三浦瑠麗氏「悪化する日韓関係を良くするのは絶望的!」韓国の反撃…!?日本の"ホワイト国"除外について考える
韓国・反日政策の根底にあるもの
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大下容子ワイド!スクランブル
2019年8月28日 テレビ朝日
【司会】小松靖、大下容子 【コメンテーター】柳澤秀夫(ジャーナリスト)、デーブスペクター(TVプロデューサー)、萩谷麻衣子(弁護士)、黒鉄ヒロシ(漫画家) 【解説】鈴木琢磨(毎日新聞編集委員)
●黒鉄ヒロシが読み解く 韓国・反日政策の根底にあるもの
小松靖、「これが中国で売られている東アジアの地図です。朝鮮半島には国境線がありません。黒鉄さんのポイントは『中国からの距離』です。確かに中国を中心にした同心円が描かれています。遠くになるにつれて中国→朝鮮→日本になっています」
黒鉄ヒロシ、「韓国問題を語ろうとすると私は古代からやる。朝鮮は無抵抗で中国の属国にされた。おそらく朝鮮の人は著しく傷ついた。彼らは徳のある人中国を金にして、銀の位置に坐ったのです。日本は銅で、金→銀→銅です。銀の国は金になりたいと思うのが普通ですが銀であきらめたのです。自らを中国にはめたのです。中国あっての私と。そのことで日本に対し差別的に出た。近代になって日本に蹂躙される。自分の方が上なのに何で日本ごときにこういう目にあわされなければならないのだ、とこれは証拠がたくさんある。反日・抗日になるときに韓国は国家をつくる理念に反日でつくったのです。しかし反日で国家は成立しない。彼らはどこまでも正義で正しい、徳があって大事なのは儒教の根本は自分たちだ。中国よりも上だという妄想発想。それは精神分析で自らを隠蔽し、ねじ曲げて信じ込んでいるロマンチストです。彼らと話をしても合わない。一貫性がない。この論理は自分たちが正しいと思い込んでいる」
大下容子、「GSOMIAなどで彼らが振り上げたこぶしの降ろし方はどうなのか」
黒鉄ヒロシ、「無理解と知識不足。話して納得して了解することはなく自分が正しい、と振り上げたこぶしは正しいのです。習近平が朴槿恵に『もう1回属国になるか』とブラック・ユーモアを言った。文在寅大統領は中国中心の銀の位置に戻りたいのです」
柳澤秀夫、「話を聞いていると日本と韓国の間では落ち合うところがないということか。かつて金大中と小淵総理との間で新しい日韓関係をつくろう過去については置いといて未来志向というパートナシップ宣言をした。韓国が反日だけでできていると思った瞬間にもう未来が見えてこなくなってくる」
黒鉄ヒロシ、「『断韓』と言ったことがあるが『正韓』です」
https://www.tv-asahi.co.jp/scramble/
中国文明の力量と停滞 より
中国と同じ東アジアにある韓国、北朝鮮あるいは中華民国(台湾)といった国家について、中国の朱子学(儒教)の影響を語ってきた。
では、もう1つの東アジアの国家日本についても朱子学の影響は存在したのか、を語らねばならない。
まず簡単に結論を言ってしまえば、「強い影響は受けたが、それを改変して独自の文明圏を築いた」というところだろうか。例えば、これまでの分析によって、読者は共産主義国家である中国および北朝鮮、そして資本主義国家である韓国および台湾のどちらも、現在でもファミリー汚職が盛んに行われれおり、その共通性は朱子学に原因があることを理解していただいたと思う。
しかし、現在の日本にはそうした問題はまったくないと言っていいだろう。例えば、この稿を書いている時点の日本国総理大臣は安倍晋三氏だが、安倍氏が政権の座にあるからといって、韓国のように親族が安倍氏に寄生して本人を汚職まみれにしてしまうとか、あるいは中国のように安倍氏の母が息子の権力によって莫大な金を不正蓄財するということはない。
もちろん、どんな国にも例外というものはあり、汚職というものが根絶されているわけではないが、少なくとも「東アジア朱子学型のファミリー汚職」はない。日本はこの問題について朱子学を克服していると言えるわけだ。
克服という言葉を使ったのは、日本にも朱子学が伝わり、その影響、私に言わせれば「毒」に汚染されたことはあるからだ。だが、現在もその汚染が続いているとすれば、ファミリー汚職は根絶できないはずである。つまり、この日本のこの現状は、まさに朱子学の毒を克服した状態なのである。
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朱子学(Cheng-Zhu school)は哲学だと中国人は主張する。つまり宗教ではないという意味だ。しかし、実際は極めて強烈な宗教であることを、これまでの記述で読者は納得していただけたと思う。
まず、あらゆる道徳の中で親に対する忠節である「孝」を極端に重んじること。そして、人間を朱子学を身につけているかいないかで厳しく峻別する身分制度を生むこと。また、王者の条件を「徳」の有無によって決定するから王朝交代を可能とする副作用もある。
「孝」を重んじるという特質は、朱子学以前の儒教から重要視されていたが、儒教の祖である孔子(BC552?~479年)は身分制度について朱子(または朱熹 1130~1200年)よりはるかに寛容であった。人間には優れた人間と劣った人間がいることは認めていたが、それを身分制度で固定しようという発想は孔子にはなかった。
もう1つ、孔子になく朱子学以後の儒教に明確にあるのが、独善性と排他性だ。これが中国こそ世界一で他に国は無いという、古来から存在した独善的な中華思想を、より強める結果になった。
なぜそうなったかは、既に詳しく述べたところだが、やはり靖康(せいこう)の変(1126年)の影響が極めて大きいと思う。今の中国人はこの「変」のことを意識していない人がほとんどだ。知識人でもよほど歴史に詳しい人でない限り、この「変」のことは忘れている。
しかし、私のように中国全体を外から見た人間が、かつて人類文明の最先端を進み、中華思想はあったものの周辺の民族には寛容であった中国人が、なぜ進取の気性を失い他民族に対して極めて排他的な考えを持つようになったのか、その淵源を辿っていくと、この靖康に突き当たるのである。