じじぃの「がんと余命宣告・肺がん、肝臓がん・最期は苦しみますか?夕刊フジ」

男性の死亡率 厚生労働省 (男)

夕刊フジ』 2019年12月19日発行

【続々・長生きは本当に幸せか】

がんと「余命宣告」の最新事情 高齢者の治療ポイントは安易に手術をしないこと より

たしかに昔に比べ、がんは苦しんで死ぬ病ではなくなりました。
末期で余命宣告を受けた患者さんがいちばん気にするのが、「最期は苦しみますか?」ということです。
これに対する答えは、がんの部位によります。たとえば、すい臓がんが骨転移をした場合は、腰部が激しい痛みに襲われます。腰椎周辺には太い神経があり、がんがそれを圧迫するからです。
肝臓がんも痛みが激しいがんといえます。末期になると患者は体をのけぞらせて痛がるといいます。肺がんも痛みがきついとされます。肺全体に転移していくので、息苦しさに苦しむ患者さんが多いのです。とはいえ、がんの痛みは、年齢によって異なり、年をとればとるほど穏やかになるといいます。
このようながんに比べ、心肺の疾患は、痛みが激しいとされます。たとえば、最近の死因の第3位、年間約12万人が亡くなっている肺炎は、高熱にうなされ、呼吸が困難となり、苦しみのうちに意識もうろうとなって死んでいきます。
心不全もまた苦しみがきついとされます。心臓の機能が低下して全身に十分な血液を送り出せなくなると、最終的に肺の血流が悪化して肺水腫を併発します。そうなると、苦しみが待っています。急性心筋梗塞も、強烈な痛みが胸に走り、患者はもがき苦しみながら死んでいくとされます。私は、かつて心動脈バイパス手術を受けたので、心肺疾患の前兆となる痛みを経験しています。
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最終的な余命宣告は、本当の終末期になったときです。「持ってあと3ヵ月」などと、宣告されます。この場合は、もう治療法はないので、あとは緩和ケアのみとなります。延命治療(人工呼吸、透析など)を拒否して、穏やかに死んでいきたいものです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
現代人はだいたい何歳ぐらいで死ぬのだろうか。
ネットで「70歳からの生存率」をキーに検索してみた。
男女とも60歳になるまでに死亡する確率は10%以下です。そして死亡率が急激に上昇するのは、男女とも70歳を超えてからということがわかると思います。
グラフを見ると、80歳あたりから急に死ぬ人が多くなっている。

肺がん、肝臓がん 最期は苦しみますか?

「たとえば、すい臓がんが骨転移をした場合は、腰部が激しい痛みに襲われます。腰椎周辺には太い神経があり、がんがそれを圧迫するからです」
痛みが腰にきたら、痛そうだなあ。
「最近の死因の第3位、年間約12万人が亡くなっている肺炎は、高熱にうなされ、呼吸が困難となり、苦しみのうちに意識もうろうとなって死んでいきます」
痛みが腰にこないで、呼吸もちゃんとできますように。