じじぃの「池上彰が徹底解説・即位礼の秘密4つの品・十二単の秘密!news every」

「即位礼正殿の儀」をノーカットでお届けします(19/10/22)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QBahV46THmk

中国の絹

即位礼正殿の儀

『ビッグヒストリー大図鑑:宇宙と人類 138億年の物語』

デイヴィッド・クリスチャン/監修、ビッグヒストリー・インスティテュート/協力、オフィス宮崎/日本語版編集 河出書房新社 2017年発行

身分を表す衣服 より

布地は農耕時代の初期から作られるようになった。そのころ、かごを編む技術が初めて動植物の繊維に応用されたのである。織物の技術が発達すると、繊維が商品として盛んに取引されるようになり、衣服で社会的地位がわかるようになる。
布地は世界のいくつかの場所で、さまざまな素材を使って独自に発明された。布が使われるようになるのは紀元前7000年ごろからで、最古の布は、近東で栽培化された亜麻の繊維を利用するリネンや、インドで栽培化された綿から作る綿(めん)である。後にはこれに、ユーラシアでは羊からとった羊毛や、南米ではアルパカやラマからとった毛が加わる。メソアメリカでは、布地の材料として綿とアヤテ(リュウゼツランからとる)が主に使われた。
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衣服は、人々が身分を表すのに重要な役目を果たすようになる。エジプトやメソポタミアでは、羊毛より軽くてすべすべしたリネンのほうが高級とされ、裕福な人だけが身につけられる素材だった。多くの社会で、人々が着用できる衣服を法で規定していた。チューダー朝時代のイングランドでは、王家に属する人だけが金色の衣装を着ることができた。

中国では、皇帝とその最も近い親族のみが、鮮やかな黄色を身につけることが許された。

絹は、その光沢、柔らかさ、なめらかさ、そして恒温性(夏涼しく冬暖かいという性質)から特に人気が高かった。中国では紀元前4000年以前にカイコガの繭から絹を作っていた。カイコガは世界で唯一、完全に家畜化された昆虫である。選択繁殖を重ねるうちに飛べなくなり、幼虫の脚も退化した。そのため、平たい盆の上で飼育されるがそこから逃げ出すことはできない。

中国の絹 より

この絵(画像参照)は12世紀初めの中国のもので、女性が絹にアイロン(火のし)をかけているところを描いている。絹はきわめて貴重な織物で、そのため交易品としての絹が運ばれたアジアからヨーロッパまでの陸上ルートはシルクロード」と呼ばれるようになる。中国は6世紀まで絹の製法を独占し、蚕や繭を中国から持ち出すことは重大な罪だった。この絵画自体が絹地に描かれている。

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news every 特別版「即位礼正殿の儀 スペシャル」

2019年10月22日 日テレ
【出演者】藤井貴彦陣内貴美子鈴江奈々、中島芽生、ハードキャッスルエリザベス。平松修造、木原実 【解説】池上彰
29年ぶりの「即位礼」に海外から国王・首脳・要人ら続々。池上彰が「即位礼正殿の儀」の“舞台裏”徹底解説。皇后・雅子さま…“知られざる素顔”。

池上彰が「即位礼正殿の儀」の“舞台裏”徹底解説。

●儀式 日本人も知らない?即位礼の秘密“4つの品”
「即位礼正殿の儀」は、新天皇の即位を国内外に宣明し祝福を受ける儀式。
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)は天皇陛下のみ着ることが許される禁色であり、色は黄櫨染で文様には鳳凰麒麟が描かれている。
黄櫨染御袍は新しい天皇が即位されるたびに新調され、その際、複数同じものを作る。
黄櫨染・・・淡く赤みがかった茶色で、真昼の太陽の色を象徴したものと言われている。
●即位礼 陛下と同じ御衣「聖徳太子像」に「黄櫨染御袍」の秘密
「即位礼正殿の儀」に合わせて作られた黄櫨染御袍は、京都・広隆寺にも寄贈されて聖徳太子の像に着せる。
聖徳太子天皇になる立場だったが、亡くなったため敬意を表し贈ったという言い伝えが広隆寺にある。
聖徳太子立像は11月22日の「聖徳太子御火焚祭」の日のみ公開。
●儀式 皇后さま“十二単”の秘密
十二単は9枚で構成されている。
たくさんある様子を「十二分に」と表現するが、たくさん重ね着しているから「十二単」と呼ぶようになったと言われている。
一般的な十二単の重さは約15キロ。
1990年の上皇后さまがお召しになった十二単は「紅の匂(くれないのにおい)」という重ね色目で、匂い立つかのように紅色が徐々に濃くなっていく様を表現している。
今回の皇后さまの十二単の重ね色目については、まだ伝統的な名前がついているわけではない。
●儀式 陛下が即位を宣言「高御座」
「高御座」は天皇が即位を宣言される「最高の御座」。
高さは約6.5メートル、重さは約8トン。
蕨手は8本、鳳凰は8翼、屋形は8角形。
万葉集に「八隅知之吾大君」という歌がある。
八隅とは四方八方のことで、国の隅々まで治める天皇を表している。
高御座は1913年、大正天皇が即位される時に新調され、昭和、平成、令和に至るまでずっと使ってきた。
普段は京都御所に保管されていて、今回は解体してトラックで皇居に運ばれてきた。
平成の即位礼正殿の儀の時は自衛隊のヘリコプターで運んだ。
●儀式 即位を祝う旗「旙」の秘密
旛の「萬歳」の文字を書いたのは安倍首相。
前回、「萬歳」を書いたのは当時の総理大臣だった海部元首相。
http://www.ntv.co.jp/program/detail/21882483.html
どうでもいい、じじぃの日記。
10月22日 日テレ 「池上彰が「即位礼正殿の儀」の“舞台裏”徹底解説」を観た。
【儀式 皇后さま“十二単”の秘密】
十二単は9枚で構成されている。たくさんある様子を「十二分に」と表現するが、たくさん重ね着しているから「十二単」と呼ぶようになったと言われている。
だそうです。