じじぃの「速報“安倍・習会談”・2020年日本の対中戦略は!プライムニュース」

日韓で“おもてなし”に差 日本に対する中国の思惑(19/12/23)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=wDmfKRYkHXc

安倍首相と習近平国家主席 (2019年12月23日)

プライムニュース 「速報“安倍・習会談” 国賓来日に向け進展は」

2019年12月23日 BSフジ
【キャスター】竹内友佳、反町理 【ゲスト】林芳正自由民主党参議院議員 日中友好議連会長)、興梠一郎(神田外語大学教授)、朱建榮(東洋学園大学教授)
この日、中国・北京で安倍首相と習近平国家主席の会談が行われる。
翌日には成都で行われる日中韓首脳会談に出席予定の安倍首相だが、わざわざ北京を経由してまで習主席と会談する狙いは何なのか?来年春の国賓来日に向け進展はあるのか?一方、尖閣をめぐる問題や日本人拘束事案など両国の懸案に加え、香港や新疆ウイグルなど国際社会から非難の声が強い人権をめぐる問題についてどのような議論がなされるのか?
また、同じ日に中韓首脳会談も行われる。韓国高官からは「中韓同盟」を示唆する発言や、習主席の訪韓が取り沙汰される中、中国は韓国との関係をどうしていこうというのか?
この日行われる2つの会談の最新動向を交え、今後の東アジア情勢を読み解く。
●本日のテーマ 「徹底検証! 日中&中韓首脳会談」
中国・北京を訪問している安倍首相と習近平国家主席の会談が日本時間の午後6時ごろから行われ、現在は習主席主催の夕食会が行われている。
また、韓国・文在寅大統領も北京を訪問し、日中首脳会談に先駆けて習主席との会談を行った。
きょう行われた2つの首脳会談を徹底検証し、2020年の東アジア情勢を読み解く。
来年春には習主席の日本への国賓訪問が予定されている。
●「南シナ海」 両首脳は
日中首脳会談が今日行われた。
安倍総理南シナ海の係争中地域の非軍事化の指摘をした。
林芳正、「毎回聞いている話ではない。ASEAN諸国と中国の間で色んな問題があり、そこが米国と中国の防衛の問題の原因になっている。アジア全体のことを責任をもってやろうという1つの現れ」
朱建榮、「係争中というのは中国も一定の主張もあるが、非軍事化をしてほしいということ」
興梠一郎、「中国は南シナ海でインフラ建設を行っているとはっきり書いている。軍事的なものではないため向こうは譲れないのではないか」
●速報!“安倍習会談” 「日中の懸案」に両首相は

日中首脳会談 ポイント

安倍首相からの指摘
南シナ海の安定
南シナ海の抗争中地域の非軍事化
・法人拘束事案について速やかな対応
・香港情勢の早期収拾、ウイグル地区の透明性のある説明
朝鮮半島の非核化、安保理決議の完全履行を確認
東シナ海の安定について、安倍首相は東シナ海の安定なくして真の日中関係の改善なしという考えに基づき、尖閣諸島周辺海域を含む東シナ海の問題について中国側の対応を強く求めた。
その上で、両首脳は東シナ海を平和、協力、友好の防衛当局間の海空連絡メカニズムを進めていくことを確認。
林芳正、「中国側の対応を強く求めた。連絡メカニズムは何か起きた時にホットラインを作って軍事衝突的なものの前触れを回避しようというとても大事なこと」

興梠一郎、「今年の大阪G20サミットで安倍首相は香港情勢の早期収拾を求めた。その後香港問題、ウイグル問題の状況が大きく変化した。ポンぺオ国務長官習近平国家主席と呼ばないで総書記と呼んだ。中国を国民と呼ばず共産党と呼んだ。習近平は選挙で選ばれたわけではない。ウイグルでは習近平は容赦するな、と言っている。ウイグルを監視する末端の人間が疲れてリークし始めた。中国の内部で変動が起こり始めている。ウイグル問題は意外に裾野が広くなっている」
朱建榮、「安倍首相が”透明性のある説明を求めた”、と言う言葉は相当慎重に考えたもの。国連で新疆政策での人権問題を取り上げたのは世界で22ヵ国、ところが擁護したのは60ヵ国以上になる。アラブ諸国で非難した国は1つもなかった。そこにはテロというのが共通の問題だからだ」

【提言】 「2020年日本の対中戦略は」

興梠一郎 「毛沢東の約束」
 中国はやはり民主化しないと人権問題もクリアできないし東アジアも安定しない。1945年に毛沢東普通選挙をやる、と書いている。孫文の三民主主義(民族の独立・民権の伸張・民生の安定)に民主化がある。毛沢東はここで民主化すると言っている。
朱建榮 「建設的アドバイザー」
 中国は”中所得国の罠”を越えて成長するにはどうすればいいのか。そういう意味で日本はこれから中国が世界に認められるにはどうすればいいのか、建設的アドバイザーになってほしい。
林芳正 「大国間の大人の関係」
 2国間だけではなくて周りの目を気にする。中国はそれだけ大きな国になっているのだから大人の関係になって日中関係を見る。
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html