じじぃの「科学夜話・膝関節症・転ばぬ先の杖と予防?再生医療」


再生医療、商用段階に 患者2500万人の膝治療で実用化 2019/1/7 日本経済新聞
再生医療が商用化の段階に入る。高齢化などに伴う膝関節の病気に企業が相次いで再生医療を応用する。グンゼは軟骨の再生を促す素材を欧州で発売。オリンパス中外製薬は培養した軟骨を使う方法の実用化を急ぐ。膝関節の病気は日本人の5人に1人が患うため、その治療は再生医療の本丸と目されている。治療法が浸透し関連産業が活性化すれば、再生医療で日本が世界をリードする可能性もある。
再生医療とは 細胞を培養・加工し投与 きょうのことば
人体の組織や臓器を再生して機能を復活させる医療技術や製品を総称して再生医療と呼ぶ。日本では主に、病気の治療やけがなどで傷ついた身体の機能修復に利用する。人の細胞を培養・加工したものを法律上「再生医療等製品」と定義し、保険が適用できるようにしている。
様々な組織に分化できる万能細胞の一種、胚性幹細胞(ES)の技術が確立した1990年代後半以降、研究が活発化した。07年のヒトiPS細胞の作製成功でさらに期待が高まった。現在、国から認められている再生医療等製品は、皮膚や心筋シートなど18年末時点で5製品にとどまる。ニプロの脊髄損傷向け幹細胞「ステミラック」などが新しい製品として期待されている。
各社が膝関節の軟骨再生に力を入れる背景の一つに、市場規模が大きいことがある。特に多いのが変形性膝関節症で、症状がある患者は国内で約800万人と推定されている。重症化すれば人工関節を埋め込む必要があり、1人200万円ほど医療費がかかる。毎年約8万人が手術を受けており、これだけでも2000億円近い市場がある。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3968986006012019MM8000/
どうでもいい、じじぃの日記。
クローン病(炎症性腸疾患)で千葉・佐倉にあるT病院に1.5ヵ月おきに通院している。
病院内で見かけるのは圧倒的に高齢者だ。
そしてだいたい、20人に1人が杖を使って歩いている。
足の衰えの原因は筋肉の機能の衰えと、関節リウマチのような関節軟骨の病気が多いらしい。
クローン病も関節リウマチも、免疫の異常によって炎症が起こる。
新聞によると、膝関節の病気は日本人の5人に1人が患っているらしい。
膝関節がひどくなると人工膝関節を入れる手術だったのが、最近では再生医療で膝が回復するようになってきた。
そのうち、再生治療のおかげで転ぶ人が少なくなるというお話でした。