じじぃの「血液1滴・マイクロRNA・すい臓がん・超早期がんも見つけられる!がん検査キット」

東芝 がん検査の新技術 13種のがんを1滴の血液で検出

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LLohs9Md-OM

東芝が開発したがん検査キット

血液1滴でがん検査 東芝、21年にもキット実用化

2019/11/25 日本経済新聞
東芝は血液1滴から13種類のがんを発見できる検査キットを開発した。がんにかかっているかどうかを2時間以内に99%の精度で判定できるという。2020年にがん患者を対象に実証試験を始め、21~22年に人間ドックの血液検査などで実用化することを目指す。2万円以下で検査できるようにする考えだ。

東芝感染症検査用などで販売している遺伝子検査チップをもとに開発した。がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出する。

東京医科大学国立がん研究センターが開発に協力した。
過去に採取されたがん患者の血液で精度を検証した。大腸がんや肺がん、膵臓(すいぞう)がんなど13種類のがんについて、何らかのがんにかかっているかどうかを99%の精度で判定できたという。
大きさが1センチメートルに満たない早期のがんも発見できた。医療現場ではこの検査を受けて、どの臓器にがんがあるかを画像診断などで確認する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52551680U9A121C1TJC000/

『ビジュアルで見る 遺伝子・DNAのすべて』

キャット・アーニー/著、長谷川知子、桐谷知未/訳 原書房 2018年発行

RNAの世界

遺伝子活性の微調整から将来的な治療の基盤づくりまで、RNAはただの分子メッセンジャーというよりも、はるかに大きな役割を担っている。

ここまで、RNA(リボ核酸)を、遺伝子とそれがコードするたんぱく質の橋渡しをする分子メッセンジャーという形で見てきた。これはもちろん重要な役割だが、それだけではない。RNAは多様な形と大きさで現れ、細胞のなかでさまざまな仕事をしている。自ら対になって2本鎖RNAやもっと大きく複雑な3次元形状をつくることや、1本鎖DNAと結合してRNA-DNAハイブリッドを生み出すことができる。
また、タンパク質と組み、細胞内で重要な仕事をするリボザイムは、アメリカの科学者シドニー・アルトマンとトーマス・チェックが初めて発見した。ふたりはRNAの謎のいくつかを解明したことで1989年にノーベル化学賞を受賞した。
すべては、ヒトの細胞内に大量のRNAが漂っていることを示している。ヒトゲノムのなかで、伝令RNA(mRNA)に転写され、タンパク質をつくらせる遺伝子は2パーセント未満なのに、他にもDNAの領域の多くがRNAに転写されることがわかってきた。これらをすべてまとめるとゲノムのかなりの部分を占めるが、多くの場合、こういうRNAすべてが何をしているのか、なぜそんなに大量につくられるのかはまだわかっていない。
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科学者たちの現在の考えでは、マイクロRNA(小さなRNA断片)は遺伝子活性を微調整する役割を務め、すべてが適切な働き続けるのを助けている。したがって、ある種のマイクロRNAの不具合が、がんや心臓病などの病気、肥満やアルコール依存症などの健康問題につながっていても不思議ではない。

サイズは小さくても、マイクロRNAは間違いなく大きな影響力を持つが、この小さな分子がどのように遺伝子と健康の制御に役立っているかについては、まだ学ぶべきことがある。

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どうでもいい、じじぃの日記。
暇なもので、病気に関する本やテレビをよく見ている。
すい臓がんは見つかりにくく、すい臓がんの症状が出た時にはすでに末期ということが多い。
最近では、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん、ジャーナリストの竹田圭吾さんがすい臓がんで亡くなった。

東芝 がん検査の新技術 13種のがんを1滴の血液で検出

まあ、人間いつかは死ぬが、すい臓がんが早期発見可能になったことは朗報に違いない。