じじぃの「すい臓がんで亡くなった医師・僧侶・ありのままの最期!旅立ちの時」

ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師” 死までの450日 0918 2017 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=qv8Juwq839o
Time To Say Goodbye - Katherine Jenkins 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?time_continue=28&v=BR7EaHbPe54
田中雅博・普門院診療所医師

NHKドキュメンタリー - ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師” 死までの450日 2017年9月18日
始まりは2年前の12月。末期のすい臓がんで余命わずかと宣告された医師がいると聞き、取材に向かった。田中雅博さん(当時69)。
医師として、僧侶として終末期の患者に穏やかな死を迎えさせてきた「看取りのスペシャリスト」だ。これまで千人以上を看取った田中さんの「究極の理想の死」を記録しようと始めた撮影。しかし、次々と想定外の出来事が…。看取りのスペシャリストが見せてくれたありのままの最期、450日の記録。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92935/2935010/index.html
9月18日、NHK ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師” 死までの450日 より
始まりは2年前の12月。
余命僅かと宣告された医師がいると聞き、取材に向かった。
診療所の院長室で、
番組ディレクターの佐野さん、「先生は? こちらにいらっしゃいます」
田中さんは、医師として僧侶として1000人以上の死を看取ってきた。
日本にまだホスピスがほとんどなかった27年前から、終末期の患者に寄り添い穏やかな死を迎えさせてきた。
栃木県益子町
ここで、田中さんと妻の貞雅さんが夫婦で緩和ケアを実践してきた。貞雅さんも同じく医師で僧侶。
看取りのスペシャリスト
患者の女性、「お陀仏がいい」
中医師、「お陀仏するとどうなります?」
患者の女性、「なってみないとわからない」
中医師、「何かしたいことがあります?」
患者の男性、「十分です」
中医師、「十分? 十分ですか」
私は、その看取りのプロ自らが末期がんとなり、どんな最期を迎えるのか知りたかった。
中医師、「放送は全部終わって、私が死んでお葬式の後くらいでいいんじゃないですか」
佐野さん、「ご自分で番組が見られないことになりますけど」
田中さんは自分が死ぬまでをすべて撮影すればいい、と言う。
この言葉に私は驚いた。
その頃、すい臓がんで亡くなった私の母は病気で弱っていく姿を私たち家族にさえ見せたがらなかったからだ。
看取りのプロの「究極の理想の死」を見届ける。450日に及ぶ密着が始まった。
この診療所で徹底してきたことがある。
1つは、どういう最期を望むのか患者本人の意思を確認し尊重すること。
心臓が止まったら動くように処置してほしいですか? 自分で呼吸ができなかったら人工呼吸器をつけますか? つけない方がいいですか。
もう1つ、徹底してきたことがある。
患者が抱く死の恐怖や不安を取り除くこと。
田中さんが月に1度主催する「がん患者語らいの集い」。患者の苦しみや悩みに、僧侶として耳を傾けること。
田中さんは寝るときによく聴くと言う曲がある。
その曲は、『Time To Say Goodbye』
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看取りのプロの「理想の死」を記録しようと取材を始めた私に田中さんが見せてくれたのは飾ることのない「ありのままの最期」だった。
妻の貞雅さんは、田中さんから寺の住職を引き継ぎこれからも緩和ケアを続けていく。
貞雅さん、「1000人の死を看取っても人の死に慣れることはない」
「葬式まで全部撮影しなさい」と言った田中さん。
その約束を果たすなかで思ったのは、実は「理想の死」なんて最初からなかったのではないかということだ。
田中さんが教えてくれたのは、「死はきれいことではない。思いどおりにいかない」ということだった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
医者で僧侶だった田中雅博さんが亡くなった。
1000人以上の人の死を看取ってきた人の死生観はどういうものなのか、興味深く番組を観た。
死の1週間くらい前から、意識朦朧で、「眠らせて」ばかりを繰り返していた。
亡くなる前は、モルヒネを多用していたのだろうか。
死に顔は、眠っているかのような安らかな顔だった。