じじぃの「原生林の消滅・森林破壊の主な要因は農耕地の拡張である!気象の世界ハンドブック」

Palm oil: how our consumer choices affect wildlife

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=w-1DQwaauwE

生息地を燃やされているオランウータン


国際学力調査 読解力育む土壌豊かに

2019年12月4日 TOKYO Web
世界の15歳が参加した学習到達度調査(PISA)で、日本の読解力は低下傾向であることが分かった。子どもたちの読書経験を豊かにすることを後押しするなど、腰を据えて取り組みたい。
読解力調査の「ラパヌイ島」と題する設問が公表されている。
ラパヌイ島(イースター島)で調査をしている教授はブログで、モアイ像が作られた当時にはあった大木が現在は生えていないことに疑問を示す。木の乱伐が原因とするジャレド・ダイアモンド氏の著書「文明崩壊」の書評、ネズミが種を食べたためとする科学者の反論を紹介する記事があわせて示される。生徒たちはそれら3つの文章を読み、大木が消滅した理由を根拠を挙げて説明することを求められる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019120402000178.html

パーム油のために生息地を燃やされているオランウータン インドネシア

Sep 22 2017 NewSphere
トゥリパ泥炭湿地林は世界有数のオランウータン生息地とされてきた。
しかしアブラヤシ農園の開発によりオランウータンが危機に晒されている。地球上で最も消費される植物油であるパーム油を生むアブラヤシを植林するため、湿地林の数千エーカーにも及ぶ原生植物が伐採されているのだ。
https://newsphere.jp/national/20170922-1/

『地図とデータで見る気象の世界ハンドブック』

フランソワ=マリー・ブレオン、ジル・リュノー/著、鳥取絹子/訳 原書房 2019年発行

人間が気候を妨害するとき 森林破壊 より

「均衡のとれた」森林は、樹木の成長ベースにあわせた炭素の吸収源であると同時に、それらが枯れたあとの炭素の貯蔵庫でもある。ここ20年、世界は年平均530万ヘクタールの森林を失っている。おもに市場作物栽培(大豆、トウモロコシ、サトウキビ、パームオイル)のための開発や、都市化の影響だ。この森林破壊と、それによる表土の変貌で、大気中の二酸化炭素濃度が上昇している。

大規模な森林破壊

森林が占める面積は38億9000万ヘクタール、地球の陸地の30パーセントである。森林は原住民(6000万人)の生活の基盤であると同時に、世界では16億人がさまざまなレベルで依存しているといわれている。森林面積でもっとも広いのは、熱帯林(全体の45パーセント)で、次が北方林(31パーセント)、温帯林(16パーセント)、亜熱帯林(8パーセント)と続く。
国連食糧農業機関(FAO)が明らかにしたところによると、1990-2010年のあいだに、森林破壊や自然災害によって年平均1550万ヘクタール緑地面積が消滅している。この消滅は、部分的な森林面積の増加、たとえば再植林や自然林の拡大によって、年平均1020万ヘクタールほどとりもどされている。したがって、この期間に消滅した森林は正味でも平均530万ヘクタールである。

森林破壊の原因。

森林破壊の要因としてもっとも大きいのは農耕地の拡張である。この現象は最近のものではない。
かつてのヨーロッパ大陸アメリカでは大々的に行なわれ、のちのち現在の地形になっている。しかし、状況はいちじるしく変化した。現在、森林伐採の目的はもはや食糧自給のためではなく、金融市場の需要をみたすためである。その対象となっているのが、大豆([搾油など]製造業として)であり、パームオイル、サトウキビ、トウモロコシ(バイオ燃料のため)、高級材(犯罪組織によって不法に伐採されることが多い)、貴重な金属やミネラル(ニューカレドニアのニッケルなど)…などだ。

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じじぃの日記。
『地図とデータで見る気象の世界ハンドブック』という本を見ていたら、アメリカの森林伐採の画像が載っていた。
1620 → 1850 → 1926 → 1990
約400年間でほとんどアメリカから森林が無くなっている。

パーム油(植物油脂表記)とオランウータン。パーム油の弊害を知ってますか?

これが「文明」というやつなのでしょうか。