じじぃの「エボラ出血熱で約2000人の死者がでている国は?池上彰さんのニュース検定」

エボラ出血熱”未承認薬の使用条件検討へ 厚労省(14/10/09)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ZUvxb4Pg0gA

『現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病』

岸本忠三、中嶋彰/著 ブルーバックス 2016年発行

プロローグ より

一度かかった病気には、次はかからない。二度目の「疫」病からは「免」れる、「免疫」という言葉には、そんな意味が込められている。
そうした免疫の働きを担う主役の1つを人類が突きとめたのは、いまから100年以上も前のことだった。日本の北里柴三郎が、破傷風菌の毒素を中和する抗毒素――現代の私たちが「抗体」と呼ぶ免疫分子――を、留学先のドイツで発見したのである。
北里は残念ながらノーベル賞を逃したが、彼の”弟子”は長い時を経て師の無念を晴らした。北里研究所で研究に励み、微生物から感染症の特効薬を探り当てた大村智北里大学特別栄誉教授)が、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞したのだ。

抗体のたぐいまれな働きは、西アフリカでエボラ出血熱が猛威をふるったときにも世界を括目(かつもく)させた。運よく生き残った人の血液から抗体を含む血清が取り出され、患者の治療に使われたのだ。北里が考案した血清療法である。

北里から始まる現代免疫学の歩みは、私たちに「抗体医学」という良薬ももたらした。異物を捕まえる抗体の性質を利用して、関節リウマチなどの自己免疫疾患やがんを治療する医薬だ。
抗体だけではない。人の体の中ではさまざまな免疫細胞が、外部から侵入した病原体や、頻繁に発生するがん細胞と戦いつづけている。外の敵にも、内の敵に対しても、免疫はさまざまな手段を駆使して、人類という種を守ってきてくれたのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
毎朝7:55分頃、テレビ朝日 グッド!モーニングで池上彰さんの「ニュース検定」を観ている。
2019年10月21日。
「テレビリモコンのdボタンを押して番組にご参加ください。クイズに正解してポイントを貯めれば、毎月抽選でプレゼントが当たります。ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします」

エボラ出血熱で約2000人の死者がでている国は?

ケニア
南アフリカ
コンゴ民主共和国
池上彰さん解説】
 答えはコンゴ民主共和国
 今年8月アフリカ中部にあるコンゴ民主共和国から帰国した女性が発熱を訴え、エボラ出血熱が疑われました。エボラ出血熱と聞いただけで政府に衝撃が走りました。感染すると死亡する可能性が高いからです。致死率は20%から90%の間で変動していますが、平均すると2人に1人が死亡しています。去年8月からコンゴ民主共和国で急速に広がっていて、死者はこれまでにおよそ2000人に上っています。感染拡大を防ぐためWHO(世界保健機関)は7月に緊急事態宣言を出しました。エボラ出血熱は、1976年に現在の南スーダンコンゴ民主共和国で初めて見つかったウイルス性感染症です。患者の血や唾などに触れることで人から人に感染します。2014年から16年には西アフリカで1万人以上が死亡し、史上最悪の流行となりました。
このエボラ出血熱に対して今のところ決定的な治療法はないとのこと。
エボラ出血熱の発症は突発的で進行の具合は、重症インフルエンザに似ているのだそうだ。
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大特別栄誉教授・大村智さんの開発した薬とどこかで重なっているのかもしれない。