され、一躍、幽霊スポットとして知れわたった。

メアリー・キングス・クロースに浮かぶ幽霊のような影 (英国エディンバラ

17世紀に市庁舎の下にあるこの裏通りをペストが襲った。住んでいたのがエディンバラの最下層の人々だ。犠牲者の遺体が遺されたまま、一部が封鎖されたという。
1992年4に訪れた日本の霊能者(訳注:宜保愛子とみられる)が、家族に置き去りにされて死んでいった「アニー」という名の少女の霊に会った。霊能者の足を強く引っ張ったという。それ以来、アニーの部屋を訪れる観光客が増えた。

カッサダガ・スピチュアリスト・キャンプ (米国フロリダ州

カッサダガホテルはカッサダガ・スピチュアリスト・キャンプを訪れる人々の宿泊施設として建てられた。幽霊の目撃情報が多いことで知られている。特に有名な幽霊は、「アーサー」と呼ばれているアイルランドの歌手。1930年代にカッサダガホテルで暮らしていて死んだ。22号室に泊まった多くの客が、ジンやたばこ、アーサーの体の匂いを嗅いだと証言している。
1875年、ニューヨーク出身のジョージ・コルビーという霊媒師が、自らの守護霊「セネカ」に導かれ、カッサダガに仲間の霊能者たちのためのコミュニティーを設立した。以後、死者と交信したい人々がカッサダガに集まるようになった。