じじぃの「科学夜話・カンブリア紀・そのとき我らが祖先は?古生物たちのふしぎな世界」

カンブリア大爆発(ダイジェスト) 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=TI6OpS263z8
脊索動物のなかま (kyoto-u.ac.jp HPより)

輝け!京大スピリット ヒトと同じ脊索動物のなかま「ホヤ」から進化の過程をさぐる京都大学広報誌『紅萠』
実験結果からあきらかになったのは、無脊椎動物の感覚神経を基に脊椎動物が新たな感覚神経のしくみを獲得したプロセス。(図3)「生物が祖先からどう進化してきたのかを解明する手がかりが、この発見に凝縮されています」。
http://www.kyoto-u.ac.jp/kurenai/201609/spirit/award.html
「cool-hira カンブリア紀
https://search.yahoo.co.jp/image/search?ei=UTF-8&fr=wsr_is&p=cool-hira++%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%B4%80&aq=-1&oq=

『カラー図解 古生物たちのふしぎな世界 繁栄と絶滅の古生代3億年史』 土屋健、田中源吾/著 ブルーバックス 2017年発行
そのとき我らが祖先は…… より
私たちヒトを含む哺乳類は、より大きな分類群として脊椎動物に含まれる。そして、脊椎動物の中で最も古いグループと言えば、魚の仲間だ。では、カンブリア紀には魚の仲間がいたのだろうか?
答えから書いてしまえば、当時、すでに魚の仲間も現れていた。
中国の澄江から、その化石は発見されている。「ミロクンミンギア」と「ハイコウイクチス」である。
ミロクンミンギアとハイコウイクチスはよく似た姿の魚の仲間である。全長は2〜3センチメートルほどと、現生のメダカよりも少し小さいくらい。背びれ、眼、口、えらなどをもっていたことが化石で確認されている。メダカなどの現生の魚の仲間と決定的に異なる点を挙げるとすれば、あごがないことだ。そのため、ミロクンミンギアやハイコウイクチスは「無顎(むがく)類」と呼ばれるグループに分類される。またハイコウイクチスに関しては、大規模な群れを組んでいた可能性が指摘されている。100個体以上の化石が、直径2メートルの範囲から発見されているからだ。
ミロクンミンギアやハイコウイクチスこそが、知られている限り最も古い脊椎動物である。「あごがない」ということは、ある程度のかたさをもった獲物を狩ることはできなかったことを意味している。また、鱗ももっておらず、防御の面においてもかなり心もとない。大規模な群れをつくっていたということも、「いかに弱かったのか」を物語っている。
とても弱々しい存在。それが、私たちヒトを含むすべての脊椎動物の祖先の姿だ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
シーラカンスは魚であるが、四肢の原型である太い柄を持つ鰭(ひれ)を持っていることで我々のご祖先様として登場する。
それでは約5億年前のカンブリア紀、我々の祖先はどんな形をしていたのだろうか。
「ミロクンミンギアとハイコウイクチスはよく似た姿の魚の仲間である。全長は2〜3センチメートルほどと、現生のメダカよりも少し小さいくらい」
カンブリア大爆発といって、体長1メートルぐらいのお化けエビがうじゃうじゃいるなかで、メダカのようなお魚が我々のご先祖様だった。お魚の前はナメクジのようなナメクジウオだったらしい。
お化けエビはやがて絶滅したが、変わって生き残ったのは小さなエビだった。
億単位で動物の進化をみれば、ナメクジが意外にも近い親戚だったのだ。