じじぃの「タコの不思議な生態・オスは命がけで交接します!身近な生き物」

タコの交接(交尾)at 室戸20140622

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zEMBDmDBDgE

マダコの雌雄の見分け方

(kannousuiken-osaka.or.jp HP より)

マダコ

大阪府立環境農林水産総合研究所
タコは神経質で汚れた壺には入らず、水槽に多数閉じこめるとストレスで自分の足を噛みちぎって死んでしまいます。岩穴、砂場(貝殻や石で砦を作る)、 海底の障害物などを巣としなわばりを作って孤独に暮らしていますが、交尾期の3月ごろオスはメスの巣を訪ね歩いて交尾をします。漁では壺1個に1個体しか入らないのがふつうですが、この時期には メスが入った壺にオスが貼り付き壺に2個体入ることがあります。
タコの体で、一般に「吸い口」と呼ばれる管は呼吸した水を吹き出し、逃げる時に墨や水を噴射する出水管で、8本の足は目から右左に第1腕~4腕と数え、オスの右第3腕は他と違って太短い交接腕となり、繁殖時に雌の体内に精子の入った4カプセルを送り込む役目をします。
商売道具の吸盤は表皮が定期的にはがれ、常に吸着力を高く保っています。オスは大きな吸盤をもち、それでも雌雄の識別ができます。産卵は春~秋に巣の天井に藤の花のように卵を産みつけ、母ダコはふ化まで餌もとらず、吸盤でほこりをぬぐい、新鮮な水を吹きかけ、卵がふ化した後にやせ細って死んでしまいます。ふ化したタコの赤ちゃんは腕に3個の吸盤を持ち、しばらく浮遊生活をし(ちりめんじゃこをよく見ると、この時期のタコの子が混じっていることがある)、吸盤が15個ほどになると海底で生活を始め、成長につれて吸盤が増えます。
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/zukan/zukan_database/osakawanikimono/385c4e95fd0b200/775c4e979420c79.html

『身近な生き物 オス・メス「見分け方」事典』

木村悦子、今泉忠明/著 ベレ出版 2019年発行

8本ある腕のうち1本の先のほうに吸盤がないとオス より

海の生き物の受精は、メスが産んだ卵に精子をかけるスタイルが多いのですが、タコは一風変わっています。タコのオスは、精子の入ったカプセル状のものをメスに渡すことで受精が成立します。
タコの腕(足と呼ばれがちですが、正式には腕)はオスもメスも8本ですが、オスの腕のうち1本は生殖に利用するためのもので、先のほうに吸盤がありません。
それから、吸盤が小さく、同じ大きさのものが2列に並んでいるとメス、吸盤の大きさがバラバラで雑然と並んでいるのがオスという違いもあります。

オスは命がけで交接し、メスは命がけで卵の世話 より

カプセルを渡すだけといっても、この交接行動は比較的長い時間をかけて行われ、オスはこの後、死亡します。
卵の受精に成功したメスは、岩棚の下などに卵を産みつけると。食べ物もとらず、その場から離れなくなります。卵は房状になっており、新鮮な水を送ったり、腕でやさしくなでたりして、注意深く見守ります。
メスは卵が孵化するタイミングで息絶えてしまい、子どもの卵はオスにもメスにも育ててもらえませんが、卵の中にたくわえられた栄養を吸収して成長します。

                  • -

どうでもいい、じじぃの日記。
タコは魚か?
魚は水の中にすむ背骨のある動物をいう。
タコは水の中にすむが、背骨のない軟体動物というのが正解です。
オスのタコは8本ある腕のうち1本は単なる腕ではなく、交接腕なのだそうです。
オスは、この交接腕からメスの体内に精子の入ったカプセルを送りこんで、死んでしまうのだそうです。
なんか、せつないですね~え。