Plato Describes Atlantis // First Mention of the Island // 360 BC 'Critias'
Freediving Yonaguni Pyramid | Aliens or Lost Civilization? | Yonaguni Monument
アトランティスの地図
哲学者プラトンが元凶、世界が夢見たアトランティス
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
過去に姿を消した伝説の島は数多いが、「アトランティス」ほど名高く、人々の冒険心を駆り立ててきた島はないだろう。
ナショナル ジオグラフィックの書籍『世界をまどわせた地図』は、かつて存在すると信じられていた島や土地、国などを、当時の地図や記録を通じて紹介する本だが、その中でも当然、アトランティスについては取り上げている。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/071800010/111600005/
『ビジュアルストーリー 世界の陰謀論』
マイケル・ロビンソン/著、安納令奈/訳 ナショナル・ジオグラフィック 2019年発行
失われた都市
1つの都市がまるごと、あとかたもなく消えることはほぼ不可能に思える。ところが20世紀から21世紀に入るころ、失われた都市が見つかった。トロニス(あるいはヘラクレイオン)とカノープスが、ナイル川のデルタ地帯で波に運ばれた砂の中に1000年以上埋もれていたのである。建物や船、巨大な像が発見され、プトレマイオス王朝のファラオたちが君臨していた2000年前の古代ギリシャとエジプトの重要な交易関係の調査が進んだ。この先、アトランティスのような古代都市が見つかる可能性も十分にあり得る。
アトランティス
紀元前4世紀、多くの著作を残した哲学者プラトン(紀元前428~348年ごろ)は、架空の島アトランティスと、その島が9000年前に消滅したことを、人間の慢心をめぐる悲劇の寓話として書いた。そのアトランティスの話は、彼の著作のなかではごく弑さな扱いでしかなかった。ところが、のちの世に次のような意見が出てくる。この「アトランティス」はプラトンの想像の産物かもしれない。しかし、彼のアイデアの元になった”失われた”都市は実在したのではないか、と。
こうした憶測が広がり始めたのは16世紀である。当時はまさに、新世界が発見されつつあり、スペイン人が謎に包まれたマヤ文明やアステカ文明の遺跡を発見したころだった。作家トマス・モア(1478~1535年)は、架空のアトランティスやメソアメリカ文明の発見をモチーフとして、『ユートピア』を1516年に発表した。ほかにも、イグナティウス・L・ドネリー(1831~1901年)が著作のなかで、アトランティスは本当に実在したが、創世記に記されたノアの大洪水で滅びたのではないかと述べている。