じじぃの「有機ELディスプレー・世界で7番目に高価な金属・イリジウム!日本が誇るスーパー技術」

サムスンの折りたたみ有機ELスマホSamsung Galaxy Fold」をハンドリング!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OEWZCHbP_0w

イリジウムは酸にもアルカリにも溶けない

融点は約2500度と超高温であり、加工が難しい

金ではない。世界で最も高価な金属(ランキング)

2019年2月15日 ailovei
世界で7番目に高価な金属・イリジウム!日本が誇るスーパー技術
世界一価値のある金属といえば、金やプラチナを思い浮かべるかもしれないが、実はそれより何千倍も高価な金属が存在する。その価値の高さは、たとえばその金属の希少さや性質、製造の難度などの要素がからんでくる。
https://ailovei.com/?p=91676

週刊ダイヤモンド 2019年9月21日号』

特集 ものづくりニッポンの悪夢 日韓激突!

世界シェア9割の有機EL材料工場で見た 日本が誇るスーパー技術 より

日本には、有機ELディスプレーに欠かせない材料で、世界シェア9割を握る企業がある。フルヤ金属だ。売上高わずか214億円。なぜそんな企業が世界を席巻しているのか。

日本屈指の乗降客数を誇る東京・池袋駅から、JR山手線で2分。池袋駅に比べるとぐんと静かな大塚駅で降り、数分歩くとその会社の本社はある。
フルヤ金属――。売上高わずか214億円。だが、有機ELディスプレーに必須の、とある材料の供給を一手に担う、知る人ぞ知る企業だ。
有機ELといえば、米アップルのiPhoneにも採用されている“宝の山”だ。フルヤ金属が手掛けているのは、有機ELの発光材料として採用されている「燐光(りんこう)材」向けの1次材料だ。いわば有機ELの“大本”であり、その名を「高純度イリジウム化合物」という。

その世界シェアたるや、なんと9割に上る。つまり、韓国サムスン電子製であろうが、同LGディスプレイ製だろうが、世界中の有機ELという有機ELのほぼ全てに、フルヤ金属の材料がないと作れない。

なぜ年商わずか200億円の企業が世界を席巻できたのか。それはずばり、イリジウムという金属の扱いがとてつもなく難しいからだ。
そもそもイリジウムとは、「水兵リーベ僕の船……」でおなじみの周期表でいう「原子番号77」に当たるレアメタルで、調達からして難しい。しかも、融点は2454度と超高温。酸にもアルカリにも溶けない。
フルヤ金属は、このイリジウムの精製、加工に約40年をささげてきた。実は、1968年の設立当時は、金やプラチナの地金の販売などを行う一貴金属企業にすぎなかった。しかし、貴金属業界のライバルには江戸時代に幕府の命を受けて金銀の改鋳事業を始めた徳力本店や、明治時代に両替商として創業した田中貴金属工業など、由緒正しき老舗企業が並んでいた。
これでは将来性がないと、現社長の古屋堯民氏が始めたのが工業用の貴金属事業であり、その主力の一つに据えたのが、“普通の会社”が持て余してきたイリジウムの加工だった。
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イリジウムは1g当たり実に5000円もする高価な金属だが、ルツボは過酷な環境下で使われるため、1~2年もするとぼろぼろになる。フルヤ金属はひしゃげたり、摩耗したりした顧客のルツボを預かり、1ヵ月~1ヵ月半という短期間で新品同様によみがえらせる技術も確立している。
こうして国産初のイリジウムルツボの開発を成功させてから38年で、「結晶育成用イリジウムルツボ」において世界シェア7割を占めるまでになった。
そして――。7~8年ほど前から、ルツボと並んでフルヤ金属を潤わせるようになったイリジウム製品が、冒頭の有機ELの燐光材向け1次材料だ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
最近、家電量販店のテレビ売り場では「有機EL」の文字が目立つようになった。
ELは、「Electro Luminescence(エレクトロ・ルミネッセンス)」のことで、有機EL有機化合物に電圧をかけると光を放つ発光素材だ。
有機ELパネルは「曲げる」「折り畳む」というまったく新しい機能を実現できると、韓国、中国、台湾、日本で競争が激化している。
フルヤ金属。
「その世界シェアたるや、なんと9割に上る。つまり、韓国サムスン電子製であろうが、同LGディスプレイ製だろうが、世界中の有機ELという有機ELのほぼ全てに、フルヤ金属の材料がないと作れない」
しかし、その有機ELディスプレーは日本の「フルヤ金属」の製品がないと作れないというから驚きました。